真紀の部屋に帰って来て

真紀の言うまま、まずはシャワーを浴びた

「なんとなくいつもと違う雰囲気」とつぶやく

 

「着替えここに置くね・・・」

シャワーを浴びて着替えてリビングへ

テーブルには美味しそうな料理が並んでいる

おなか空いちゃった食べよう!

真紀は買ってきたワインを開けてグラスに注いだ

 

髪を切って来たことには触れなった

「美味しいね・・・」そう言いながら

ワインを早いスピードにグラスに注ぎ込む

もう1本、開けちゃうね

食事を取りながら、テレビを見て

笑いながら、さらにもう1本開けた

シャワー浴びたせいもあって

あまりの心地良さに酔いも回ってきた

「あら・・・酔っちゃったの・・・駄目よ」

ほら、またグラスにワインが注がれた

 

僕は結構な量にそのままウトウトと眠ってしまった

気が付くと、椅子に両手と足が固定されていた

「えっ・・・」何・・・・

しかし、結構な良いで朦朧としていると

テーブルの上には床屋さんセットがきれいに並んでいる

真紀は薄笑いしながら、僕の頬に平手を打った

「パン!」痛い・・・

痛いでしょ・・・叩いたんだから

私に黙って床屋に行くとは良い根性だわね

「キッ」と睨むように右手でバリカンを持ち上げ

額の真ん中から一気に刈りこんだ

「ガリガリガリガリ・・・・」

「ガリガリガリガリ・・・・」

真紀も酔いながら楽しそうに呟く

「私さ坊主も好き、自分のこの手でバリカンで刈るなんて最高!」

「あんたの頭も今日でツルツル」

そう言いながらバリカンは僕の頭を走り込む

 

「ガリガリガリガリ・・・・」

「ガリガリガリガリ・・・・」

 

バリカンの後は真っ青なラインが残る

冷たい笑みを浮かべながら

 

「ガリガリガリガリ・・・・」

「ガリガリガリガリ・・・・」

 

10分くらいで、真紀のバリカンは止まった

縛ってた両手も両足も解いて浴室へ連れて行かれた

適当に頭に石鹸らしきものを塗られて

電気シェーバーのスイッチを入れて頭に沿わせた

「ブ~ンジャリジャリジャリ・・・」

「ジャリジャリジャリ・・・」

 

「ザリザリザリザリ・・・」

「ザリザリザリザリ・・・」

 

見る見るうちにツルツルになっていく

 

真紀は満足そうにシェーバーを置いて

勢いよくシャワーで流した

 

「パシャ!」

濡れた手で頭を叩いた

「あ~あツルツルなくなっちゃったね髪!」

そう言いながら適当に体を流して

浴室から出て、そのまま寝室へ

二人とも酔っていたせいもあって

ベットで眠ってしまった

翌日は案の定、寝坊してしまったが、現実に戻って

「なんで坊主なんだ!」

そう言いながら真紀を探した

 

テーブルの上に朝食が置かれていた

「行ってきま~す」💛と書かれた手紙も一緒に

 

僕は適当な理由で会社を休んで

真紀の家で彼女の帰宅を待った

 

僕は待っている間、いろいろと部屋を観察した

「あっ!」そこにはいくつかのバリカンが綺麗に置かれていた

ハサミも、剃刀も綺麗に置かれている

クロスまで用意してある

一度も開けていない部屋を開けると

床屋の椅子まで置いてある

真っ赤な椅子にはいくつかの仕掛けもある

 

僕はそれを見て興味が沸いてきた

「真紀にされてみたい!」

僕は椅子に座って想像した

 

一か月後、僕は椅子に座って

真紀の自慢のバリカンで頭を剃られていた

 

おわり