気が付いたら2019年も1月が終わろうとしていますが、皆さん2018年の記憶は残っていますか?

とりあえず思い出せる限りでいってみよう。

ランキングは基本2018年に完結したアニメを扱っています。

 

10位青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

正直10位はゾンビランドサガとかなり迷っていたものの、リリィ回と妹回と昨年一番感動したのはどっち?と自答した結果、10位にブタ野郎が滑り込みました

涼宮ハルヒの憂鬱を思い出す懐かしいSFガシェットが溢れた内容も魅力的でしたが、やっぱり麻衣さんがかわいくて、麻衣さんの足が魅力的で、麻衣さんの甘えさせ上手なところがたまらんのです。

そういえば今年は足キャラを多く選出してるなぁ…というのが今後わかりますよハイ。

お話としては結構急展開も多く、原作で補完してくださいね。という箇所がちらほらありましたが、かえでクエストは丁寧に妹の儚い心理を描写していて、引きこもりの復帰の困難さをうまくリアリティを込めて描写していました。

その分フラグが立った時の切なさがより胸に来るものがありました。劇場版もかなり気になるところです。

 

9位はねバド!

9位には上げてるものの、ブタ野郎と差はない、というか実質ブタ野郎のほうが上なんですが、掴みの10位でこれ上げて最後まで読まれないのも嫌かな?という政治的な理由で9位です。

つまらないという訳ではないんですよ!むしろOPからあの作画で畳み込まれた時は、ヴァイオレットエヴァーガーデンに匹敵する衝撃でした。

なぎさの骨の太さを感じさせるアスリートのエロティシズムとか、バドミントンの動的な表現、筋肉の軋みや踏ん張る時の表現など随所にスポーツの動きへのこだわりを感じました。

シナリオについてはかなり賛否両論はありましたが、前半は決して原作に見劣りしていなかったと思います。後半落としどころはかなり迷いが見てとれました。続きを作るか作らないかなどの色々政治的な部分もあったのではないでしょうか。

まあ色々言いましたがやっぱりね…エロかったよね。特に石澤さんとか志波姫さんとかエレナとか泉さんとか、素人じゃないよね完全にプロだったね。

もちろんプロのバドミントン選手という意味ですよ、ええ。

 

8位BANANA FISH

少女漫画の不朽の名作をアニメ化。吉田秋生は好きな作家なのですが、何故かバナナフィッシュは縁がなく(8割方巻数のせい)未読だったので、アニメへの期待度は非常に高かった。

そしてその期待にきっちり応えたのがアニメ版でした。

今見ても新鮮なのはラスボスがハゲのおっさんだったり、敵役の医者がさえなかったり、イケメンより味のある敵役が豊富で今ではなかなか見られないキャラ造形が新鮮です。

タフさと脆さの両方を兼ね備えたアッシュのライバルたるキャラを、どうやってイケメン以外で魅力的にしようか?という意欲を感じます。

NYの風景の美しさなど特筆して語るべきところが多いアニメ版ですが、やっぱり集中して語りたくなるのはアッシュでしょう。

原作が連載していた頃、 文字通りアッシュに”狂う”女性がたくさんいましたが、その理由を魂で理解できました。強い二律背反性、守ってもらいたいけど守りたいとう欲求を起こさせるヒーローでありヒロインでもある魅力的な少年でしたね。

…しかしまあ、ここまで掘られた主人公も珍しいですね。一体何人と関係を持ったのだろうか?

仮にアッシュが女だとしてもここまで襲われないでしょう。

そういうこともあってか、ゴルツィネは別格として、才覚に嫉妬しケツよりも命を狙ったオーサーが一番好きなライバルキャラでしたw

そしてもう一人気になるのがエイジ。登場人物が容赦なく死ぬシリアスな世界で血の道を往くアッシュの艶の面で必要なキャラなんですが、同性だからなのか守られキャラで本筋の邪魔をする存在なのでイラっとするんですよね。

