ひと月以上、ご無沙汰してしまいました。別段のこともなかったのですが、鳥獣虫類との共存あるいは闘争をやっていますと、ヴァーチャル世界にはなかなか戻りにくいものです。
6月はじめに寝室に大きなムカデが出ました。殺虫剤と殴打で1分以上の死闘を繰り広げ、ようやくくたばりました(写真)。このことを連れ合いが乗り合いバスの中で知らないおばさまに話したところ、ムカデに刺されたときの対処法という耳よりな情報を頂きました(さすが山奥のバスですな)。生け捕りにして食用油の中に放り込むそうです。万一刺されたときに、このムカデ漬けの油を傷口に擦り込めば解毒の効果があるというのです。
早速、オリーブオイルを仕入れてきまして、今か今かと待っておりますと、6月中旬、子供が風呂場の脱衣場で「ムカデがいるー!」と叫びました。すわ出陣。ぼくは右手に割り箸、左手に新聞紙をまるめたものを持ち現場に急行。連れ合いはオイルの瓶の蓋を開け待ち受けます。残念ながら獲物は10センチ弱と少し小振りでした。しかし練習にはうってつけ。最初は首根っこを掴もうとしましたが、くねくねつるつると逃げだします。体の真ん中あたりを掴むのが良さそうです。ポイと油の瓶に落とすと、断末魔の悲鳴すら上げませんが、激しくもがき苦しんでおります。ふふふふふ。しかし、抵抗はことのほか短時間でした。ものの10秒もしないうちに、瓶底にのびてしまいました(写真。分かりにくいですが)。解毒剤のことを除いても、殺虫剤を使わなくて済むし、床は汚れないし、ムカデ退治法としてはなかなかのものです。「もっと大きいの、出てこい!」と、第二ステージを楽しみにしております。
Fan0805up 200806232028000