こんばんは~(^^)/
いきなりですが、この宇宙には、何一つ固定されたものはありません。
森羅万象は、常に変化して流動しています。人間も例外ではありません。
仏陀はその状態を、「縁起」(仮に存在する相対的存在)と呼びました。
それは、海(全体)に波立つ波(個人)のようなものです。
波(個人)は、海(全体)から離れて存在できません。それが「空」です。
そして、その「空」である全体は、すべてであるがゆえに、絶対なのです。
この世は個人の関係で出来ているように見えますが、そうではありません。
そもそも、個人などいなくて、海=全体のみがあるのです。
これは究極の救いで、この世には全体である、神また仏しかいないのです。
つまり、全体=「空」(くう)=神また仏という式を覚えておいて下さい。
神また仏は肉体ではなく"意識"そのものです。"意識"のみが実在なのです。
私たちは、〇〇太郎・〇〇花子ではなく、宇宙意識です。
さて、密教という仏教の流派の中では、宇宙意識を大日如来と呼びます。
この大日如来の真言が、「光明真言」と呼ばれる密教の最高の真言です。
「光明真言」の何がすごいのかというと、あらゆる願いが叶うからです。
オン アボキャベイロシャノウ マカボダラマニ ハンドマジンバラ ハラバリタヤウン
少し長い真言ですが、宇宙全体のあらゆる仏・菩薩に呼びかけています。
そして、必ず生きたまま極楽浄土に導かれ、愛と平和が訪れるからです。
同時に、カルマを残したような肉親血縁の方たちも極楽往生が叶います。
