子供の学校の関係で、平日は朝6時起きである。夏場はまだ我慢できるが、年末近くになってくると、目覚ましが鳴っても外はまだ闇である。リビングに煌々と電気を点けて取る朝食は、夜食のような雰囲気だ。何とかならぬものか。そこで一案ひらめいた。夏時間ならぬ冬時間の提案だ。11月1日から2月末日まで、日本全国一斉に朝の時間を1時間遅らせる。こうすれば、朝の爽快感が持てるだけでなく、相当の電力の節約になる。夜を1時間遅らせるると元も子もないので、夜は逆に1時間早める。これで1日の労働時間が2時間減る。そもそも、夏と冬では、昼と夜の時間が全然違うのだから、それを同じ条件で働く方がおかしい。時計もない太古の人々は、きっと冬はもっと寝ていたに違いない。これが自然の摂理というものだ。経済が冷えるという意見が出るだろうが、その分、みんな活動せずに寝ていればいいのだ。過労死も減るし、交通事故だって減るだろう。そういうプラス要因を考えれば、けっきょく生活は豊かになるのではないか。
 来週はいよいよ冬至がやってくる。あー、眠い眠い。