そして迎えた旅行当日、
成田からわずか2時間程度のフライト(この辺りも書きたいことがあるのですが、なかなか本編に行き着けないので後回し)を経て到着したウラジオストクは肌寒かったです。
※フライトの話はこちら↓
ウラジオストクは札幌と同じくらいの緯度だし、海に面した街なので、それほど寒くない…かと思いきや、6月のウラジオストクは、おおよそ東京の4月の気温のようです(平均最高19℃、最低11℃)。
この旅行パックは空港から市街地までの送迎がついています。
送迎車に乗って、日本語勉強中の大学生ガイドにウラジオストクあれこれを教えてもらいながら移動しました。
空港はかなり郊外にあるらしく、殺風景な中を車は進んでいきます。
生えている植物は別に針葉樹ではないし、道路の雰囲気なんかも新潟のバイパスに似ていて、あまり外国に来た感じがしません。
走ってる車、日本車の多いこと!!
ただ時折見える道路標識がキリル文字で、それでやっと「ああ~ロシアだな」 と思う程度です。
そうそう、空港から市街地へのメイン道路のはずなのに一部未舗装なところがあって、そこにも日本じゃない感は感じました(苦笑)
そんなこんな30分以上車に揺られるうちに、だんだんと周囲に建物が増えて行きました。
そして徐々に高まる異国感。
街の中心部へ近づくにつれ、ヨーロピアンテイストの建物率が上がっていきます。
当然店看板も増え、キリル文字が溢れてきました。
送迎車を降りる頃にはすっかりヨーロッパ!
建物もさることながら、街行く人々が白人ばかり!
ついさっきまで新潟感満載の車窓だったのに、何なら3時間前は東京にいたのに、今この街並みの中にいること不思議でたまりません。
市街地到着は6/16(土)20時。
翌17日(日) 21時ウラジオストク発の寝台列車に乗るまで、ウラジオストクを観光しました。
あいにくの雨模様で写真の鮮度は下がってしまいましたが、それでも素敵な街並みでした。
ウラジオストクの見所は3~4km四方程度の狭いエリアにあります。
(鷹の巣展望台や路面電車は少し離れていますが、雨のため今回はパスしました。)
加えて、流しのタクシーが一般的ではないこともあり、私たちは歩いて各所を周りました。
いやー疲れた…!
夫いわく15km近く歩いただろう、とのこと。
雨の中頑張りました。
そしてそして、ウラジオストクは坂の多い街なのです。
歩いた距離以上に足に負担がかかります。
そんなこんな、なかなか体力勝負な観光でした(笑)
なお、私たちは使いませんでしたが路線バスという手もあります。
●アドミラーラ・フォーキナー通り
ウラジオストクで最も垢抜けた通り。
別名「噴水通り」です。
ヨーロッパのお洒落な雰囲気。
通りの向こうは「スポーツ湾」という海です。
マトリョシカの看板とライトグリーンの壁のコントラストがお気に入り!
●ヨーロピアンな街並み
メインストレートであるスヴェトランスカヤ通りを始め、市街地はヨーロピアンです。
この街並みに現地の人は白人なので、「ああヨーロッパに来たんだなあ」としみじみします。
●インターセッション大聖堂
遠くからも玉ねぎ屋根が目立つ大きな教会でした。
女性はスカーフで頭を覆わねばなりません(入口で貸してもらえます)。
中は厳かながら居心地が良く、いつまでもボーっといられそうでした。
●とある教会
アドミラーラ・フォーキナー通り近くにあった、小さめの教会。
●アンドレイ教会
中央広場やニコライ凱旋門から近く、観光客(中国人か韓国人ばかり)で大にぎわいでした。
あまり大きくはない印象(賑わいすぎてて中に入れず)。
● ニコライ2世凱旋門
小さな凱旋門。
その小ささから旅行ブログ等ではがっかり扱いされていることが多いですが、
デザインが独特(赤と水色の模様等)でロシア感があり、私は好きです。
● 中央広場
この共産圏感…!
天気が悪いせいで余計に共産圏っぽいですね(笑)
余談ですが、中央広場近くの3階建(だったかな?)のおみやげ屋さんが魅力的なおみやげが多く良かったです。
価格も良心的な印象。
旅の冒頭で寄ったのでここでは何も買わなかったのですが、激しく後悔です…。
● 潜水艦・軍艦
ウラジオストクは極東最大の軍港(「ウラジオストク」という地名はズバリ「東方を征服せよ」の意)なので、ミリタリーファンも楽しめると思います。
●ウラジオストク駅
言わずと知れたシベリア鉄道の東側の始点。
シベリア鉄道についてはまた別の記事で書きます。
●食事
どこで何食べても美味しい!
ホテルの朝食バイキングさえも美味しかったです。
ビジネスホテルレベルのホテルだったので、朝食はまったく期待していませんでした。
数年前に行ったプラハやウィーンのホテルの朝食は、特に生野菜がアレだったので…。
ウラジオストクのホテルはレタスやトマトがみずみずしくて驚きました。
また、青魚のマリネ(アジだと思ったら後にニシンだと発覚)があったので恐る恐る食べてみると…美味しい!
生臭さは一切なく、脂がのっていました。
ウラジオストクは港町なので、魚介類がとても美味しいです。
以下、行ったお店の紹介。
・シーフードレストラン OGONEK
とにかくシーフードが絶品です!
水槽のタラバガニを調理してもらえるのですが、ぷりぷりで甘みがあって本当に美味しい。
ホタテのお刺身も美味しくてびっくりしました。
少し高級なお店なので、サービスもしっかりしています(英語可)。
支配人らしい男性がめちゃめちゃイケメンでした、ていうかウエイターみんなイケメンでした(たまたまか、私が行ったときはサービス係は男性が多かったです)。
内装もオシャレ。
ウラジオストク駅からは少し距離がありますが、再訪したいくらいです!
費用: 5~6,000円/人
(上記に加えてサラダやシーフード煮ほか、ビールもたくさん頼みました)
・北朝鮮レストラン「平壌」
北朝鮮の国営レストラン。
未知なる北朝鮮に少しだけ触れることができます。
店員のお姉さんが軒並み美しいです。
アジアのお顔ですが、発する言葉はロシア語。不思議な気分を味わえます。
英語は店員さんによってまちまちだった印象。
でも日本語メニューがあります。
そして美味しい!
適当に頼んだ鍋が美味しすぎて感動しました。
イカサラダは辛いけどぷりぷりしたイカがたくさん入っていて好み。
冷麺はタラのキムチがのっていて、ここだけ感がありました。
残念だったのは、ビールがイマイチ…。
なぜか紅茶のような甘みがあって、コレジャナイ感を拭えませんでした。
アサヒもあったけどそれも何だか味が違う…。
でもそれを補填して余りあるレベルで料理が美味しかったです。
費用:2,500円程度/人
・ハンバーガーBAR DAB
最近できたららしいオシャレショップ。
大きくてとても美味しいハンバーガーでした!
種類も、チーズバーガーや目玉焼き入り等、いろいろありました。
サイドメニューのポテトも美味。
若者が溢れ、賑やかなお店。
ただしロシアっぽさは特になくアメリカンな感じです。
そして値段はそこそこ。
費用:1,500円程度/人
・街角のカフェ
街にはカフェがたくさんあります。
どこも可愛い!
街歩きに疲れたらどんどんカフェに入ることをオススメします。