- EQ―こころの知能指数 (講談社プラスアルファ文庫)/ダニエル ゴールマン
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2010年#8
これからはIQではなくEQが大事ということで読み始めましたが脳科学に関する専門的なことを詳しく解説しています。
また情動と免疫の関係など今まであまり知られていないことを教えてくれます。
いつも怒っていると寿命を縮める。家庭内の夫婦間の仲をどうすればうまく保てるか、職場の人間関係を良くするには何が大事か、などを上手くいかない仕組みの解説をしながら説明してくれます。
これからの会社では一人のスーパーマンがいるだけではダメで、会社の業績を上げるにはEQの高い人が大変重要である。
著者はアメリカ人で、アメリカのことを憂いてこの本を書いており、日本はアメリカに比べてEQが高いと考えていたそうです。しかし、この本の前書きで最近の日本での事件などを見て日本人の持つ良さ(日本では日本人の持つ弱点といわれているきっちり白黒をつけない曖昧さ)が最近薄れているのでは、と指摘しています。
世界中で食事や生活様式、EQの高さなど、日本の良さが見直されているのに肝心の日本ではだんだん日本らしさが失われていくという皮肉な状況になっています。
高度成長時代にお父さんが長時間労働(接待とかも含めて)を強いられ、お母さんに育児の全負担をさせて、赤ちゃんから幼児期というEQが身につく大事な時期を両親が余裕のない状況で過ごすということが原因となっているのも知れません。あまり構いすぎても子どもに我慢が身に着かないのでダメ、あまり放任しすぎても子どもが期待されていないと感じるのでダメということを警告しています。