マイナースケール(短音階)は素人にはとても判りにくい説明が音楽本でされています。

マイナースケールは3種類あるぐらいの知識はあるが、なんでっしゃろ?という人もいると思う。

私もまだ完全に理解したとは言えない。


因みにscaleは音楽用語では音階だが多くの意味がある言葉。英語の意味は次のように沢山あります。


名詞では、目盛りの付いた定規、目盛り、模型などの縮小比率、規模、段階、等級、〜進法。

動詞では、梯子で登る、縮尺で描く、〜に調整する、ある割合で拡大、縮小する。

天秤、秤、⚖、星座のてんびん座。

魚の鱗、蝶の鱗粉、かさぶた、苞葉、さや。鱗を落とす、ペンキ等を削り取る、歯石を削り取る、湯垢がつく。

 

3種類のマイナースケールとは次の通り。

 

1.ナチュラル・マイナースケール  

自然短音階  全半全全 半全全

2.メロディック・マイナースケール 

 旋律的短音階 全半全全 全全半

3.ハーモニック・マイナースケール 

和声的短音階 全半全全 半全半

 

1は、例えば、Cメジャーのドレミファソラシド全全半全全全半、を第6音のラA音から始める自然な短音階。平行調のラシドレミファソラを言う。音程は全半全全半全全。

 

因みに、【音程】とは2つの楽音の高低の差、音と音との隔たり、をいいます。

同じ音同士は1度(同度)、オクターブを完全8度と数えます。ミとファ、シとドは半音てすが短2度と言います。

1、4、5、8度を完全系の度数と言います。完全1度は同度。完全8度には半音を2つ含みます。完全4度ではミとファの半音を1つ含みます。ファとシの間には半音ゼロで、これを増4度と言います。半音を1つ含む5度を完全5度と言います。シドレミフアの5度には半音2つ含みます、これを減5度と言います。

つまり、4度と5度は完全と増、減の種類があります。

ここで、完全とは良く協和して響き合うという音楽業界の特殊な意味です。

更に2、3、6、7度を長短系の度数といいます。ドとレの全音差なら長2度、ミとファ、シとドは半音差なので短2度と言います。

 

このように算数からみたらグチャグチャな決め方なので素人は翻弄されてしまい頭がおかしくなるのが普通です。

 

元に戻ります。メロディーをミファソラと上昇すると何気に間の抜けた感じがするようです。

原因は、上のラのトニックに解決する際、ソからラが2度(全音)離れているからです。

ラA音への導音としてソGをクロマチック半音差の#ソ#Gに変え、ファFもそれに連れて#ファ#Fにすれば、スムーズで違和感がなくなります。


そこで第5音からのミファソラをミ#ファ#ソラとしたのが2のメロディックマイナースケールです。上行はメロディックマイナーで、下降はスムーズなナチュラルマイナーで降りてくる。1と2はパッケージです。

 

3のハーモニックマイナーは、1のナチュラルマイナーの♭7thを△7thに変えただけです。これはスケール音でドミナントコードを作る時にトライトーンを作る為だけに存在するスケールらしい。

Amの短調のドミナントモーション(IIm7-5→∨7-9→I m)はBm7-5 → E7-9→Am

となります。

 

因みに私の持つ教本では、ここの説明をわざとCm短調で行い読者を混乱に陥れてました。簡単には理解させないぞという専門家の意地を感じます。

 

ドリアン・スケール全半全全 全半全 はマイナーコードの土台となるスケールで使用頻度も多いようです。

何故かというと、IIm7-5→∨7→I  Dm7-5→G7-9→C△のドミナントモーションはよく出てくるので、その時のIIm7にドリアン・スケールを頻繁に使うからだと思います。