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関西は今日は大雪であった。奥池は終日、深々と降り、我が家の玄関先は50センチくらい積もった。娘は3時半のバスでなんとか学校から帰ってきたが、その後、バスは止まってしまった。次のバスでお帰りの予定だったお客様は、連れ合いが車で送った。一般車も通行規制がされているとの情報に、戻って来れるのか心配したが、さすが連れ合い、四輪駆動でもない普通車を操って、無事帰還した。途中、ベンツやBMWやレクサスが数珠つなぎで立ち往生していたそうだが、その合間をぬっての名誉の生還であった。ぼくだったら、きっとあえなく凍死していただろうな。
ところでNHKの夜7時のトップ・ニュースは小沢問題であった。大雪のニュースは随分後からだった。その理由は、東京都心で積雪がなかったからに違いない。もし都心で1センチでも雪が積もったら、きっとトップニュースだったろう。報道ステーションなんか1時間くらい東京の雪報道を続けていたのではないか。---
などと書いていて10時前になったので報道ステーションを見たら、なんと東京で雪が降っている。トップニュースが新宿の雪であった。傘に雪が積もる、車のバンパーに雪が積もる--当たり前ですよ。雨と違って、雪とはそういうものなんです。それがどうかしましたか、と言いたくなるなぁ。
まあひがみではあるが、地方にいるとテレビのニュースの東京偏重が目立って仕方ない。都会で雪が降って人が滑って転ぶことより、地方の大雪や火山噴火の方がはるかに重大事ではないのか。昨日の朝日新聞に、一票格差の不平等を訴える全面広告が出ていた。そのことだけを見れば確かに正論であるが、田舎の人間はきっと、テレビニュースの報道順序と報道時間の格差を痛切に感じているだろう。一票の格差の問題も大事だが、地方の災害、過疎地の生活苦より、東京のささいな出来事を優先する報道格差の問題も、それに劣らず大事なことではないのか。大金があったらそんな新聞広告を打ちたいものである。