一ヶ月のご無沙汰でした。
10月から11月にかけて、久しぶりに超多忙な月となりました。
月初、長男誕生。しばらくは食事、家事全般、なんとかこなしました。幸い、連れ合いの回復も早く、目下は風呂入れ、深夜のミルクやり、おむつ交換を手伝うくらいです。掃除、洗濯、ごみ出しなど、雑事はルーチンワークでこなします。娘にもいろいろ手伝わせます。
この間に、早川ノンフィクション文庫『0と1から意識は生まれるか』と技術評論社『時空と生命』が刊行になりました。SFマガジンの巻頭エッセイも書きました。20,21日は東進衛星予備校収録で東京出張。朝日カルチャーは少人数ながら開講が決まり、24日に第1回の講座をやりました。息子さんがぼくの物理の参考書を使っている人、SFファンの若い人ほかとても熱心な方々で、準備も大変ですが、やりがいがあります(こう言っては何ですが、大学とはえらい違いです)。一番大変だったのは、PHPサイエンス・ワールド新書の原稿。12月末刊行、10月末締め切りでやって下さいとの編集部の依頼で、以前から準備はしていたとはいえ、客観的状況を考えればほとんど不可能かと思いましたが(じっさい10月末には無理でした)、出張の新幹線の中でメモを取り、ミルクをやりながら、あそこはこうしようああしようと思案しながら、11月4日に半分を送り、そして昨日深夜、用語解説やらまえがきやらも含めてすべて脱稿! ミルクをやりながら乾杯!と(心の中で)叫びました。
この後、まだまだ続きます。年内、東京での衛星録画収録があと3回。大学の論集論文の原稿が遅れに遅れておりますが、何とか書きます。NTTコミュニケーションズのPR雑誌の取材があります、朝日カルチャーの第2回、第3回もあります、「白樺サロン」の原稿もあります、神戸大の郡司先生とのゼミもあります、そうそう足下、卒論指導がありました(これを忘れてはいかんな)。
しかし山場は超えました。はじめての息子の顔を見て、しみじみと感慨にふけっております。男は心意気だなぁ。さあ今夜も乾杯だ!