「パパ、海の向こうは日本?それとももしかして…中国!?」

 

 

「ロシアだ」

 

 

「えっ」

 

 

「だから、ロシア」

 

 

 

 

 

新潟の海沿いで生まれ育った私にとって、極東ロシアは身近な存在でした。

 

 

見慣れた日本海の向こうはロシアで、街の沿岸部にはロシア人が多数居住していました。

道路の案内標識には日本語の他にロシア語が書かれています。

 

 

 

地理的にとても近く(東京からでもソウルより近いはず)、幼少期から身近に感じていた極東ロシアですが、それでも「お隣」と言われると違和感があります。

 

 

それは、やはり「ロシア」と言われるとヨーロッパロシアを連想するからでしょう。

 

 

モスクワ

サンクトぺテルブルク

 

 

ヨーロッパの華やかさとロシア独自のもの(玉ねぎ屋根の教会、ボルシチetc..)が混ざった独特の文化。

あれが「お隣」と言わると、不思議な気がしてなりません。

 

 

 

まあでも立地を鑑みるに、極東ロシアはアジア文化が色濃い土地に違いない。

街行く人々もきっと私たちと同じ肌の色をしているんだろう。

と、ずっとなんとなくそう思っていました。

 

 

 

しかし、数年前に目にした旅行会社の売出しコピーは「東京から2時間で行けるヨーロッパ」

 

 

どうやら私の推測はハズレている…?

 

 

「ロシア」と聞いて連想する光景が、「お隣」と言われると不思議な気がしてやまない光景が、地元の海の向こうには広がっている…??

 

 

 

行ってみたい!!!

 

 

 

こうして海の向こう側に対する私の好奇心が、父にその所属を問うたときと同じくらい、いやそれ以上に湧き上がってきたのです。

 

 

 

ここで私に関する補足ですが、私は地図が大好きです。

 

47都道府県の場所・形状・県庁所在地は小学校低学年で完璧だったし、まるでファッション誌かのように地図帳を愛読するJC・JKでした。

 

 

そんな私にとって「東京から2時間で行けるヨーロッパ」は、とても魅力的です。

 

我が日本海に、ヨーロッパが面してるなんて…!!

 

 

 

そんなこんな、実際に行くまではどちらかといえば地図ファン目線のマニアックなモチベーションだったし、特に地図が好きではない人に行く理由を聞かれてもうまく説明できませんでした。

 

いや説明はするんだけど、「へー…」みたいな、温度差のある返事が返ってくる感じでした(想像に難くないことでしょう…笑)。

 

 

 

でもいざ行ってみると、思っていた以上に素敵な街で、地図ファン以外にもばっちりオススメできる場所でした!

 

 

 

とは言えやはり一般ズレした私の目線&つたない文章でどこまで魅力を語れるか分かりませんが、

これから3~4回に分けて極東ロシアの旅行記を綴っていこうと思います。