開発教材「太陽日周運動再現モデル実験装置-おまわりSUN-」の商品化
東海大学生物学部海洋生物科学科 岡本研

 あなたは子ども達に「どうして太陽が動いて見えるのか」をうまく説明できますか? 「地球が自転しているから相対的に・・・」そんな説明で理解させられますか?

 「太陽は地球の周りを回っている」こう回答した日本の小学校4年生は半数近くに登りました。驚きの数字です。でも,これは当たり前。なぜかというと,日本では教えていないからです。
 そこでこの教材を開発しました。自転している地球を手で持って動かないようにすると,太陽が回るという装置です。大げさな言い方をすると,「宇宙からの視点と地上からの視点の両方を再現できる世界初の教材」ということになります。2年ほど前にナリカから商品化されました。

 

Youtube動画はこちら

 


 販売元はNaRiKaですが,モノタロウからも購入できます。
https://www.monotaro.com/g/04471434/
https://www.rika.com/product/detailed/H45-1306

関係論文はこちら↓
https://www.toray-sf.or.jp/awards/education/pdf/h19_09.pdf

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(English Explanation)
 Commercialization of the development teaching material "Sun Diurnal Motion Reproduction Model Experimental Device-Owari SUN-"
 Department of Marine Biological Sciences, Faculty of Biology, Tokai University Kiwamu Okamoto.

 Can you explain to the children "why the sun seems to move"? Can you understand with such an explanation, "Because the earth is rotating, relatively ..."?

 Nearly half of the 4th graders in Japan who answered, "The sun is orbiting the earth" climbed. It's a surprising number. But this is natural. The reason why is that We don't teach in Japan.
 Therefore, we developed this teaching material. It is a device that turns the sun when you hold the rotating earth in your hand and prevent it from moving. To put it exaggeratedly, it is "the world's first teaching material that can reproduce both the viewpoint from space and the viewpoint from the ground." It was made into a teaching material about two years ago.

The seller is NaRiKa, but you can also purchase from Monotaro.↓

https://www.monotaro.com/g/04471434/
https://www.rika.com/product/detailed/H45-1306

Click here for related papers ↓
https://www.toray-sf.or.jp/awards/education/pdf/h19_09.pdf



 東海大学で,すべてのキャンパスの全学生と全教職員へのコロナワクチン接種を実施することになったらしい。先ほどメールが入った。東海大学は医学部・付属病院を持っており,そこのスタッフが全国7キャンパスを回る特別チームが組織されたようだ。対象は28000人。札幌キャンパスでは1次接種が7月8日~9日,2次接種が8月5日~6日とのこと。医学部を持つ総合大学の強みを活かしたというところかな。これで後期の授業は通常通りやれるのか? そうだといいが,学生の中にも接種をしない学生もいるだろうから,その割合次第なのかな。2日間で一気にやるということは,我々教員も運営には協力することになると思うが,ここはいっちょう頑張りますか!

札幌キャンパス | 大学の概要ページ | 東海大学 - Tokai University

東海大学札幌キャンパスは札幌市のはずれの方 (^_^;) にあります。南区の南沢という丘陵地なんですね。東海大学は多くのキャンパスが丘の上にありますが。ちょっと通学には不便な場所ではありますが頻繁にバスが来ますので・・・。ま,そういう場所なので眺望が素晴らしい。画像は併設する附属高校の校舎と札幌市の町並みです。反対側には多くの山々がそびえています。

理科教育法特論ではアクティブラーニングの方法について実習を通して学びます。今回のメニューは,いろいろな動物の頭骨を観察してその動物を推定するというものです。骨の形状,歯の形状・・・いろいろな観点があります。推定の根拠を発表しあって議論します。なかなかの難題です。

 

 

 

 教職科目「地学実験」の野外観察です。バスで札幌市内の地質観察をやっているのですが,この画像は硬石山のウラの豊平川の河原です。火山岩の柱状節理,断層などを観察しています。さて,実験室で学んだ知識を活かして,岩石の正体を見破れるかな?

