良性かと思っていたしこり、まさかの針生検をすることになり……

というのが前回までの記事。

 

今回は針生検から以降の話を。

 

 

先生に言われたとおり、紹介状とデータの入ったCDを受付に渡すと、話は既に通っていたようでそのまま腫瘍内科外来で待つことに。

初めて来る病院なので少し早めに……とか思って家を出発してきたらめちゃくちゃ早く着いちゃって、待合にはあんまり人がいない。

表面は平静を装っていても内心は緊張でいっぱいな私、スマホを見て気を紛らわす。

 

大丈夫かな……

悪性だったら……

ネットで調べたら「針生検は本当に痛い」とか「胸全体が真っ青になっていつまでも消えない」とか報告があったけど、ずっと跡が残ったらどうしよう……

 

等々、不安は尽きない。

スマホで癒しの猫動画を見ても不安が高まるばかり。

無駄にトイレに行ったりして落ち着きなく過ごしていると、診療案内のモニターに自分の受付番号が点灯した!

 

きたー!

うあー嫌だー!

 

もう叫び出したいくらいなんだけど、表面上はあくまでもしれっとした表情で診察室へ。

この間お会いした女医さんの姿になんだかホッとする。

問診して、またエコーで診てもらって。

「のう胞の中身にやっぱりしこりがあって、この部分とか、液体と混ざってもやもやした感じになってますね。それと、この間お話ししたのう胞の下のほうに、ちいさなのう胞らしきものが3つありました」

 

えっ

なにそれ

クリニックの機械よりこの病院の機械の性能がいいから新たに見つかった?

それとも2週間のうちに増えたの?

増えたとかヤバいんじゃないの……

しかものう胞の中身のしこりがもやもやして混ざってるとかどういうこと?

 

さらに増す不安。

でも表情に出ない私。

話をさらっと続ける先生。

「メインののう胞は針生検で中身を取って、小さいほうは細胞診に回すので計3回、針を打ちますね」

「3回ですか」

「3回です」

 

マジかー……

テンション下がりまくりだなあ……

けど今さらどうこう言っても仕方ないので、指示されるままいよいよ針生検の場へ。

 

超音波室のベッドに横たわったら、灯りが絞られて部屋が薄暗くなった。

暗くて狭いところが大好きだから、却って安心できる。

だけど先生と技師さんが話しながら器具を準備してる姿や会話に、やっぱり募る緊張感。

「少し太い針を使うけど大丈夫ですからね」

「皆さん、麻酔の注射が一番痛いって言いますから、麻酔の注射を乗り切れば大丈夫ですよ!」

技師さん優しい!

「ちょっと衝撃くるかも知れませんが、麻酔効いてるので痛くはないと思いますよ。でもなるべく上手く打ちますからね」

先生も優しいー!

そうやって励まされながら、まずは麻酔の注射。

「痛いですけど頑張ってくださいねー」

「はい、よろしくお願いします!」

 

……。

…………。

………………。

痛くないな……。

そりゃあ針を刺すから採血くらいの痛みはあるけど、別に「我慢」とかするほどじゃないなあ。

 

なんて思ってたら、

「終わりましたよ、大丈夫ですか?お疲れ様でした!」

「あ、ありがとうございます!」

薄暗い照明のおかげで、こっちの表情を見られなくてホッとしちゃった。

続いての針生検も、永久脱毛するときみたいな バンッ て感じの痛み。つまり、私にとってはそこまで痛くない。

痛みに強い体質ありがとうー!

とか感謝しているうちに無事に針生検は終了。

 

あとは針を入れるために切った数ミリの傷口をテープで留められ、ガーゼ付きの防水テープを貼ったうえからサラシでぐるぐる巻きにされ。

「今日は運動と入浴はしないでくださいね。針生検の結果が出るまで10日ほどかかるので、次は……3月頭とか来れますか?」

てきぱきと先生に訊かれて、脳内で仕事のスケジュールを思い出す。

月末月初は業務が忙しくて来るのは無理。

どうしても!と休みを取ろうとすれば取れるけど、顰蹙買うだろうな。

業務をフォローしてくれる人もいないしな……

そういうわけで、次回診察日は3月中旬に決定。

だけど……

 

「次からは私ではなく、乳腺外科が担当になります。〇先生で予約を入れるので、よろしくお願いします」

 

そっかー……専門が違うから先生も変わっちゃうんだ。

この先生、いい感じだったのに。

少し寂しく思ってると、

「良性だったら半年に一回様子見になると思うので、そのときにまたお会いしましょう」

なんて言ってくれた!

優しいっ

 

この一言もあって、本当に良性だったらいいと心から思った。

調べてみると胸ののう胞内にしこりがあっても、ほとんどは良性らしい。

万がいち悪性でも、40代で発症してる人は統計的に少ないような……

 

もしかして、もしかするかも?

ただの良性のう胞で終わるんじゃ?

だって悪性ののう胞内腫瘍って少ないんだよね?

 

期待が膨らむ膨らむ。

ただ私の性格上、完全に楽観視はできないのが難点。

 

どうか良性でありますように、と祈るしかないなんて無力すぎる!



ちなみに針生検の傷は3ヶ月近く経った今でも数ミリ赤く残ってますが、青黒くなったのは一週間ほどで消えました。


アクティブじゃないインドア人間で良かった〜!

 

 

 

 

(続く)