青春の輪郭
作詞:TATSUNE/作曲:SHIBU

歌:
DOLLCHESTRA(103期)
村野さやか(CV.野中ここな)
夕霧綴理(CV.佐々木琴子)





(さやか)Ah- 腕を伸ばしたら

届きそうな数センチでも

余所見した瞬間遠くなってしまう

(綴理)ペダルを強く踏み込んでも

追い越すことは出来ずに終わったんだ

(さやか)Ah- 眩しすぎて

(綴理)嫌いな日々だ



(綴理)乾いた空気が 吹き抜ける校庭で

探してたんだよ 正しく生きる意味を

(さやか)汗ばむ背中に

スプリンクラーの水浴びて

大声で叫んだら 何か変わると信じていた

(綴理)青春はどこへ 隠れてしまったのか

(さやか)校庭の外は 矢印が無くて怖い

(綴理)それでも掴んだ

ハンドルの向きは ただ真っ直ぐに

(さやか)走り抜ける


(二人)Ah- 腕を伸ばしたら

届きそうな数センチでも

余所見した瞬間 遠くなってしまう

(綴理)ペダルを強く踏み込んでも

(さやか)追い越すことは出来ず終わりそうで

(二人)Ah- ぼくの今を邪魔させるもん

崩れかけの髪さえも美しいんだ



(さやか)少しの勇気が 言葉に宿ったことで

忘れてたんだよ 不安に生きる日々を

(綴理)これこそがアイロニー

誰かと自分比べない方が楽かもしれないと

認めるなど有り得なかった

(さやか)青春が何か

今でも分からないけど

(綴理)確かな答えを知りたくないとも思う

(さやか)それでも探した

ハンドルの向きは今日も真っ直ぐに

(綴理)速度上げる


(二人)Ah- 胸を焦がすほどに

必死だった数センチでも

通り過ぎ だんだん過去になってしまう

(綴理)ペダルを強く踏み込むのは

(さやか)追い越したこと嬉しく思ったから

(二人)Ah- ぼくの今を笑わせるもんか

この景色に言葉など要らないんだ



(綴理)ブレーキをかけたのに

まだ走ってる気分で

それはきっと心が熱に浮かされたんだろう

(さやか)自転車を降りて

見えた空は雲ひとつ無い青だ

悲しいくらいに


(二人)Ah- 腕を伸ばしても届かないよ

数センチでも

最初から全然違うものだった

(綴理)つまり青春を目指したはずが

(さやか)自己満足の旅で終わりそうで

(二人)Ah- だけど無駄になることはないさ

走り抜けた距離は確かにあるんだ