本日の絵の解説は…


2002年作…

No.62…「-no@- 005.」…


no@シリーズ第五弾です…


最初にこういう絵を描こうと思ったのは…

「多重人格探偵サイコ」だった…


という話は前にも書いたので省略…


確かこの一作品前の絵から…

「実際の人間が着られるコスチュームを…」と思うように成り…


モデルも(実際のモデルという意味では無く…)…一作品前から固まって…

女でもない…男でもない…

ちょっと不細工な人間…


この…”不細工”と言うとこは可なり重要で…


美人だと…”その人”がメインに成るけど…

それでは…このシリーズに合わない…


確かにモデルは美人が多いけど…

雰囲気を表現できるのは…見た目に惑わされない”ちょっと不細工(個性的とも…)”な人(物)だと自分は思う…


完全なる偏見ですが…(美人に対して…)


ただ…美しいだけのモデルは…

そこで完結していて…それ以上のものを掻き立てられないので…


正直そそられないのは事実…


「こういう格好を誰かしてくれないかな…」
と思うように成ったのも…

そういう見た目に…拘り始めたキッカケでも有る…


美人だと…「ただただエロい…」に成りそうだから…

現実の世界じゃ尚更…


前にも言ったけれど…

自分は絵描き…


決して…エロ雑誌の挿絵を描いてる訳ではない…
(エロ雑誌をディスってる訳ではありません…)


因みに…「この格好してくれないかな…」と言ってけど…
自分に…"させたい癖"はありません…


そういう写真を見る癖もない…


かつて画家のダリが…

「アンダルシアの犬」という…自身のシュルレアリスム世界を映像化した作品があるけど…


あの感じに近いです…


絵を描いてると…
「自分の描いた絵(世界)が現実に成ったらどんなに楽しいだろうか…」と思ったりするものです…


ただ…

実際楽しいと感じてるのは…
「現実に成ったら…」という”妄想”の部分で

本当に現実成ると…
「なんだ…」で終わりそうだけど…


実現したいのが”夢”…
想像したいのが”妄想”…

似て非なるもの…


デザインに関して…最初に言っておきますが…

決して…あの有名なネズミのキャラクターを意識した訳ではありません…

当たり前だ…

この時は…「エロいけど…どこかユーモラス…」と言うものが描きたくて…
こういうデザインに成ったと思います…

この2人は何者なのか…なぜこんな恰好をしてるのか…
なんのためにそこに居るのか…

そういう…「不可解(或いは不快)な心地良さ…」と言うのを持たせるために…

何の脈略もなく…作品の冒頭に登場するアニメキャラ…


そんな事も考えていました…


結局…特に何もする訳でなく触れる訳でも無く…

「ば~んっ。」と出てくる割に…ス~っと通り過ぎるだけだったというキャラ…


しかし…雰囲気もののマンガやおされ系マンガに…絶対的に無くてはならないキャラ…

なんなら主人公より大事だったり…


ただ…「掴みはデカかったけど…内容全く無かった…」
と言うものも結構多いジャンルなので…

買うときは可なり慎重に成ります…


はい…そんな訳で…
「鬼葬」の解説が終了してオリジナルの解説に成りましたが…

このシリーズは…
7年休んでまた絵を描きはじめた頃にも1枚描いています…


そちらの解説は…またその時期が来たら…


では、さいなら…


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