世の中には益になることと、益にならない事があるように思います。
益になることにはその法則を使いこなす深い洞察が含まれており
その事で資産が自然と積み上がるという物質化現象が起きます。
逆に益にならないことには、信用残高を減らす作用が働き
知らず知らずのうちに逆境の環境が物質創造されてしまい
そこから這い上がるのは至難の技です。
世の中では信用、信頼等、お金と直結する概念があります。
その最たるものは、銀行でお金を借りる時に行う
「信用創造」です。
信用創造の概念は、長くなりますので簡単に言うと
日本銀行が発行する通貨の事を指す概念です。
通貨とは、銀行がお金を貸す時に初めて創造されるもので
何もないのに、日本銀行が勝手にお金を造幣局に依頼して
刷っている訳ではありません。
必ず、用途(貸し出す)が明確であり、貸し手にも貸し得るだけの根拠(勤続何年、資産幾ら)のある使い道(投資、家のローン)等が認められた場合に、造幣局が刷る事が出来るのです。
この場合、その使い道の先は、価値が認められるものでないとなりません。
すでに流通している紙幣の場合、その総額は世の中で認められている「人間の感じる価値観」を基にした、信用に比例する額であるという事にもなります。
そして通貨とは、信用通貨、不換紙幣等と言われており
ある意味信用以外には、なんのリスクヘッジもされていない
信用を元にした、万能な交換券であるという定義になっています。
紙幣の価値とは、信用に基づくもので、それ以上でもそれ以下でもなく、信用が失墜した瞬間に、価値の無いものになってしまうリスクと常に隣合わせで、流通しているものです。
ここで話を戻しますと
上記で紙幣は信用であると言う話と同じように
お金は信用に基づいて流通していると言う事で
お金=信用ということになり
「お金が無いということは、信用がないということ」になります。
「お金があるということは、信用があるということ」になります。
すなわち、益になる事とは
「信用を作る」
「信頼残高を高める」
ということになります。
じゃ、信頼、信用ってなんなの?
と言う話になるのですが、ここが上記で話した
「人間の価値観」に基づくものなんです。
「人間の法則」と言い換えることも出来ます。
つまり根拠があるようなないようなグレーな感じのするものです。
これが経済の元になっているのですが
学校ではまず習わない部分だと思われます。
但し、これは全てに通じているものなので
この部分を習わないと、何一つ成り立たない話で
ベースとしては最重要だと思い記事に致しました。
ここで面白い話を一つします!
まずはあなた自身を分析して欲しいのですが
普通の暮らしの中で、普通の人と接する時に
◎あなたが話をしたいですか?
◎それとも相手の話を聞きたいですか?
おそらくほとんどの人は、あなたが話をしたいと思うんですね!
人の話はあまり聞きたくないし
あなたが話して愚痴を言ったり、ストレス発散したり
自慢話を面白おかしく話して、人気者になりたい!
社会的重要感を獲得したい!と感じると思います。
あなたがあなたがあなたがに終始している訳です。
これがいわゆる「人間の法則」なんです!
ほぼ誰でもそうだと言える!と思いますし
「お金持ち以外の人」は、ほぼ全員そうなんです。
「お金持ち以外の人」と言いましたが
ここがこの話のポイントなんですね。
それでは、なぜ「お金持ちの人」は
人の話が聞きたいのでしょうか?
逆に言うと人の話を聞く人は
何故お金持ちなんでしょうか?
人の話を聞くと益があるからです。
その益といいますのは
あなたはあなたの話を聞いてくれる人が大好きですよね?
→自動的に好かれるのを知っているのです。こういう人が商売を行うと直ぐに繁盛店になりますよね?
そして、そんな人ならいつも一緒にいて、あなたが一方的に話をしたくないですか?
→自動的に多くの情報を得られることを知っていますし、よく話を聞く人間は、組織の中でもとても信頼されて、直ぐに出世したり可愛がられたりします。
ひょっとしたらそんな人であれば誰にでも良い奴として
紹介したり、食事を奢ったり、パートナーや伴侶にしたい
等と感じるのではないでしょうか?
→ビジネスや人脈がどんどん広がりますし、大切な場面や秘密の会合にも招待されたり、キーパーソンとして優遇されたりと、色々益があることを知っているのです。
ましてや、多くの職業でも、高額な料金で一方的に話を
聞いてくれる専門家が数多く存在するのを考えますと
人の話を聞くのは至極儲かるし、モテるしという訳です。
例:
キャバクラ
癒し系全般
居酒屋
バー
占い
コンサルタント
セールスマン
精神科医
相談士
サポート等....
枚挙に暇がありません。
それでは、人の話を聞かない人はどうなのでしょう?
段々と人から遠ざけられますよね....
誰も紹介してくれないでしょうし....
セールスももう一度会ってくれない可能性が高いですし....
結婚も引き手数多にはならないような気がしますし....
大事な情報も得られないですよね....
結局、信用・信頼とは、人間の持っている法則に基づく
相手が感じる価値の裏返しなんです。
相手の満足度が高ければより多くの価値を提供していることに
なりますし、そうでない場合は、価値観や信頼残高が下がります。
その状況で、時間がある程度経過しますと
物質化現象として現れてきますので
ここが境界線と言っても良いと思うのです。
そして、これらを俯瞰しながら
◎信頼される!
◎信用を得る!
と言う事を主眼にしますと
やはり真摯な態度で、人の話をよく聞いて、誠実に対応する!
ということが
人間の法則に則った「愛のある行為」のような気がしますし
銀行も、経営者も、投資家も、上司も、未来の伴侶も、親友も
挙ってあなたのもとに集結するのではないでしょうか?