61歳の新しいチャレンジで見えてきたこと
E-bike(電動アシスト付き自転車)での旅、目標だった九州最南端から北海道最北端の日本縦断を30日間で達成した夫、”旅行家” 藤原かんいち。
たくさんのみなさんに、クラウドファンディングで応援していただいたり、Facebook をはじめ、 Twitter や Instagram など、さまざまな媒体を通して見守っていただき、本当に感謝いたします。
ありがとうございました。
写真は、当日の最北端到着が夜になってしまったため、後日、青空の下で撮った写真です。
出発してからゴールまで、私も毎日 Facebook で様子をアップして、一緒に旅を楽しみました。
ゴールした途端、気が抜けてブログを書くことも忘れていました。
私は旅をしているわけでもなく、家でのんびりしているはずなのに、どこか力が入っていたのしょうか、なんだか疲れました。
でも、こんな風に家にいながら夫の旅を一緒に盛り上げる感じは、2000年にやった Internet Journey という企画から、私が留守番の時の定番スタイル。
私たちが長年やっている、自分達が旅を楽しむだけではなく、その旅をみなさんと共有したいという気持ちからの行動です。
それをもう何十年もやっているので、私にとっては、何も考えずに体が動くような、当たり前のことという感じでしょうか。
まぁ、旅行家の妻ってことですかね。
夫、藤原かんいちが、バイクで旅をして雑誌に連載を持つようになったのは、30年以上前のこと。
グラフィックデザイナーの仕事をやめて、本格的に旅行家として活動しはじめたのは、2000年にやった Internet Journey からでした。
なにしろ、独身の頃からずっと、旅を中心に暮らしてきました。
それなのに、7年前に心筋梗塞になり、すっかり旅から離れていた夫が還暦を迎えることもあり、新しい旅を企画。
コロナなど動くに動けないこともあって、還暦の年には実現できずにいましたが、61歳になってすぐ、やっと旅にチャレンジすることができました。
そこには、さまざまな思いがあったのだろうと感じています。
そして、今回の旅で、きっとこう思っていることでしょう。
まだやれる!
”旅行家” 藤原かんいちの旅は、まだまだ続くことと思います。
これからも引き続き応援していただけたら嬉しいです。
日本縦断を振り返って(藤原かんいち)
本人からのメッセージ(Facebookから)

1年半前から乗り始めたe-bike。
もちろん最初から旅の相棒として考えていた。
当初、e-bikeでトレーラーを引く日本一周を考えていたが、いくつかの問題から難しくなった。
そこで新たに考えたのが3500キロを30日間で走る日本縦断。
30日間連続で1日120キロ走ればできるはず、しかし、1日で120キロは走ったことあるけど、30日間連続で走ったことはない。
考えるとかなりハードなスケジュール。
アスリートでもない普通の60歳のおっさんに、そんなことできるの?
計画を立てた時点では、30日間でできる可能性は正直なところ10〜20%だったと思う。
しかし、だからこそチャレンジしてみたいと思っていた。できて当たり前のことをしても、チャレンジじゃないからね〜。
いまの自分はどこにいるのか?
いまの自分が持っている可能性を、この旅を通して感じてみたいと思ったのだ。
その後、バイクを漕いで少しずつ筋力をアップ。
僕的な感覚で、できる可能性30〜40%のところで出発を迎えた。
スタートから1週間はチャレンジを始めたテンションの高さと、いまのうちに少しでも距離を稼いでおこうと思いから、ハイペースで進んだ。
2週間目も同じようなペースをキープ。
常に脚の筋肉痛があるのが普通になったが、体力的なきつさは強く感じなかった。
ただ朝7時から夜7〜9時くらいまで走って、それから夕食、洗濯、原稿書き、メールで仕事の連絡など、寝るのは12時を過ぎ。
時間に余裕がないのは確かだった。
夜遅く、スマホで書いている途中の原稿を寝落ちで消してしまったことも笑
旅の途中、妻ヒロコから「ちょっと休息日を取った方がいいよ」と心配をしてくれていたこと。
コラム原稿を書く時間が欲しかったこともあり、15日目、金沢で1日休息日を取ることした。
泊まったのは金沢のゲストハウス「ポンギー」。
ここのオーナーまさきさんは気さくで明るい性格。
同じ歳ということもあり、8年位前に泊まって以来、仲良くさせてもらっていた。
そんなまさきさんが半年前に心筋梗塞。
大病をしたこともあり、再会して直接話しができたことは嬉しかった。
国道最高地の渋峠2172m越え(雹が降って寒かったー)、と金精峠2024m越え。
日本縦断の山場を越えて、南東北に入るとペースダウン。
連日の雨と低温(昼でも12°前後)もあり、走行距離が伸びなくなった。
移動時間を短くしたため、この間に体力が回復。
北東北から体力が復活。
走行距離を伸ばしていった。
予定より1日遅れ、28日目の朝に北海道苫小牧に上陸した。
残り3日間で北海道縦断500キロを走るのはかなり厳しい状況だったが、2日目に泊まるはずの宿が全滅。
最終日に220キロ以上走ることになってしまった。
1日で220キロも走ったことはないし、走れるかどうかもわからない。
しかし一番いけないことは、やる前にあらめること。
