うーん、広い日本で、新型インフルエンザの感染者が神戸と茨木。これは研ちゃん--淳ちゃんルートではないか。そもそも成田で見つかって関空で見つからないというのがおかしい。誰かがすりぬけたのだ。人口の多い大阪市内にいないというのがおかしい。いるに決まっている。子供の小学校は明日から1週間休校になった。芦屋市にしては対応が素早いではないか。我が大学は、先日、保健センター長に聞いたら、近畿圏で感染者が出たら休校ということであった。ところが、未だ何の連絡もない。おかしい。橋下知事は、通常のインフルエンザの対応に移行したいと宣った。おかしい。経済優先、人命軽視の発言だ。毒性が弱い、大丈夫だというが、我が家は妊婦を抱えている。妊婦はタミフルを飲めるのか。だれも妊婦が感染したらこうしなさいと言ってくれない。明日、出校すべきなのか迷う。しかも出校すると、明日は高校へも行かねばならぬ。大勢を集めて進学の面談である。大勢の高校生である。その中に一人でもいて(いや、いるに決まっている)、そいつがぼくの面前でゴホーンとやったらどうする(いや、やるに決まっている)。だめだ。自分の身は自分で守らねば。フェイズシックスだ。明日は自主休校だ。電話してこういえばよい。「神戸の隣りで茨木にも近い芦屋に住んでいるんですが、朝から咳が出て悪寒がするのです」。そうすれば、こちらが休むと言うまえに、「いや、来ないで下さい。休んでください。絶対に来てはいけません」。誰だって我が身がかわいいから、そう言われるに決まっている。ニュートンはペスト流行で田舎に避難していて万有引力の法則を発見した。ぼくも六甲山奥で思索にふけるとしよう。うん、ちょっとひらめきそうな予感がする。