るろ剣の薫のようなキャラが一部の女性に忌み嫌われたのが少しだけ理解できました。

全体でいえばやはりゴルツィネが一番好きでしたね。アッシュの父であり、師であり、恋人であり、敵である複雑な関係性が最後まで緊張感を持たせました。

亡くなった石塚運昇さんの遺作でもありましたが、独特のねっとりした声がぴったりでした。ご冥福をお祈りします。


7位ぐらんぶる GRAND BLUE

昨年は比較的コメディに良作も多く、ちおちゃんの通学路やらはたらく細胞、Back Street Girls

など笑えるアニメが豊富でした。

その中でまずは挙げるのはぐらんぶるですね。高松監督らしい極端にデフォルメされたボケとツッコミの芸を余すところなくみられるアニメでした。

まあでも一番楽しいのはやっぱりOPとED。まさか湘南乃風がOPを歌うとは予想すらできず、さらにEDの中二病ワードを羅列して、最後に意味はなくとも脱ぐそのノリの良さがぐらんぶるらしさでした。

 

6位プラネット・ウィズ

昨今元気のないロボットアニメ(厳密にロボじゃないけど)では久々に当たりでした。

敵味方トボけた日常?ロボアニメになるのか?という1話の感想から、壮大な人間賛歌へと繋がる少年の成長物語という王道中の王道を突っ走ったこところは最高です。

トボけた味の中からじわじわとにじみ出る熱量、1話でウニャ…しか言わないよくわからない先生が、あそこまで情熱的なキャラクターだったとは!

人類の発展とは?許しとは?難しい題材に正面から扱い、きっちり決着をつけたところも高評価、一気にメインヒロインになった銀子には感動しました。

王道を連呼していますが、人類と接触を試みる穏健派と封印破は共に人類の無限の可能性を肯定している訳ではないのも新鮮な設定だったと思います。

あとは…鷹取さんセクシーだったよね、依存度高そうだし色々重そうなのが良い。虎居さんとの近しい距離がまたセクシーでした。そしてきっちり寝取られる葉介が素晴らしい、あれで目覚めた人は多そうです。

ラスボスの龍戦にもう一波乱あれば1位にしてたのにちょっと残念ですが、あれはラスボスというよりイベント戦なので仕方ない面もあります。

 

5位あそびあそばせ

昨年一番笑ったアニメと言えば間違いなくこれ。特に10話は笑い転げました。

まさかの時のスペイン宗教裁判ネタをやられると、たいがい無条件で笑ってしまうんですが、あの前のキーワードクイズからのテンポの速さは神がかり的。

個人的には尻上がりに面白くなって、最終回が一番面白くなかったパターンだったものの、美少女と顔芸とパロディのバランスが素晴らしかった。

あとオリヴィアかわいい、美少女だし臭いし。アホなのが残念だけどそこもまた良い。

ただこのアニメは華子のテンションを受け入れられるかどうかなのでしょうね、賛否はわかれるアニメだったと思います。

 

4位SSSS.GRIDMAN

秋アニメで最も話題となったグリッドマン、考察や特撮表現の再現などで大変な盛り上がりだったのも記憶に新しいところ。

でもまあ六花ちゃんよね。キャラクター造形的な人気もさることながら、非常に現代的で空気を読み、空気を維持するために嘘もつくごく普通の現代的な少女だけれど、小汚いアンチ君を助ける無償の正義を発露できるのが素晴らしい。

正義感の強い人は増えたけれど、本当の正義を実行しづらい世の中で、ポンと出来るあたりが特撮のメインヒロインの理想形だなぁと強く感じました。

あと印象深いのが主題歌、凄い歌いづらくてなかなか難儀したのもいい思い出。SOSが加速するところとかうまく歌えると気持ちいいんですよね

 

3位衛宮さん家の今日のごはん

ランキングは2018年完結アニメといったな。あれは嘘だ。

そんな訳で1月の頭に完結した作品を3位に入れます。まあ13話中12話が2018年なんだしいだろううん。本来なら1位でもよかったんですが、一応理性を働かせ3位に抑えました。

そもそも原作が大好きで、Fateシリーズのスピンオフでは一番絵柄がかわいいと個人的な一押しでしたが、まさこんなに丁寧なアニメ化されるとは思ってもいませんでした。

まあ何より驚くのはufotableの作画、細かい部分もそうですが、動画部分が素晴らしい

恐らく世界一よく動くビーチバレーとギネス認定したくなるような、本筋の料理とは関係ないところまでの気合の入れようが素晴らしい。

ufoの作画で一番お気に入りな降雪の表現もより際立ち、結晶が見えるような粗い雪を降らせるところが大好きです。ただ丸い雪でも許されるだろうけれど、リアルな演出にこだわったカロリー高い作画が素晴らしい。

