初心者は余裕がない。ベースの進行を音を外さずリズムを外さないことで精一杯である。
同じ曲を何度か演奏して慣れてきたら、次の2点を取り入れよう。
1.テーマが終わりソロが始まる前の2小節は音無しで行こう。
ソリストはその間に自分流のリズムとメロディでテーマからのソロへの移行を表現する。
その時にテーマと同じ4ビートをベースがガンガンと刻んでいては趣きが無くなり台無しだ。
そこはぐっと我慢してソリストに気持ちを合わせ、一度音を止める。そして、ソロの頭に合わせてベースの頭出をしよう。このテーマからソロへの移行でリズム隊が沈黙することでソロへの期待が、いやがうえにも高まるのだ。
では失敗例を披露しよう。ベースはピアノが黙ったのに気づかずに単純に4ビートを刻んでいる。
「It's you or no one」 あなたしか居ないという曲です。
若い人の誰もが陥り易い恋愛モードに入った時の錯覚を謳った曲です。
2. スローバラードの場合はベースは三連符を意識して演奏しよう。
タタタ タタタ タタタ タタタというリズムを感じながら演奏しないと、リズムに乱れが出てしまい他のリズム隊ともちぐはぐな動きとなってしまう。この場合、ベースはターン、タ、タンという弾き方になります。
若しくはタタ タタ タタ タタのリズムを感じながらのスロー4ビートウオーキングでも良いが、どちらかに徹底しよう。#24のI’ll close my eyes ではスロー4ビートで一貫して弾いています。
これが自分でも区別がつかずに混ざると、ピアノもやりづらく困ってしまう。
「As time goes by」は1931年(昭和6年)に作られた曲で、戦時中の1942年(昭和17年)公開された映画「Casa Blanca」(白い家)でSam役のドゥリー・ウイルソンがピアノ弾き語りして脚光を浴びました。
第16回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞の3部門を受賞し、主演ハンフリー・ボガートによる名セリフ「君の瞳に乾杯」でも広く知られる必見の名作ラブロマンス。
第2次世界大戦下の1941年、アメリカへ行くためには必ず通らなければならない寄港地だったフランス領モロッコのカサブランカ。当時は親ドイツの仏ヴィシー政権の支配下にあった。
そこで酒場を営むアメリカ人リック(ハンフリー・ボガード)のもとに、かつてパリで恋に落ちたものの、突然目の前から姿を消した恋人のイルザ(イングリッド・バーグマン)が、夫で反ナチス活動家のラズロを伴って現れるが……。共演にスウェーデン出身女優のイングリッド・バーグマン。監督はマイケル・カーティス。
2021年5月、人気声優による名画吹き替えプロジェクト「NEW ERA MOVIES」で新たに制作された吹き替え版(リック役=池田秀一/イルザ役=潘恵子/ラズロ役=古屋徹)で公開。
ここでベースのリズムがゴチャゴチャの失敗例を聞いてみよう。ベースのフィーリングは3連符で行くのか、4ビートで行くのか、はっきりとさせましょう。
AS TIME GOES BYのスローバラードです。
3. Del Sasser アルトサックス奏者のキャノンボール・アダレーが1960年に録音してから、様々なミュージシャンにより演奏されてきました。
作曲はベースのSam Jones. 彼が親しくしていた女性にIrenre Del Sasserという女性がいました。Del Sasserはスペイン語で生意気なという意味です。曲もなかなか軽快な曲です。
この曲は構成が複雑なのと、キメが難しい曲です。取り合えず初合わせしてみましたが、仕上げるにはかなりの練習が必要なようです。


