さて、これまでやって来なかった事の2つ目は曲のコード構成の分析です。

天才なら自然に判ることも、音楽素人にはわかりません。

 

このコード構成分析については、天才ギタリスト宇田大志やハモンドオルガニスト土田晴信"ツッチー"のYou Tube動画で詳しく解説されているので、興味のある方はそちらをご覧ください。

 

曲のコード分析で驚いたのは、その曲のKeyのダイアトニックコード(Diatonic chord)の他に、多くのノンダイアトニックコード(Non Diatonic chord)が使用されていることです。

その部分は他の部分とは曲相が異なるので曲の流れにアクセントを与えています。少量の不協和音は隠し味になる、オルタードも同じ考え方です。

大量に与えると毒になる。これは薬、酒、煙草も同じです。植物の葉やキノコは動物に食べられないよう毒があります。比較的毒が少ないものを食用として人が食べています。大量に生キノコ食べると矢張り中毒を起こすそうです。

 

先ず曲の中のドミナント・モーション IIm7→ V7 →I のコード進行を探します。#、♭の数や終りのコードから総合判定で曲のKeyを確定します。

【調号の見分け方】

#系のキーは一番右側にある#の半音上のメジャーキーかその平行調のマイナーキーになります。#一つならGメジャーキーかEmキーです。

 

♭系のキーは右から数えて2番目の♭のついた音のメジャーキー或いはその平行調のマイナーキーとなります。♭三つなら、E♭メジャーかCmキー。

♭1つの場合は、FメジャーキーかDmキーです。

 

何も符号がなければCメジャーキーか平行調のAmキーですね。

 

曲中にセカンダリー・ドミナント・モーションもあるので、単純には行きません。

 

コードネームを数字123又はローマ数字I  II IIIで表したものをディグリーネームと言います。IVとVI は紛らわしいのでi ii iii iV  V  VI VIIを使う人もいます。

 

そのKeyのダイアトニックコードを曲の譜面に書き出し、コードにi iim iV ・・VIIm7-5などを振っていきます。幾つか当てはまらないコードが出てきます。

これらがNon Diatonic chordで、そのパートにはKeyのスケールは合いません。

 

ハーモニックマイナー・パーフェクト5thビロウは別名スパニッシュ・フリジアンがピタリとはまります。フリジアンスケールの♭3度を♮3度にしてトライトーンを作り、ドミナント機能を持たせたスケールです。

 

「All of me」Key C の頭3、4小節のコードE7はノンダイアトニックコードです。本来ならEm7です。ここにはEのスパニッシュ・フリジアンがはまります。ミファ#ソラシラ#ソファミのフレーズがスペイン風です。

 

コードで使えるスケールの音はその小節で使えます。しかし、スケールを上から下へ、下から上にと演奏しても誰にも感動は与えません。手はよく動くなの感想だけです。スケール覚えたての初心者は嬉しくなりやりがちです。

 

努力家型オルガニスト ツッチーによれば、ソロではリズムが最も大事。リズムが🎵で1音だけでもソロになる例を枯葉で演奏してます。

 

コードトーン(コード構成音)を3つ使ってのソロが次の段階。聞き手にコードの輪郭を想像してもらうのがコツらしい。

更に♭9 9 #9、11、+11 ♭13 13などのテンション音を加えてアクセントとなる不協和音感を加えるとJAZZ感が出てきます。

尚9=2 11=4 13=6です。

但し、テンションコードのイオニアンの11、7thコードの11、 ドリアンの6はアボイドノート(Avoid Note)で使用しません。コードの性格が不透明になるからです。