朝から真空管のお話し (`・ω・´) いろいろ試して、調べて・・ | hasshies-DTM-Sound

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恐縮ですが、朝から真空管のお話し (`・ω・´)

いろいろ試して、調べて・・目

※真空管の音質評価はあくまでも個人的な主観に基づいていますので参考程度に。

ヤフオクでここのところ「高周波用五極管」といわれる真空管をいろいろ購入しました。

 

パワー管を主体に高価なヴィンテージ真空管は、1本2~3万円するようですが、自分が購入しているのは6JI管といわれるプリ管もので値段も何百円から売っています。

 

そもそもは今年の夏に、“xDuoo TA-02” という真空管ヘッドホンアンプの購入からはじまります。

 

こちらはよくいわれる中国製の真空管アンプです。

この手はほとんどが深圳市のメーカーですね。

しんせんし、簡体字: 深圳市、拼音: Shēnzhèn、英語: Shenzhen)は中華人民共和国広東省に位置する副省級市。 香港の新界と接し、経済特区。

 

今や真空管はロシア、中国が主力といわれていますが、どうやらデジタルサウンドに食傷気味のオーディオファンの間で真空管ブームがここ3~5年くらいおきているようで、最近では各国で真空管オーディオが復刻しているとも言われています。

 

もともと真空管の祖先はあの“電球ひらめき電球”なのだそうでフィラメントなどの用語が使われます。

 

暗闇にほのかに灯るオレンジ色の光はロマンチックですねラブラブ

こちらで使われている真空管が“6J1”といわれる型式なのですが、真空管は互換球といわれる、代替品があります。

◆6J1ミルスペック品

 

たとえば“6J1”互換球は以下の種類があります。


・6AK5
・6AK5W

・EF95

・5654

・5654W
・6BC5

・403A

・WE403B
・CV4010

 

ざっくりにいうとメーカーごとに、若干の改良を加えつつ名称をつけているようです。

 

もともとは通信用、音響用として軍用管、民生管とあったようですが、日本のメーカーでは1960年あたりからラジオ、テレビの普及もあって蒼々たるメーカーが名を連ねています。

・東芝(TOSHIBA)、マツダ(MAZDA/東芝傘下)、NEC(日本電気)、日立(HITACHI)、松下 (National)、TEN (神戸工業)。

 

この手の真空管ですが、大きく分けて以下がメーカー(生産国)として有名ですね。

おもいつくまま列挙してみます。

※買収されたりしているので現在の国籍ではありません。

末尾に*があるメーカー品で、製品説明等にNOS管=New Old Stock 表記があった場合は、その真空管は製造終了のデッドストック品のみで非常に貴重品です。

 

●欧州

 ・Mullard(Mullard Radio Valve Co./英国) *

 ・Philips (和蘭) *

 ・TELEFUNKEN(独国) *

 ・Seimens(独国) *

 ・R.T.C (仏国) *

●米国

 ・RCA(Radio Corporation of America) *

 ・GE *

 ・SYLVANIA *

 ・Amperex *

 ・RAYTHEON *

 ・Tung-Sol *

●日本

 ・東芝(TOSHIBA) *

 ・マツダ(MAZDA/東芝傘下) *

 ・NEC(日本電気) *

 ・日立(HITACHI) *

 ・松下 (National) *

 ・TEN (神戸工業) *

●ロシア

 ・Sovtek

 ・Scetlana

 ・Electro

●スロバキア

 ・JJ

●中国

 ・曙光(曙光電子有限公司)

 ・北京(国営北京電子管廠製)

 ・上海

 

日本のメーカーは各国の主要メーカーから技術提供を受けて独自の路線を歩みながら、テレビ王国に昇華して行ったようです。

 

今、手元にいくつかの真空管があります。

 

④⑤⑥⑦(左奥から)

①②③(左手前から)

 

①NEC製 5645/6AK5

②TOSHIBA 6AK5/Hi-S通測用

③TEN 6AK5 通信用

④曙光 6J1/ミルスペック

⑤RCA 6AK5

⑥JAN 5654W GE

⑦RTC 5654RT ブラックプレート(Mullard/Mitcham)

 

ペアマッチング、マッチドといわれる特性をあわせて購入したのは“RTC 5654RT”、“曙光 6J1”です。

そのうえで上記①~⑦を各種組み合わせて試聴してみました。

 

その前にヤフオクで日本製の真空管を探していたところコチラを落札しました。

まずは内容をご覧ください。

 

 

ここでいうTV7測定結果というのは、下記の真空管チェッカーによるGM値のようです。

 

■Tube Tester TV-7 U

 

GM値 真空管の増幅率。相互コンダクタンスといい「gm」という記号で表します。 

 

特性はもちろん中古球の寄せ集め的なものなので、メーカーすらそろっていません。

※ここではバイアス調整は行いません。

特性がそろわないとどんな不都合があるか!?