比較的ufo作品の弱点だったテンポの悪さも、短い時間の中ではサクサク進みストレスもなく、何より食べ物がおいしそうに再現されていたのは感動すら覚えました。

菜の花のサンドイッチやたけのこグラタン、冷やし茶漬けが印象に残っていますが、あれだけ手間暇かける主夫ってファンタジーよなぁ…と士郎のスペックの高さを改めて感じます。

原作でもどこにそんな時間があるんだ?という程のこだわりのごはん描写をここまでうまく昇華したアニメ版は素晴らしい。

おいしそうに食べるセイバーこそがFateシリーズの顔である。と、改めてしみじみ思う次第です。

最後に若妻葛木メディアさんは至高であると声を大にして言いたい!

 

2位宇宙よりも遠い場所

冬アニメの個人的2強のうち2位はこちら。ニューヨークタイムズでも2018年ベストアニメの一つに選ばれたとかなんとか評判の落ちないアニメですが、やはり幅広い層に評価される見どころの多いアニメでした。

主役4人のポンコツ具合もさることながら、自分探しと友情という2大青春テーマをうまいこと王道でまとめ上げた意欲作でした。

やはり気になったのは南極に関する細部のリアリティ、特によく出てきた南極探査船の細かい描写が物語を地に足をつけたものにしました。

女子高生が南極で何ができるのか?をうまく突き詰めて、SNSとうまく使い、彼女達の出来ることと出来ないこと、やって欲しいことを描きつつ、自分自身の過去へケリをつける12話でのカタルシスの開放へ繋がっていくのが非常に気持ちよかった。

とはいいつつ、一番好きな回は6話のようこそドリアンショーでしたねw

情と勢いで南極まで行くものの、現代的な関係というか相手の迷惑になりたくないという一歩引いたひなたに対して、シラセが小気味よい啖呵でシラセ株をストップ高に上げてから、一気に暴落させるあの落差は爆笑しました

結月の察しの良さも併せて、あれが2018年の最高の1話でした

 

1位ゆるキャン△

1位は本当に迷った。どっちも1位でいいのではないか?と最後まで悩んだものの

最終的な決め手は最終回のカタルシスと、漫画版を買ったかどうかでゆるキャン△を2019年ベストアニメに推します。

一昨年の1位リゼロと同じく、個人敵にはきらら系というのは好きなジャンルではありません。最初の悪印象があるにも関わらず、ゆるキャン△が引かれたのはやはり背景と演出。美しい山梨の風景が本当に癒されました。

掴みは背景やテンポのよいバラエティ的な会話でしたが、見ているうちに深く惹かれたのはやはり失敗を許容するゆるさ

SNSでも炎上が日常茶飯事、アニメの中ですら登場キャラクターが犯罪行為に近い活動をすれば炎上する、現在は失敗が許されない社会になりつつあります。

そんな中で、彼女達はゆるく失敗しても、それもキャンプの楽しみだとばかりに受け容れる姿勢、そういったところがゆるキャン△の最も惹かれる理由になりました。

人間関係でもしまりんとメガネの共通の友人を介した比較的苦手な知り合いから、まあ悪い人じゃないし付き合い深めても…とう関係性の変化が非常にリアリティがあって面白かったですw

まあそうはいっても好きなキャラは犬子なんですけどね。うわ何このあざといキャラとずーっと

見ていましたが、着替えのシーンで「しゅき…」となりました。あのシーン、このアニメで想像つかないぐらいセクシーでインパクトがあり、記憶に強く焼き付いています。

 

 

今年は私生活で色々あったせいか、絵のきれいな癒されるアニメを多く選んでるような…

全体の総評としては、SNSをうまくシナリオや描写に取り入れた作品も上位に入っています。

ラインのやり取りをそのままギャグにしたゆるキャン△や、南極隊の宣伝にSNSを活用した宇宙よりも遠い場所、一部現代設定をうまく取り込んだバナナフィッシュなどが代表作でしょうか。

逆にうまく扱えなかった作品としては音楽少女の炎上でツイッターなどで話題になり人を呼び込む作戦あたりは、SNSの特性をうまく活かしきれなかった感があります。

こういったSNSはすでにクリエイターなどにとっても当たり前に使うアイテムとなり、取り入れ方が自然になってきています。その分、うまく特性を活かせないとシラケる諸刃の剣ともいえるでしょう。作品内でのSNSの扱い方にはもっと注目していきたいですね。

 

 

2年ぶりの私家版トップ10

あくまで見たアニメの中からのランキングです。見忘れた昭和元禄落語心中助六再びなどは残念ながらランキング外です

比較的三振かホームランかのような印象もあった今年の面白かったアニメはなんだったのでしょうか?

