「何ソレありえないんだけどww」
「そんなの分かってんだけどさ~・・・」
学校へ向かって自転車を漕いでいるとき、
“夢”のことを、いつも一緒に行っている加奈に話した。
加奈はなんでも話せる仲だから。
「ホントに言ったの!言われたの!」
「HAHAHA」
「ホントだと思ってないでしょ?ホントに包帯なかったし、言ってたの!」
「だってあいつあれじゃん、絶対外さないじゃん」
「だから、あいつ、能力者なんだよ!mjd」
「漫画じゃないんだからそんなこと・・・」
「あるんだよッ!」
いつもこんなことばっかり言ってるし、
ラノベ大好きなあたしが言っても説得力ないかもだけどw
「だってさ加奈、この世にモノホンの能力者どんだけいるか知ってんの!?」
「桜は知ってんの?」
「知らないよッッ!」
「知らないんじゃん」
「知るわけ無いじゃんw」
いっつもこんな会話してるうちらw
気づいたら学校の前にいた。
「よッ!」
前の方から声がして、見てみると挙げてる左手に包帯を巻いた石野がいた。
「おぉ~!イシノじゃんw」
「・・・ッ、イシノじゃないイシノヤだ!」
「あれ~?そうだったっけぇw」
「は~・・・、また後でな、篠田も。」
「え・・あ、ういっす」
突然言われて少しビックリした。
いままで加奈と話してたのにいきなりあたしの名前出すんだもんw
元気に去っていった石野を見届けてから加奈が振り返った
「ほら。何にも変なことなんてないし、桜が石野のこと好きで見た夢でしょ
普段から能力がどーのこーのって言ってるし」
「そうかな~・・・」
箱の中身は
頭を出し始めていた――
