一つの命と偶然は必然①に続き、


書きながら思い出した過去にあった別のお話をしたいと思います。


数年前に動物保護活動をしていました。


①でもお話したように、


私は昔から動物の亡き骸に出会う事がありました。

(幼少期には誰も踏み入れないような場所に足を踏み入れ、人間の遺体を第1発見し通報し供養した事もありました)


その日も朝通勤の為に最寄り駅から職場へ向かう所でした。


職場へのルートは大きく分けて3ルートほどありました。


その日の気分や、途中買い物をするかどうかなどで決めていました。


その日はその中の一つのルートを何気なく選択し自転車を走らせていると、


道路の2〜30mほど前方の片隅に横たわるモノが見えました。


動物愛護に関わっていたので、


少し遠くからでもすぐに成猫の亡き骸だと分かりました。


私は近づき自転車を止め、


その亡き骸の横に膝をつきました。


口から泡を吹いてないか?


刃物などによる傷や出血は無いか?


まずは悪意のある人間による死因ではないか?を確認しました。


外見状は見当たりませんでした。(ホッとしました)


寿命なのかその他の原因なのかは分かりませんでした。


近くにいた住人方に話を聞いてみましたが、


「知らない」「分からない」


との事でした。


その場でその土地の管轄の役所に電話をして焼却の回収を依頼するのが一般的ですが、


片耳カットありの地域猫(サクラ猫)で首輪もしていたので、必ず世話をしている人がいる、もしくは迷子の子だと思い、


その場は住人さんからいらない段ボールをもらいその亡き骸を入れ、職場に向かうことにしました。


職場の庭で亡き骸を出し、


濡れたタオルで清拭をしました。


身体は少し冷たく硬くはなっていましたが、おそらく昨晩の夜中から早朝に亡くなったのではと思える状態でした。


付いていた薄汚れた首輪を外してよく見ると、


薄っすらと何かペンで書かれている事に気づきました。


かろうじて数字だと認識出来ましたが、


一部薄くなり過ぎて読めない数字もありましたが、


数字の数から電話番号だと想定出来ました。


始めに読み取れない数字を0として掛けてみると使われていませんのアナウンス。


次に1.2.3....と順番に掛けました。


見えない数字は2つあったので、


10数件近く掛けた所で、


先ほど掛けて出なかった電話からの着信がありました。


掛けてきた相手に事情を説明すると、


相手が

「私がその子の首輪に書いた電話番号の主です」

「地域猫の保護をしていて、毎日顔を出していたのにここ一ヶ月ほど見当たらなくて心配していたんです」


とお話がありました。


お世話をしていた人とコンタクトが取れた事、


亡き骸をお世話をしていた人の元へ返せる事にホッと安堵しました。


相手が

「そちらに引き取りに行きますので住所を教えて下さい」と言うのでお伝えすると、


何と、私の職場から徒歩3分の場所にある会社にお勤めの方でした。


それを聞いてこの奇遇にビックリしましたが、


今朝この子と出会ったのは偶然ではなく必然だったのだなと理解しました。


もし今朝3つある通勤ルートの別のルートを選択していたら、この子には出会えませんでした。


また、私が最初のルートを通ったとしても、


私より先に別の親切な方に発見されていたら、


きっと役所に電話をされて回収されていたかも知れません。


その場合、おそらく首輪ごと焼かれたでしょうから、


きっと電話番号の存在も気づかれずに灰になり、


数年間毎日お世話してもらっていた世話主さんに、


こうして最期会う事も出来なかったと思います。


また、この世話主さんも、


どこに行ったのか?心配して分からないままの日々を過ごす事になったかも知れません。


私を介して、


この猫ちゃんと世話主さんとを繋ぐ事が出来たのでした。


この時相手から感謝をされた事よりも、


猫ちゃんと世話主さんが最期に出会う事が出来た事が、


何よりも嬉しい気持ちで一杯でした。


もしかしたら天国でこの子とうちの愛娘が遊んでいるかもしれません。


偶然は必然であり魂は永遠です🍀