今日は放課後に子供達を連れてマクドナルドに行き、そこでママ友と合流し遊んでいた。

すると外でガッシャーーンと音がして見てみると車同士の接触事故だった。


ぶつかったのは、恐らく新車だろうと思われるピカピカの真っ白いベンツとちょっと古めのジャガーだった。高級車二台の事故は人目を引き、店内の人も何人かがわーーっと窓際に駆け寄り事の行方を見ていた。私たちの子供達、特に2歳のことちゃんとその友達の同じく2歳のるるちゃんが1番良い席を陣取り、分かりもしないのに指差しながら「どーん、したね!」と興奮気味に私に言ってきたりした。まぁ、二人共それなりにお金は持っていそうなのできっと保険にもきちんと入っているであろうから、どちらかが無き寝入りと言う事態は避けられそうであった。


白いベンツの方は白人の70代のじいさんで、怪我はしていない様だったが「新車なのに~!あらあら可哀そう。」と思いながらい見ていると、ほどなくしてそのベンツの横にぴかぴかに磨き上げられた、恐らく新車だろうと思われる真っ黒のレクサスが横付けして止まった。中からじいさんの奥さんとおぼしきばあさんがシャネルの鞄を肩に引っ掛け降りてきた。なかなかの金持ちっぷりに驚いていると、今度はじいさんの反対側にぴかぴかに磨き上げられた、これまた恐らく新車だろうと思われるBMWが横付けして止まった。出てきた男の横顔はじいさんそっくりで、じいさんに大丈夫か?と言う具合に声をかけ肩をぽんぽんと叩いていた。息子である。どこまで金持ちなんだよ、と更に驚いていると、今度は先ほどのレクサスの横に、またもぴかぴかに磨き上げられた、恐らく最新モデルではないだろうと思われるレクサスが横付けして止まった。今度は娘登場である。どこまで仰々しい家族なんだ。


じいさんの車は確かに、バンパーごと外れてあさっての方向にぶっ飛んではいたが、じいさんはぴんぴんしている。しかもマクドナルドに来ようとしていた時に事故に合ったので腹が減ったままだったらしく、息子が来た後は普通に中で一人で座って大人しくハンバーガーを食べているのに、娘まで駆けつける必要があるだろうか。なんだか分からないが家族愛の強い金持ち一家である。この家族の大げさな行動を見て、始めはじいさんに同情していた私もだんだん一人でがんばっているジャガーのおっさんの方が可哀そうになってくる始末であった。


しかも帰りに子供達を車に乗せて店を出るときに、丁度レッカー車に白いベンツを乗せようとしているところで、私が行こうか行くまいか一旦停止していると、じいさんの息子が早く行けと言う感じで手をブンブン振ったのだが、そのぞんざいなやり方が気に障り車の中で一人で「わかってるよ、ばか!」と叫んでやった。


結果的に大した事のない事故でよかったが、この見ず知らずの金持ち一家に一方的に反感を持った一庶民の私であった。

先週の土曜日はひな祭りだったので、夜はお寿司屋さんでお寿司を買って来た。手巻きや、ビュッフェの食べ放題寿司は時々食べているが、おすし屋さんのお寿司は去年の大晦日ぶりだったで、しぃちゃんも私もテンションが上がった。デザートには、しぃちゃんがこの日、日本語学校からもらってきた紅白饅頭を緑茶と一緒にいただき、大満足であった。しぃちゃんは、あんこを食べると必ず友人のハッチがあんこを食べると頭痛がすると言うことを思い出し、「ハッチあんこ食べれないの可哀そうだね。なんで具合悪くなるんだろうね。美味しいのにね。食べたら死んじゃうのかな。」とやたらに心配する。ハッチは食べたくて仕方無いのに食べたら頭痛がするわけではなく、ただ単純にあんこが嫌いなわけで、私としては全く可哀そうだとは思わないが、しぃちゃんは問題を悲観視し余計な心配を毎回する。


写真は

ヒロのお母さんが日本から送ってくれた可愛いキティ雛と、しぃちゃんとことちゃんがそれぞれ作ってくれた雛人形。

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そして日曜日。

この日は昼からしぃちゃんのクラスメイトの女の子の誕生会に招待されていたのでことちゃんも連れて出かけてきた。その子の家ではなく、友人の家で誕生会は開催されたが、とんでもなく大きな家で庭にはプールやジャグジーは当たり前、バスケットコートまであり、DJを呼んでカキ氷マシーンまで設置し大々的なパーティーであった。

その家族自体もイスラム系アメリカ人だったので、招待客も九割そちらの国の方々で、そちらの国の言葉で会話していたので、私はほぼ誰とも言葉を交わさず、ひたすら時間が過ぎるのを待つしかないと言う苦痛な時間だったが、しぃちゃんはDJの音楽に合わせて友達と踊りまくりかなり楽しんだようである。クラスメイトの誕生会に呼ばれた場合、その場に顔見知りで学校でも時々話しをするお母さんがいてくれると助かるが、今回の様に知ってる人が全くいないと言う事態に陥ることもあり、そうなるとかなり辛く「あーあ、来るんじゃなかった。」と最後まで後悔するはめになる。