 3年前に着任して驚いたことは、東海大学札幌キャンパスの学生は道外出身の学生が多いこと。文系の国際文化学部は道内出身者が多いのですが、生物学部は圧倒的に道外出身者が多い。

 

で、日常的な会話でビュンビュン関西弁が飛び交っている。金沢弁まじりにしゃべる私としては好都合。気楽に話せます。(^^;) 

 

聞くところによると、この傾向は北海道東海大学が統合されてからなんだそうです。

 

特に2012年からは「生物学部」という全国唯一の学部ができて、「北海道で生物を学ぼう!」という学生が増加しているようです。学力も結構高いですね。性格もいいし。すごくいい雰囲気を作ってくれていますよ(画像は生物学部の実習風景)。

 

道外の学生が多いということは逆に言うと道内が少ないということになりますが、実は道内の高校では「東海大学札幌キャンパス生物学部」はあまり認識されていないのです。

 

スポーツは有名なのですが、こういうユニークな理系学部が札幌にあるということに対する認知度が低いのは問題ですね。

 

東海大学札幌キャンパスでは、生物学部の学生で教員免許取得を目指す学生に対して、教職科目として「地学実験」を開講しています。

 

実験室での実験の他、野外観察も2回行きます。画像は札幌市の三角山で岩石の観察をしているところです。

 

どのようにしてこの山ができたのかを、実際に自分たちの目で観察して考えていきます。

 

三角山には大きな崖があって、そこは立ち入り禁止区域なのですが、札幌市の協力の下、安全な場所について許可をもらって観察しています。

 

三角山の学習は地学教育でもあり、環境教育の場でもある、すばらしい教材です。

 

 

 

 

 

 東海大学附属札幌高校にはスクールバスがあって、南区の町中をでっかく「東海大札幌」って書いてあるバスが走り回っています。これがこの間、大学の仲間内で話題になって、「いい宣伝だよね」となったんですが、これって東海大学の附属高校が札幌にあることは宣伝になっても、東海大学そのものが札幌にあることについては宣伝になっていないのでは?と思いました。

 

 元々以前の「東海大四高」という東海大学系列の高校が札幌にあることは北海道民ならたいてい知っていたと思うんですが、大学自体は本州にあるという認識の人が多いんです。2016年に東海大四高が東海大学附属札幌高校と名称変更になったのですが、状況は変わってないかも。

 

 そもそもこの名称変更、大学と高校の区別がつきにくい。略称では

東海大札幌 → 大学のこと (正式には東海大学札幌キャンパス または東海大学札幌校舎)

東海大札幌高 → 高校のこと (正式には東海大学附属札幌高等学校)

 

ん~、ややこしいですね・・・。 (^^;)

 私、元は北海道の公立高校の教員だったんですけど、担任していた生徒を札幌や旭川の東海大学に進学させたことがないんですよね。これ、問題ですよね。

 

 ん~、実は北海道の教育関係者の東海大学の認識は浅いんですよね~・・・。道民は、知っていたとしても、いまだに「北海道東海大学」という認識なんですよ。2008年に全国の東海大学は統合されているんですが・・・。

 

 宣伝しますが、札幌の東海大学は理系(生物学部)と文系(国際文化学部)の2つの学部があって、それぞれにいくつかの学科があります。特徴的なのは「生物学部」ではないでしょうか。全国唯一の学部です。北海道は理学部系の学部学科は少ないので、貴重な存在。北大落ちてウチの生物学部に来ている学生はたくさんいます。

 

今の学部構成になったときの東海大学新聞の記事はコチラ → 

http://tokainewspress.com/view.php?d=379

 

 「学科」としては、生物学部には「生物学科」と「海洋生物科学科」があります。生物学科では両生類、爬虫類、鳥類、植物などの研究をしている先生方が多くて、その関連授業が多いです。海洋の方は魚類、鯨類などの研究が盛んです。詳しくはわかりませんが。

 

 国際文化学部は、地域創造学科、国際コミュニケーション学科、デザイン文化学科の3つ。地域創造はスポーツを中心としています。コミュは外国語。デザインはその名の通り。

 

 今回は概要の紹介でしたが、これから学生の様子など、ゆっくりと紹介しますね。といっても、国際文化学部の学生とはあまりつきあいがないので、生物学部が中心になると思いますけど。

あけましておめでとうございます。

東海大学が箱根駅伝で初優勝しました!なんとあの青山学院を倒したのです。快挙ですね。大学でもなにかセレモニーなどやることになるのでしょうか。

 あのチームって、湘南キャンパスの学生で組織されたものなのでしょうかね? その辺はよくわからないですね。多分そうなんでしょう。東海大学は現在19学部が7つのキャンパスに配置されたマンモス大学となっておりましてね。わからんことが多いです。

 トップに立ったときの殊勲者が札幌出身の、東海大学第四高校卒業生(画像:小松選手)というのもうれしいですね。

 これでウチの大学の人気が上がってくれるといいんですけどね。