ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質/ナシーム・ニコラス・タレブ
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ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質/ナシーム・ニコラス・タレブ
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ブラックスワンとは「まぐれ」の著者であるレバノン人のタレブ氏の本です。

直訳すると「黒い白鳥」ということになって矛盾しますが英語の意味ではちょっと違います。

どれだけたくさんの白い白鳥を見ても全部の白鳥が白いとは断言できない、起こりそうも無いことが起こる確率はゼロではない、逆に一羽でも黒い白鳥がいたらその事実だけで全ての白鳥が白いわけでは無いことを証明できるというわけです。

人間と七面鳥の例が出てきてスゴく分かりやすいのです。

七面鳥から見ていると人間は毎日おいしい餌をくれる存在です。

100日後にも同じようにおいしい餌をくれるので七面鳥はすっかり人間を信頼します。
でもクリスマスの時にその優しいと思っていた手で首を絞められるのです。

黒い白鳥というのは七面鳥から見た人間のようなものです。
100日あるいは1000日大丈夫だったからといって1001日目が大丈夫と断定することはできない、というのが黒い白鳥なのです。


逆の意味の黒い白鳥とはここ数年の勝間さんのようなビジネス書からマスコミ、政治関係まで一気にポテンシャルを上げて一人勝ちのような構造のことも言います。


この世の冨は均等に配分されずに一部のトップがかなりの部分を独占していしまうパターンも黒い白鳥の一つだと言う事です。


特に金融界ではコンピューターソフトでみんなが同じ分析をするので株価の上下が極端になってしまうこと、去年の衆議院選挙で民主党が圧勝したことなども黒い白鳥現象なのでしょうね。


最後まで読んで又コメントを書きます。