■2003/09/27 Sat



  巨人の原監督が辞任した。読売は好きな会社ではないから、大して関心もないのだが、ファンクラブ月例報告にも書いたように、7月のオールスター第1戦の翌朝、新幹線で原監督の素顔を見たので、昨日の辞任会見の発言がようく納得できた。読売の経営者はどうでもよろしい。原監督は、「巨人の権威と威厳を傷つけた」と言っていた。それは裏返せば、読売の権威と威厳を借りて指揮を執っていたということである。今回の辞任劇は、あの7月の、不成績を恥じるでもなく、読売のバッチを付けて記者たちに威張って答えていた必然の帰結である。大会社の社員であることで、権威があるかのように錯覚している人をよく見かけるが(親方日の丸の役人も同様であるが)、原監督も同類であったらしい。
 あえてアドバイスをするなら、JR山手線の胃薬の広告に「お腹のことは原に聞け」というのがあった。権威も威厳も捨てて、芸能界で三枚目を演じてみたらどうだろうか。