コトダマとは
言葉と現象のシンクロ。
古代の人々は言葉に一種の霊力が宿り、
それを口にすることで、
その霊力を発動し、
現実的に作用することが出来ると考えていました。
ここで重要なのは、
「口に出す」
ということ。
それをコトアゲ(言挙げ)といいます。
万葉集にコトダマをテーマにした
歌人の柿本人麻呂(カキノモトノヒトマロ)
の歌があります。
「磯城島の大和の国は、言霊の助くる国ぞ
真幸くありこそ」
「わが日本の国はコトダマが人を助ける国です。
どうかみなさんお幸せに」
仏教の世界でも「悪口意」(あっくい)という教えがあります。
悪い事を口にしてはいけない
という意味です。
悪い事=悪い言=悪いコトダマ
通じる世界があるのではないでしょうか?
自分自身で
「私は不幸だから」
「俺は馬鹿たから」
「私には出来ない」
「宝くじなんか絶対に当たるわけがない」
よく聞くフレーズですね。
私の知り合いに、
「俺は絶対に風邪引かない、昔から引いた事がない」
といつも言葉にしている人がいました。
60代のその方はいつも元気で
本当に風邪を引かない方でした。
その方とお会いして以来、
私も口にする言葉を気をつけるようになりました。
ハッセイ君いつも元気だね?
「俺ってポジティ部なんで」
ハッセイ君自転車のサドルクッション盗まれたんだって?
「はい、盗まれましたけど盗んだ人に自分の厄が行くんで、厄払い出来て良かったです。逆にありがとうって感じです」
人との出会いは大きいですね。
若い時にこの方とお会いして自身の考え方や生き方が少し変わり、
でもその少しの変化も、
長い年月を重ねれば大きなモノに成り得ます。
ちなみに心理カウンセリングの観点でも、
自己肯定感を高めるには、
考え方や口に出す言葉は大切です。
人に何かしてもらった時に、
「すみません」と口にするのか?
「ありがとうございます」と口にするのか?
日頃障がい者福祉で関わる方々へも、
日々の小さな事が大切なので、
統合失調症や鬱病の方、睡眠障がいの方などへも、
「ありがとう」の言葉を勧めています🍀