10位から発表します。

 

ID-0

結構ギリギリまでトップ10圏外だったものの、他のトップ10候補を他項目で扱うから…とかロボットアニメがないじゃん!という副次的な理由もありランク入り

内容としては正当な谷口悟朗節を感させ、攻殻機動隊を思わせる肉体と精神の関連性を絡めつつ、娯楽としての面白さを追求した中身を評価しつつも

全体として性急でキャラクターへの掘り下げ不足な面も目立った。

2クールあればものすごい傑作になってた予感があっただけに非常に惜しい。出来たらもっと評価が上がって次の展開があればいいなという思いを込めて10位に入れた。

さらりと未来技術や倫理面などを見せるガジェット面で非常に優れたアニメだった点も付け加えたい

 

Infini-T Force

9位はタケェシィである。終わり

ではさすがにアレです。やはりフルCGのアクションシーンの素晴らしさそこに尽きるでしょう

ただ動くだけでなく、重みも表現しようとするその姿勢がすごかった。

力強いアクションと、古典となったヒーローの価値観がぴったり合い、どこまでもかっこいい、

実写映画などでも議論になるリメイクとはなんぞやという問いに幸せな答えを出した一つだと言っていいだろう。

まあ真面目に語りつつもダミアン・グレイのタケェシィが好きすぎて9位に入れたんですけどね!

グレイ本人のキャラクターのねっとり感やまっすぐな悪への姿勢も好きですが、あのイントネーション

平川大輔さんのアドリブなのか最初から予定通りなのかとても気になるところ。

タケェシィ~のようなネタになりやすいとっかりがあるほうが人気でやすいのかなと考えたりもします。

あ、あとベル・リンのお胸と笑の足も最高でした。制服はともかくとして

 

龍の歯医者

8位まで来たのはやはり龍の歯医者という設定と、その独特の死生観をうまいこと表現したことで高評価。

スタジオカラーの作風が好きということもあるけれど、豪華な画面はどこを切っても見ごたえがあった。

そしてヒロインの野ノ子の魅力だ、清水富美加の清潔感のある透明さがぴったりと合っていた。

彼女が芸能界を引退してしまったのは惜しまれる。

彼女のぼくらが旅に出る理由を聞いてから、自分の中でしばらくは小沢健二リバイバルブームが起きていた。

 

プリンセス・プリンシパル

7位は個人的に伏兵。最初はタイトルやキャラクターデザインから見て、ゆるーい百合スパイもの程度とタカをくくっていたし、速水螺旋人の名前がなかったら見なかっただろう。

しかし1話からいきなりハードな展開で虜にされた。次に誰が死ぬかもわからない緊張感と、計算と裏切りの連鎖でぐっとハートを掴まれた。

惜しむらくはやはり後半、キャラ萌え特化で色々とシナリオが緩くなり緊張感が失せてしまったのが残念でならない。前半120点、後半40点ぐらいの印象。

色々と事情はあるのは察せられるが、予定調和な終わり方で締めて欲しくなかったアニメだ。

キャラ萌えを否定的に言ったものの、それでもアンジェとプリンセスは今年ベストカップルだったのは間違いない。2人の歪でお互いに罪悪感に囚われた関係性は耽美で美しい。

ベアトいじりも素晴らしかったし、ドロシーの不幸が似合う体質も好きだった。ちせもいい子だったようん。

 

宝石の国

6位に上げるのは宝石の国。原作を追いかけているとはいえ、無機質な宝石たちとフルCGにこれほどの親和性があるのかと驚かされたのがまず第一。

そしてCGが手書きの代用になる、ではなく、CGでないと描き切れない、という世界観をうまく作り出したことは最大の賛辞を贈るべきだろう。なんか書いてると6位でも低い気がしてきたぞ!