週末はこんなふうにゆっくりと過ぎた。と思ったら、夕飯後におもちゃの取り合いでしぃちゃんとことちゃんが大喧嘩を始め、ことちゃんはお盆のおもちゃでしぃちゃんをポコポコと叩き、それに耐え切れなくなったしぃちゃんが「やめてよ~~~~!!」と言いながら、走って逃げ出した。ことちゃんも慌てて立ち上がり、「この野郎!」と言い出しそうな勢いで、お盆を振りかざしたまましぃちゃんを追いかけた。追いかけている最中、開きっ放しだった食洗機のドアに足を引っ掛け、持っていたお盆を前面に勢い良くふっ飛ばしながら、そのままつんのめって転んだ。転んだ直後は一瞬無表情でぼ~っとしていたが、事態を把握した瞬間、悔しさのあまり号泣した。

はぁ、やれやれ、、、の日曜の夜であった。





バカでかい庭

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踊りまくり顔が真っ赤になったしぃちゃん。

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ひたすら滑り台に興じることちゃん。

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もう10日以上も前のことだが、連休を利用してSan Diegoと言うカリフォルニア最南端の町に日帰りでドライブに行って来た。連休を利用してと書いたが、日帰りなので特に連休を利用しなくても本当は行ける。なんとなく「連休を利用して」と書いたほうが、せっかくの連休を有意義に過ごした感じになるので書いてみたまでだ。




今回の最終目的地はアメリカとメキシコの国境線だったのだが、途中で海に停泊させた古い空母を利用した空母博物館によりその周辺にある海沿いの可愛らしい土産物やの集まる一角を散歩したりした。空母博物館に行く前にヒロが車の中で、「前に行った時に見たとき、入場料が大人60ドルくらいした気がする。」と言ったので、私が「え!高い!そんな高いなら全然行きたくない。」と空母博物館行きに勇んで反対したが、「でもその周辺が楽しいから。」と押し切られて結局行くことになったのだ。




到着すると空母博物館のチケット売り場には連休最終日という事もあり、長蛇の列が出来ていた。私が「みんなそんな高いお金払って、しかも並んでまで空母の中を見たいのかね。」と驚いていると、チケット売り場の前の看板に「入場料、大人18ドル」と書いてあった。まさに、びっくり仰天である。思わず「安っ!」と叫びヒロに「18ドルって書いてあるよ!!」と慌てて知らせると「な。以外に安かったな。」と平然と言った。むしろ私よりあんたがびっくり仰天するべきところではないかと思ったりしていると「入りたい?」と聞かれたが、18ドルだったとしてもこの列に並んで入るほどの興味は無かったのでやめた。






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周辺の可愛らしい街には大道芸人が大勢いて、腰に紫のスカーフを巻きつけた火を噴くおっさんや、全身を銀色に塗ってロボットダンスを披露する兄さんがいたが、背中に二体の人形を背負ってダンスをしていたじいさんの安~い感じの芸が一番面白く、しぃちゃんとお笑いした。しぃちゃんはロボットダンスが気に入り、家に帰ってきたから数日は何度もトライしていたが、カクカク感が全く出ない事で自分に自分で腹を立てやめた。




さて、そんな道草をしながらもうちから3時間ほどかけ国境付近に到着した。


ヒロはこれまで何度か一人で国境付近まで車を走らせては現地からわざわざ電話をかけてきて「今、メキシコのすぐ横まで来てる!すげー!メキシコ見えるぞ!」と興奮して話していた。なんだか分からないが、国境に近づくとテンションが上がる性質なのだ。その興奮を私たちにも味あわせたいと言うことで今回の目的地が国境線になったのだ。やはり、国境が見えるところまで来るとヒロのテンションは上がり「ほら、あれ!あの建物はもうメキシコの建物だよ!すぐそこにメキシコ人がいるんだよ!繋がってるのに違う国なんだよ!」と、たくさんしゃべった。確かに島国ニッポンで生まれ育っていると国境を目の当たりにすることはなく、「へ~、すぐそこに見えるけど違う国なのかぁ~。」と不思議な感覚はあったが、「え!!国境?!す、すごーい!!」と、驚愕するような事はなかった。国境を越えなくたって、メキシコ人は毎日見ているし、国交が開かれている国なので好きに行き来できるし、実際去年はメキシコに旅行にも行っている。これが未知の国だったり、原住民が住んでいたりするのなら大興奮できるだろうが、お馴染みメキシコでは国境沿いに建物が見えたくらいでは「すごいね~。」と感想を述べるのが妥当な驚き方だろう。




ちなみに車や徒歩で国境を越えることの出来る場所のすぐ近くにアウトレットショッピングセンターが隣接しており、そこで布団やら鍋やら洋服やらを買い、手に荷物を持ち普通に歩いてメキシコに帰る人たちがたくさんいたが、そっちの方がカルチャーショックで驚いた。国を超えて生活用品を買いにいて、歩いて帰国するなんてすごい!とテンションが上がったが、ヒロにそれを言うと「これだけ近けりゃ、そうするだろ。」と冷めた感じで答えた。国境に関する夫婦間の萌えポイントがだいぶ違うらしい。




しぃちゃんにも色々と国境のことを説明したが、きっとほとんど理解せず聞いていたと思う。


しかし、久しぶりの遠出はなかなか楽しく良い気分転換になったので良かった。




国境↓

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