農業共済新聞に掲載してもらえました | はすみふぁーむ 農業の新たな価値創造〜ワイン&シードル造りを通じて農業の魅力を発信します〜

はすみふぁーむ 農業の新たな価値創造〜ワイン&シードル造りを通じて農業の魅力を発信します〜

2005年に長野県東御市にてワインぶどうを栽培をスタートし、醸造、販売、飲食店までを手がけるワイナリーに成長しました。2022年より古民家Cafe&FarmStayのらのら(飯綱町)も仲間入りし宿泊事業にも着手、信州ワインツーリズムを盛り上げて参ります!

今日はお盆シーズン真っ盛りで素晴らしい天気(暑いですが。。)の信州東御市です。

今朝はメルロー,ピノ・ノワール、甲州種の棚栽培の畑と甲州種の畑にボルドー液を散布。 まだ早い時間だったのでそれほど、汗もかかずに終了できました。その後、ワイナリーに移動して店舗をオープンしました。 本日も5時頃まで営業予定。

さて先日の農業共済新聞ににっくのの日々の取組を取材してもらえました。

$新しい農業のビジネスモデル~日本一小さいワイナリーの挑戦~

以下がその掲載内容です。

自家産ブドウを使って 夢のワイン造り ――
長野県東御市・蓮見喜昭さん
3面・暮らし)【2011年8月2週号】

耕作放棄地を開墾しワイン用ブドウ栽培

 「若い人が農業をやりたいと思えるモデルケースになりたい」と話すのは、長野県東御市祢津で「Hasumi Farm(はすみふぁーむ)」を運営する蓮見喜昭さん(39)。新規就農から7年目、「自分のワインを造りたい」と耕作放棄地を開墾し、ワイン用ブドウを栽培する。自家醸造用のワイナリーを建て、今年は念願の酒造免許を取得した。生産から販売までを自ら手がけるほか、休日には農作業ボランティアなども受け入れて消費者と交流し、農業の魅力を伝えている。


 しなの鉄道田中駅から車で10分ほど、看板が掛かる小さなワイナリーを訪ねた。醸造所に併設した店舗では、2010年産の赤ワインや白ワインをはじめ、ブドウジュースやジャムなども販売する。
 ワインは1本2900円(750ミリリットル)、ブドウジュース900円(720ミリリットル)、ブドウジャム1個550円(いずれも税込み)など。店舗の営業は土日祝日で、有料で試飲もできる。ワインは栽培したブドウをメーカーに委託して醸造した。
 昨年12月にワイナリーが完成し、今年3月に念願の酒造免許を取得した。秋に収穫するブドウで、長年の夢だった自家醸造を開始する。赤、白ワインや東御市産のリンゴを使った果実酒など合わせて3千本の製造が目標だ。
 蓮見さんは「ワインの出来はブドウの質で変わる。病害虫に気をつけています。良いワインができるといいですね」とほほ笑む。
 栽培するブドウは、白ワイン用の「シャルドネ」と「甲州」、赤ワイン用の「メルロー」「ピノ・ノアール」の4品種。4カ所の圃場(約1ヘクタール)で栽培する。
 農業やワイン造りを知ってもらうため、休日はボランティアを募り消費者と農作業を楽しむ。参加者の年齢層も20~60歳代までと幅広い。

自分で一からワイン造りを

 蓮見さんは、愛知県出身で、ワイン醸造も手がける農業生産法人で働いていた。自分の好きなワインを一から作ろうと05年に東御市にIターン就農した。
 標高700メートルほどの祢津地域は、雨が少なく日照時間が長いため、ワイン用ブドウの栽培に適しているという。
 市の農林課や農業農村支援センターの協力を得て、耕作放棄地を借り、面積を増やしてきた。就農直後は特産の『巨峰』を栽培・販売して資金をためながら徐々にワイン用品種に転換してきた。09年産からワインの委託醸造を始め、インターネットを中心に販売してきた。
 蓮見さんは『ワインの質と知名度を上げて経営を軌道に乗せる』と目標を話す。加工・販売を自ら行う6次産業化で収入を安定させ、もうからないといわれる農業のイメージを変えたいと考えている。
 『店舗で地元の野菜を使った料理を提供できるカフェの運営もいいですね』と夢は広がる。
 ワインの醸造には通常年間6キロリットル以上を生産する必要がある。東御市は『とうみSunライズ ワイン・リキュール特区』の認定を受け、年間2キロリットル以上に緩和されている。ワイン用ブドウの栽培適地としてワインのブランド構築を支援している。
 東御市農林課は『蓮見さんの活動を多くの人にしってもらい、ワインの町を目指して市も協力していきたい』としている。


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http://hasumifarm.com

by にっく