(綴理)分かったフリしないでよ
教科書を読み込んだところで
きっと気付けない
(さやか)感情は不確かで自分すら悩ませる
似たような飾りで溢れた世界を眺めて
(二人)Ah- 重力に身を任せた
(綴理)息の詰まる集会
ねえ 仮初めの笑顔
振り撒いて作った繋がりは
何年持ちますか?
(さやか)王様が入れ替わり
周りの席を奪い合う
もう馬鹿馬鹿しい歴史だ
(綴理)ほんの少し外側に座れば
景色が良く見えて
退屈な話題も耳に届かない
(さやか)意味もなくお互いのことを
カテゴライズして Sorry
(二人)場所が違ったんだ
(二人)分かったフリしないでよ
不幸自慢したいわけでも強がりでもない
存在を比べても自分見失うだけ
誰も私の代わりには成らないで欲しい
Ah- 勝手な祈りを胸に また歩き出す
(さやか)横並びの競争
ねえ 不自然な笑顔
頑張って作って来た空気
酸素は足りますか?
(綴理)毎日が綱渡り
刺激を避けて探り合う
もう忌々しいルールだ
(さやか)線を引いた教室と廊下の
狭間で切り替わる
窮屈な平和と理不尽な自由
(綴理)慎重に積み上げる
嘘のコミュニケーションが No way
(二人)許せなかったんだ
(二人)正しいフリしないでよ
決め付けの言葉の羅列には惑わされない
順番を待つことが利口だと信じてた
誰も私の苦しみに触れないで欲しい
Ah- 心配は要らないから
(綴理)透明な窓の外
広がる空が綺麗で ふと手を伸ばした
(さやか)傷付いて消えそうな
心の孤独な痛みも 後悔も焦燥も全部
「愛したいんだ」って
(綴理)言えない (さやか)だけど
(綴理)分かったフリしないでよ
教科書を読み込んだところで
きっと気付けない
(さやか)感情は不確かで自分すら悩ませる
(二人)似たような飾りで
溢れた世界を眺めて
Ah- 重力に身を任せた
(さやか)やわらかな風吹けば
肯定された気がして
(二人)視界は晴れる