hasuki0032のブログ

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今回は現実にあったお話を書きます。

どの地域にも、間取りは惹かれるのに、行ってみると(。´・ω・)?なマンションやアパートがあると思います。外観も一昔、ふた昔前の市営住宅みたいで、中もあまりきれいでなく…。


例です。





僕がこの町に来た時に、案の定僕も「え?これ空いているの?」と疑問に思いつつ訪れました。

駅がまぁまぁ近いのと、相場よりも安い賃料なので、戸数の半分は人が住んでいるようでした。しかし、立地的にはあまり空室は発生しにくいところです。

外観は、本当に市営アパートみたいな、肌色のビルです。






こんなの想像してもらうと伝わりやすいかな。

中は2DK…ですが、8畳DKに7畳和室が二つの組み合わせ。昔からある普通の間取りです。いや、普通よりも広いですね。




作って上げた後で気づきましたが、この間取り図ちょっと違いますね(笑)洗面所はこんなにでかくありません(笑)まぁ…面倒なので放置ということでご了承願いたいです!

時代に合わせて追い炊き設備とカメラ付きのインターホンに変えられていました。お風呂もタイルではないものに変わっていました。でも…それだけでした。






今思えば、昭和後期にはとても高値で賃貸されていたマンションでしょう。駅近で広い複数部屋のマンション、みんなが注目したと思います。

今や勝ち組になってしまった…サザエさん夫婦みたいな会社員と専業主婦の奥様が、小さな子供一人と一緒に住んでいたのかな。子供がもう一人できたり、タラちゃんが自分の部屋をねだったりで…そんなこんなでマイホームを買ったか、もっと大きな家に引っ越したか…そんな間取りです。









建物にも…賃貸用の物件には寿命があります。

最初は当然新築です。みんなが注目して、みんながこぞって入ります。家賃は当然高いですが、それを支払える人々が良い環境を求めて入居されます。新築はいつだって人気ですね。

新築の看板が外れた頃に、価格がこなれてきます。それでもまだまだ、これくらいなら問題ないっていう普通の人々が住むようになります。そうしていくうちに時代は流れ…退去の度に修復を兼ねて設備の近代化が図られます。

それを繰り返しているうちに、どんどんその建物は年老いて…家賃も下げざるを得なくなると、次はその家賃に見合った人々が住むようになります。末期になると、住めたらなんでもいいという人々の選考対象に上がったり。

ずいぶん長い間家主さんもこの建物と一緒に暮らしているでしょう。が、建物を建て替えるのはものすごくしんどい作業です。今住んでいる人々に立ち退きをお願いし、解体し、また新しい建物を建てる…途方もない時間とお金が掛かります。

そんなこんなで、古い建築物と新しい建築物が入り乱れ、街を形作っていますが…経年と寿命には誰も逆らえません。

土地のオーナーさんだって、経年劣化に何もせず胡坐をかいていたわけでもないでしょう。水回りの補修や修理、大規模なものになると外壁の補修や水回りの総入れ替えやエレベーターの増築など、とても大きなお金を使って建物を直していきます。側は鉄筋コンクリートの場合、よっぽど何かない限り築100年だって持つかもしれませんが…賃貸物件としての価値は下がり続けます。

その価値を維持するために、大きなお金をどんどん入れ込んで…。





さて、長らく空いていたこの建物の空室ですが、ある日、一室のみ大規模なリフォームが入ったとの報が入りました。

ぜひ見に来てほしい、と大家さんも意気込んでいるようです。

ですが、この建物付近をよく通る僕は、そんなに大きく変わっていないだろうと思っていました。見た目は一向に、市営住宅ルックですから。




それでも、興味があるので外に出たついでに見に行きました。

中に入ると…

「オパウッ!」

てなくらい変わっていました(笑)

こんな建物の外観で…






この内装!





本当に別世界のようです(笑)

キッチンは今までと同じ作り(homestylerでは相変わらずアメリカンですが、ここは例を貼り付けて想像してください(笑))ですが、キッチンスペースにタイルが嵌め込まれています。






そして、大きめの独立カウンターが設置されていました。古そうなキッチンだって、こうすれば今風に見えますね。ちなみに窓は、本当に丸窓です。






2DKは、一部屋壁を抜いて、1LDKに変わっていました。








今流行りの、白めのフローリング。和室だったあと一部屋もフローリングです。

そして、外洗濯機置き場は…

場所は変わらずですが、洗濯機置き場を部屋にして、そのままベランダに出られる仕様へ!






写真を撮って、家賃とかいろいろ調べると…3000円しか家賃上がっていませんでした(笑)これ、目玉物件過ぎてどうしようかと思いましたよ(笑)

いや、外観と内装のギャップも相まって、自分でこのブログのルールを破って紹介しようかと思うくらい会心の一撃ですね。







しかし、ここは紹介することもないでしょう。それはブログ的にも、リフォームされた時期的にも、そして仕事的にもです。

ネットで紹介する前に、とあるお若い新婚のお客様にお見せすると…即決されました(笑)相場より安い家賃が3000円上がった程度で、こんな家に住めるのですからお客様も喜ぶに決まっています。


特に、外観とのギャップも激しいですしね(笑)




しかし、こういう古い建物がまた息を吹き返す姿はいいですね。新築ばかりがハイグレードなんて僕は思いません。そして新築も…こういう建物と同じようにまた寿命を刻んでいくのですから。

転職しようかなぁ…業界の中でちょっぴり動きたいなぁ…なんて思わされた、とても刺激ある一部屋でした。