さて、京都駅からまたまた市バス
に乗って 三十三間堂へ向かいます
その前に 甘いものでお茶しようと 三十三間堂近くにある
「七條甘春堂」へ寄ることにします
三十三間堂バス停を下りて少し京都駅へ戻ります。
歩いてほんの1分程度、信号を渡ったらすぐあります。

慶応元年(1865年)創業の老舗和菓子が町家の店内でいただけます。
古いのれんをくぐるとお茶とお菓子がいただける民家です。
右手は お菓子を売っているお店になっています。

靴を脱いで下駄箱に入れると 玄関には生け花が飾られていて
ここを右手に進むと ほんとに昔の民家の部屋になっています。
且坐喫茶(しゃざきっさ) といって
禅宗に端を発し、茶の世界で用いられる一行物で日本流に読めば「且く坐して茶を喫せよ」、「まあ坐ってお茶をおあがりください」といった意味だそうです。
私たちもそうでしたが、入ってきた観光客のみなさんが「えっ??!!」って思うように ごくごく普通の昔の田舎のお部屋なんです


「どうぞ」と案内されると 座布団だけがあって
すでに入店している方が二組いらしてましたが、みなさん座布団に座ってますよ
お茶がだされて だんな様は足の置き場所がないのかきょろきょろ


「このまま食べるの?どうやって?」と不安気な様子
たしかに私も
とりあえず 注文です。
白玉ぜんざい と コーヒー

そうですよ。お膳に運ばれてくるんですよね
こちらは だんな様の注文の品
ぜんざいにコーヒー
って思っちゃったけど、
コーヒーが飲みたいんですって
折り鶴がついてきましたよ
ぜんざいは小豆の粒が大きく 甘みがおさえてあって おいしかったそうです。
お菓子膳 抹茶付

私はもちろん 和菓子のフルコースです
お抹茶に季節の和菓子(この日は「秋の山路」)でした
丹波大納言の冷やし白玉ぜんざい、
くずきりはしこしこしてさっぱり、甘い黒砂糖の蜜でいただきます。
隣のご家族は お昼の御膳のおうどんのようなものを召し上がっていました。
やはり男性軍は足を伸ばし気味で、きょろきょろ珍しそうに見まわして
後ろのふすまをす---っと開けてみました。(うちのだんな様もやっぱり同じ行動を)
「なんだ、押し入れか」ってまたまたうちのだんな様と同じセリフを小さめにポツリ。

奥の障子は雪見障子になっていて 坪庭がありました。
さあ、お昼御飯はあとのお楽しみにして、甘いもので軽く空腹をみたし
いよいよ三十三間堂へ向かいます