とにかく、チャレンジしようと思い朝4時半にスタートした。
走り続けること14時間、ついに霧に霞む宗谷岬が見えてきた。
目標にしてした宗谷岬にe-bikeで、ついに来たぞ。
さらにビックリ。
ホッカイダーこと小原くんがサプライズ、垂れ幕を持って僕の宗谷岬ゴールを祝ってくれた。
30日間に及ぶ旅にオートバイで付き合ってくれた、さすライダーにも感謝感謝だ。
こんな風に、ひとつのことに30日間を全力で使ったのは初めてかもしれない。
肉体的にはハードだったけど、精神的にはとても豊かで、そして充実した30日間だった。
人生で1番、エキサイティングで、幸せな30日間だった。
旅をしている毎日は、見る景色が全てが輝いて見えていた。
未知の世界へ一歩を踏み出したから、新しいことにチャレンジをしたからこそ、見えた景色なのだと思う。
そして何より、旅を続けるエネルギーとなったのが、クラウドファンディングやSNSを通じてもらった応援。
さらに、応援の言葉を直接くれた人もたくさんいた。みんなの存在を常に感じていたからこそ、僕は最後まで諦めずに、走りきれたのだと思います。
心から感謝しています。
”旅行家” 藤原かんいち
還暦夫婦のこれから
今年で、結婚して30年。
グラフィックデザインの専門学校で出会ってから、40年も経ちました。
決してずっと順調だったわけではありません。
結婚前は、会わない期間もあったし、結婚してからも、仕事がうまくいかないことも、将来が不安になったことも、離婚話が持ち上がったこともあります。
自由さと安定の両方が大事な私は、そのたびに気持ちが上下します。
そんな時は、楽天家の夫に助けられたり、逆に苛立ったり…
まぁ、いろいろあるわけです。
それでも、長い期間一緒に旅をしたり、1日中机を並べてそれぞれの仕事をしていたり、もしくは、今回のように数か月別々の生活だったり、いろいろな形があります。
だからこそ、これからも、どうなっていくのかわかりません。
私が、結婚前の20代後半の時、最初に一緒に旅に行かないか、と誘われた時に考えたこと。
想像のできる未来よりも、想像のできない未来を見てみたい
そう思って、大好きな仕事をやめて、一緒に旅に行くことを決めました。
今も、その思いは変わっていないのだと思います。
これからの未来だって、どうなるのか誰にも分からないことがたくさんあります。
それでも、いつでも自分の意志でどちらに向かうかを決め、後悔のない選択を続けていきたいと思っています。
さてさて、還暦も過ぎた夫婦の未来、一体どうなっていくのでしょうか。
まずは、帰宅した夫から、旅の思い出話をたくさん聞かせてもらえることを、とても楽しみにしています。
今回の ”旅行家” 藤原かんいち の旅を応援してくださったみなさん。
本当にありがとうございました。
心から感謝しております。
▼今回の旅の様子が見られるサイト
※メールアドレスを入れるだけの簡単な登録が必要です。
※「eバイク旅ノート」というコラムです。

ライフオーガナイザー&コーチ 藤原浩子
なりたい自分で生きていく!
グラフィックデザインの専門学校を出て、デザイン会社に勤めるが体調を壊して数年で退職。
その後、商業施設の企画・施工管理の会社の企画部で仕事をし、企画の仕事にのめりこんでいた。
ある日、専門学校で一緒だった友人(現在夫)に再会し、勤め人の自分とは全く違い、バイクで旅をするという生き方をしている彼にに興味を持つ。
世界一周を計画している彼から旅に誘われ、「予想できる未来よりも、予想できない未来を見てみたい」と思い、大好きだった仕事を辞め、1991年に夫の旅に同行することを決意。
旅行家である夫とともに何度も海外をバイクで旅し、旅の期間はトータル5年、訪問76カ国。
旅の様子をバイク雑誌や新聞、Web等で発信しながら、フリーランスで街づくりの研究機関の仕事も続けていた。
アフリカを旅した時、物がなくても不便でも助け合いながら生きる人達を見て、日本では、物があっても便利でも心が満たされていない人々が多い気がするのはなぜだろう、と考えるようになった。
さまざまな国の人々の暮らしを目の当たりにしたからこそ、もっと身近にある小さな幸せを感じられる生き方をしたいと思い、普通の日々に目を向けるようになる。
2014年より、暮らしの環境を整える片づけのプロ・ライフオーガナイザーとして活動開始。
家をまるごと片づけることを得意とし、片づけサポート現場実績は800件に迫る。
さまざまな国の人々にふれて感じた、普通の暮らしの中にある小さな豊かさを伝えている。
2018年より、それぞれの幸せを一緒に探していくコーチとしても活動をはじめる。
2021年に、Gallup認定ストレングスコーチを取得し、それぞれが持つ強みを活かすことを伝えている。
近年は、オンラインコーチングスクールのコミュニティの中で、マーケティング講座の講師を担当し、幸せのサイクルのなかで仕事をすることや、自分らしく活動することを伝え、受講生の背中を押しているている。
年を重ね、「なりたい自分の姿」を目指しながら生きていきたい、との思いが強くなった。
自分を活かすことを意識しながら、生き方や暮らし方を自分で選択し、自分の可能性を信じて行動できる人を増やすために活動の幅を広げている。
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