アクションシーンの描写は原作を超えたといっても過言ではないだろう。特にダイヤの戦闘シーンはCGってここまでできるんだと感動を覚えるレベルだった。

ボルツの兄ちゃん呼びと重なってあそこだけでも今年ベストシーン候補は間違いない。

基本性別のない宝石たちの萌えポイントとして、尻にフューチャーしていたのもまあひとつポイントなんじゃなかろうかと。

無性別ゆえに胸を強調するのはおかしい(一部そういうシーンもあったけれど)からか、尻の丸さでリビドー爆発させて女性らしさを表現してやるぜ!的な頑張りがちらほらと見てとれたのは面白い。

一番女性に近いのはダイヤのようで、実はフォスが新しい彼氏ができると趣味や性格がかわる人みたいで一番女性に近い気もしますw

 

少女終末旅行

5位は終わりたてディストピアもの。今年は優れたディストピアものが多かったけれどその一つだろう。

ヒロイン2人の恰好からして全体主義社会の色濃く、その社会も崩壊して幾星霜、いよいよ人類の週末という三段階踏んでの2人の世界。

ダウナー系のノリで緩やかにみられる反面、時折出てくる文明社会への提言はドキっとさせられるものがありました。

人間を人間たらしめるもの何か?文明社会の残滓を追いかけつつ、百合百合しい萌えと哲学的な思考を取り込んだ深い作品だった。

ヒューマニズムとは人間の本能かそれとも社会性が育んだものなのか、人類が終末を迎えたからこそ色濃く出てくるものなんですね。

ところであんなもんしか食ってないのにユーリの発育良すぎじゃね?きっと未来の食べ物だから完全栄養食なんだろう。

 

RWBY

正確には今年でないものの、TV放送が今年だったので4位。

CMで「正義とは甘く、そして時には辛く、コクがあってクセになる」を見たときは、うわぁ…なんだこれは…と思ったものですが、

今では一緒にYEEEEEEEEEEE!と叫ぶまでになりました。

最初はあのCGで燃えたり萌えたり感動したりするとは想像だにしていませんでしたが、パワーパフガールズやパンティ&ストッキングのような和洋折衷アニメの正統な進化系でしょう。

海外のキャラ立てと日本的なアニメデザインがうまくマッチして、個性的なキャラクター全員に愛着が沸いてきます。

そのせいで後半の展開は辛くて辛くて…アニメを見ていて本気でヘコむことになるとは…

吹き替えゆえですが、ルビーの早見沙織が心底素晴らしかった。優れた声優の熱演も物語を盛り上げました。

しかし最も褒めるのはなんといってもアクションシーン。いくらCGとはいえここまで大胆に動くとは!

決して恵まれた予算があるようには見えませんが、アクションシーンへの強いこだわりが見える自由自在な動き。

Infini-T Forceのような重みとは別ベクトルの、現実的な動きよりも理想とする動きを見せようとするその姿勢が隅々に行き届いていました。

あれだけ派手なアクションもまだカットされている部分があるというのも驚きでした。

アクションは殺陣だけでなく、細かい仕草のような身体的表現で感情を表そうという場面も多かったです。

まあ日本アニメ愛が強すぎて、アニメ的表現がたまーに過剰になるところもありましたが、そこも一つの魅力なんでしょう。

 

リトルウィッチアカデミア

3位はほぼ横一線、あまり差はないんです本当に。

未完成な少女を2クールかけて成長させようという王道展開は、1クールアニメ全盛ではテンポが遅いという批判もありました。

しかし人間がそんな簡単に変われません、ゆっくり成長するからこそヒロインのアッコに感情移入できるんだと思います。

王道展開ですが、見たことある展開と表裏一体。かつてのアニメの遺産を活かしつつ新しい表現に挑戦しようという気概が見れ、特に最終回のホウキに魔力を託しつつ脱落していくところは、お約束の燃える展開に一味効かせた笑えるシーンでした。