 

 

『一冊まるごと真空管アンプ読本〔基礎知識編〕』によれば、下記があげられるようです。

 ・真空管のプッシュプル特性により、本来持っている能力が100%発揮されない。

 ・低歪みといわれる歪が増幅されてしまい、音質低下につながる。

 ・低周波数帯が損なわれ、低い周波の伝達性が悪くなる。

 

自分には、知識的にも機材的にもバイアス調整などといったことはできません。

なので、できるだけ信頼できる販社を信用してマッチド品を購入するしかありません。

 

■再生環境は下記。

◆再生環境
システムは
→PC * 最新 JRiver Media Center Ver22 Windows版 

(Ver22.0.32 ソフトウェア&ライセンス)(Windows,Mac,Linux) 
・PCM/192kHzアップサンプリング再生※WASAPI)


Creative PCI Express Sound Blaster X-Fi Titanium HD SB-XFT-HD
(オペアンプOPA627AP+MUSES01換装済み)-RCA接続


FX-AUDIO- TUBE-01J【限定色】真空管プリアンプ(ラインアンプ)

NFJ オリジナルモデル<本製品の真空管を換装して試聴>

 

xDuoo 真空管ヘッドホンアンプ TA-02

 

※マッチドペアー、5654RT (Radio Technique) フランス製、ブラックプレート品、1980年代製品、フランスミリタリ仕様品に換装

 

→ゼンハイザー オープン型ヘッドフォン HD 598 ブラック special edition 並行輸入品 [並行輸入品]

 

では早速試してみました。

1 RTC 5654 RT (Mullardにて製造されたとおぼしきOEM/Mitcham工場)

 

 

特性値がそろっているペアマッチド品としての購入で、新品購入でしたがすでに100時間近くエージングが進みました。

こちらはブラックプレートといわれる電極プレート(フィラメント周り)に黒いカーボン(炭素材)が塗布されたものです。

音質は取り付け直後はかなりハデ目な鳴りで、セパレーションもきつく、またかなりアンビエンスを含んだ音でした。

しかし、10時間過ぎたあたりから落ち着き始め、欧州管らしいかなりクラシックなどで非常に艶のある音質です。もちろん全般的にも深みがあって音量を上げ気味でも決してうるさくはありません。

真空管も改良が進み量産型になるとグレープレートに移行していきますが、ブラックプレート品は希少性が高く、価格も高いですが、それに見合った音質が期待できます。

 

2 JAN 5654W GE

 

 

MADE IN U.S.Aとグリーン文字でガラス管球にプリントされています。

見た目と同じく鮮やかな音色ですが、エージングがすすめば落ち着きも出てくるでしょう。

ロック向きとの印象で、ギターアンプなどでの米国の市場性の反映もあるかもしれません。

 

3 TOSHIBA-6AK5 Hi-S/通測用+NEC 5654/6AK5

 

 

いずれもヴィンテージ管で新古品は1本あたり大体2,000円以上でしょうかはてなマーク

 

中古ということもありお試しとしてはとてもお得でした合格

なんせ1本アタリ200円ですからクラッカー

 

でも外箱がほしいんですけどあせる

 

■東芝6AK5通測用 Hi-S

 

オールジャパンで特性も同じ値でしたので、バランスがとてもよく感じました。

ここらへんはメーカー違いも気にならず自然に音質も溶け込んで、優等生的な音とでもいいましょうか。

そもそも日本のメーカー品は技術提携したものをそれ以上に仕上げてしまうのでかなり脅威だったようですが。

 

4 RCA-6AK5 + TEN 6AK5/通信用

 

 

こちらも数値上は3%以内なので誤差の範囲内といえましょうか。米国製と国産品の組み合わせですが、後段のXDuooの影響もあって大きな音質の違いは無いです。

音質は若干明るめの音でヌケが良い感じでした。

ちょっと倍音ぽい響きは他の組み合わせと比べて淡白で、比較的減衰も早めですかね。

まぁ個人的な印象ということで、いずれにしても音は良いです。

 

5 RCA-6AK5 + RCA-6AK5

 

 

同じRCAという同一メーカー品ですがGM特性値は20%の開きがあります。

聞き比べると確かに増幅率が違うせいか再生音域バランスが違うような感じです。

ややノイジーな印象。

このあとRTC5654RTマッチドに戻したら、音量も含めて同じアンプとは思えないような音質でしたので、確かに特性値云々も決してプラシーボではないのかなと思いました。

 

今とてもほしいのがコレ恋の矢

 

 

■トライオード 真空管式ステレオ・プリメインアンプTRIODE RUBY

  • 回路形式 : 6BQ5 シングルプリメインアンプ 使用真空管 : 6BQ5/2本、12AX7/2本 ヘッドフォン回路 : 真空管
  • 定格出力 : 3W+3W(8Ω) 周波数特性 :30Hz~40kHz(±2dB) S N 比 : 88dB
  • 入力感度 : 800mV/100kΩ 入力端子 : RCA2系統 スピーカー出力端子 : 4~8Ω
  • 消費電力 : 無信号時40W、最大出力時80W サイズ : 横188×奥行175×高130mm 重量 : 4.7kg
  • 付属品 : 真空管カバー、電源ケーブル、予備ヒューズ2本

 

トライオード 真空管式ステレオ・プリメインアンプTRIODE RUBY

 

 

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