絵の解説…


本日は…

2002年作…No.54「The Domestic Fucker Family」…


この絵から…”鬼葬”に入ります…


この絵は…お恥ずかしい…

「こういうの描きたい…」って気持ちは強かったんだけど…まったく描けなかった…


”THE 空回り”…


こういう絵を描きたいと思ったキッカケは…

自分が…中学生か小学生か…


あるデザインが問題に成って…


なんて言うブランドだったか…そもそもブランドって単位で良いのか…

それすらも分からないんだけど…


トイレマークみたいなキャラクターが…

一人が銃を持って…もう一人に向けてるようなデザインがあった…


今の時代では…なんの変哲も無いようなデザインだけど…

そこに添えられてる文章が拙かったようで…


英文だったから…自分みたいに英語分からない子供には…

「なにが問題…?」という感じだったけど…


英語圏で生きてる人たちには…目を疑うような内容だったらしく…

「こいつら正気かっ?!」みたいな…


ニュースでも取り上げられたりして…



ただ…それがさらに拙かった…


この間書いたみたいに…子供たち(一般で言う”若者”含む)は…

大人たちが騒げば騒ぐほど…どんどんエスカレートして行くもので…


「え?格好良けりゃ別に良くね?」と…更に悪化…


もちろん自分は…子供過ぎたし田舎者過ぎたしで…

「TVの中の出来事…」くらいにしか思ってなかったけど…


でも…”若者”対”大人”って言うのを…

はっきりと見せつけられた出来事でも有って…


記憶に残ったんだろう…


ふっと…あのデザインのことを思い出した…

歌詞や曲は関係ないのに…


この時の自分の歳が…ちょうどあの頃の”若者”たちと同じくらいに成ってたって言うのも…在るだろうし…


「面白半分の反発心。」

学生運動を起こせないほどの…



そういうことも有って…

この絵は…「出来るだけポップに悪い事を描く…」というとこに重点を置いて描いてたと思います…


ただ…余りにも表現力が無く…


描いた当時から…「あんまり見せたくないな…」という気持ちがあったのは…

記憶力がない自分でも…はっきり覚えて居る…


因みに…この絵にはもひとつの失敗が…

黒が…いつも使っているものとちがう…


絵の具が無くなって…お店に買いに行ったんだけど…

普段使ってるものの名前を忘れ…


可なりの青っケツだった自分は…

「絵の具なんて大体同じっしょ…」と言って…


適当に目に止まったのを買った…


そうしたら全然違う…

そりゃそうだ…そうじゃ無いとあんなに種類要らない…


そんなとこも含めて…

この絵にはいろんなことを教えられました…


「お前は甘い。」

改めて見てもそう思い知らされます…


はい…本日の解説はこんな感じでした…


結構周りから影響を受けて描いていたと言うのが…

良く分かったと思います…



だから…

盗作問題って…もっとデリケートな話だと自分は思う…


わたしは誰の味方でもない…”絵”の味方だ…


闇に葬られた絵にも…命は有っただろう…



では、さいなら…


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