7月、8月は東進衛星予備校のビデオ収録が急に6回も入って、毎週のように東京出張。夏休みどころではありませんでした。執筆の方は、遅れていた物理の演習書が7月末にようやく脱稿。8月は校正に追われ、ようやく手を離れたところです。10月始め刊行予定です(『単位が取れる力学演習帳』講談社刊)。「朝日カルチャー」は月いちですが、「科学と哲学の歴史をたどる」ということで、哲学と歴史の再学習もせねばならず、かといって仕事一筋、子育て奥方まかせ、などという一見仕事の鬼、じつは育児放棄無責任男になる訳にもいきません。酷暑の中を、なんとか乗り切ってまいりました。ようやく一息、ついたところです。
新刊の御案内。「SFジャパン」に書いた短編SFが、アンソロジーとして刊行になりました。題して、『逆想コンチェルト(奏の2)』(徳間書店、1700円+税)。森山由海氏が描いたイラストを見て、3人の作家が競作するという面白い企画でした。その1とその2の2分冊となり、ぼくの作品はその2に入っております。ほかに谷甲州、瀬名秀明、井上雅彦、小林泰三、森岡浩之、等々油の乗った作家のみなさんが書いています。
「朝日カルチャーセンター」(梅田)2010年度下期の御案内です。
西暦3000年の世界--科学文明に未来はあるか、来るべき知性の原理は何か」。11月13日(土)より、全5回、毎月第2土曜日、15:15--16:45です。SFファンだと名乗って頂ければ、ビールを奢ります。(まだそういう申し出はないのですが……)。



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