今夜7時のNHKニュースを見て、少なからず驚いた。トップニュースがサッカー、ワールドカップの昨夜のオランダ戦で、それが延々と続く。何分続いたのか分からないが、5分以上であることは確かだ、昨夜中継を見ていて0-1で日本が負けたのは知っているから、それ以上の情報を必要としない身としては、早々にスイッチを切ってしまった。何かおかしいのではないか。この24時間、政治、経済、環境、事件・事故は止まってしまったのか。サッカーファンではないから、そう思うのだろうか。しかし、仮に日本シリーズで阪神が第二戦に0-1で負けたというニュースを翌日のゴールデンタイムに延々とやられたら、いかに野球好きの熱烈な阪神ファンといえども、昨日のことはもういいんじゃないのと言いたくなるのではないだろうか。
NHKにも面白い番組はある。BSでやっていた「新アフリカ紀行」は面白かった。ジンバブエと南アフリカの現状などよく知らなかったから、事実のほんの一部を垣間見ただけかも知れないが、それでも人間社会というものを考える上で有益な情報だった。しかし、総じて、最近のNHKは悪い意味でNHKらしくない番組が多いように思う。本当は投書でもすべきなのだろうが、面倒だからやらないが、この不況時に多額の視聴料を天引きのような形で取られているのだから、もう少し偏屈な還暦男にも面白いと思わせるような番組を作ってくれないものだろうか。