序盤はダイアナとスーシィ推しでしたが、徐々にかわいくなってロッテもまた魅力的。

なによりもアーシェラ先生ですよ。あの人妻感がたまりません、日高のり子といえば元気な女の子の印象がとても強いものですが、さすがベテランです。

あれだけエロスを感じる声は今年とても印象に残る演技でした。

メイン3人プラスダイアナは魅力的な分前半でアカデミーの広げれてば後半もうちょっと展開変わったかもしれません。

最後にEDは前期後期共に素晴らしく(もちろんOPも好きでした)、映像の面でも優れていたのが印象的でした。

今年の大作TVアニメでは最もバランスよく完成された作品です。

 

メイドインアビス

2位もファンタジー系統です。アニメは期待しつつも原作未読でした。

序盤の緩い展開をしつつも、節々で不吉さを残して今後の過酷な展開を期待させつつそれを裏切らなかった原作を、

非常に美しくアニメ化して成功したのが本作でしょう。

原作ものは今年もいっぱいありました。原作をうまく活かしたアニメも、逆に活かせなかったアニメも、そもそもなんでアニメ化したんだという原作もありました。

そんな中で今年最も成功したのがメイドインアビスなのは間違いないでしょう。自分も思わず原作まとめ買いに走るほど、アニメと原作のWin-Winな関係でした。

オーゼンは優しいなんてなんの御冗談かと思っていましたが、まさかねぇ…うん。

アビスの風景の美しさとおどろおどろしい生き物のコントラストの魅力を、ここまで見事にアニメ化するのは難しい仕事だったでしょう。

映像美だけでもトップ10に入ってもよい仕事っぷりでした。

声優の熱演も光りました。タマウガチの毒に苦しむ2人のシーンは息苦しさと痛みに溢れた今年一番絶望的なシーンといっていいでしょう。

井澤詩織もまた倉石たんぽぽちゃんと並ぶはまり役に当たり、2期も楽しみです。

 

けものフレンズ

1位は悩みました。その後の展開が残念でしたが、やはり今年の一本を選ぶならこれでしょう。

考察や内容についてはすでに多くを語られており、あんまり自分から付け足すことはありません。

自分が見始めたのは3話からでしたが、1話2話で絶賛していた友人の熱い勧めで見た結果、やはり4話からぐっと引き込まれました。

宣伝されてないが故に、自分が薦めなきゃいけないという使命感と、早めに知ったという優越感がさらにブームを呼んだ気もします。

中身はやはり王道、ほのぼのテイストでありながらアッパー系ディストピアものとして、毎回最後に不穏な印象を残す強い引きは毎週見る楽しみにもなりました。

考察が盛り上がったのは比較的最近のアニメでは珍しい現象でした。

フルCGでの新しい表現が目立った今年の中では、かなり前時代的な粗目のCGでもこれだけ惹かれるキャラクターデザインのすばらしさと、練られた優しい脚本がこのアニメの魅力です。

 

今年は比較的アニメの当たり年というか、すごくハマったトップのアニメが多く、特に上位6作品は夢中でした。

昨年更新し忘れた順位を振り返ると

昨年
10位クロムクロ 9位キズナイーバー 8位ユーリ!!! on ICE 7位Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! 6位アクティヴレイド-機動強襲室第八係-
5位昭和元禄落語心中 4位競女!!!!!!!! 3位フリップフラッパーズ
2位宇宙パトロールルル子 1位Re:ゼロから始める異世界生活 真の1位Thunderbolt Fantasy

となっていたので、今年は順位選びの難しい年になりました。

 

総括としてはフルCGアニメが5本と過半数を占めるなど、CGがどんどん主流になっていくアニメ業界を表してる結果でした。

特に激しいアクションを全編で用いるには、手書きでは限界がある感じがします。

その一方でFate/Apocryphaの22話で伍柏諭がやったような職人芸のアクションシーンもありました。リトルウィッチアカデミアでも終盤のアクション回やロボ回、そしてEDでも際立った個が見られました。

CGの進歩が今後アニメ業界をどう変えていくのか、さらに楽しみになりますね。

 

私家版トップ10は以上ですが、来年の頭にはおまけができるよう頑張ります。

http://ameblo.jp/hasimoto-nyan/entry-12104903356.html

ここから続きまして、印象に残るアニメを上げてみます。


ベスト原作リメイク賞 寄生獣 セイの確率


やや古めの大物原作をアニメ化した作品が目立った今年。

色々と賛否両論ありましたが、岩明均の魅力は構図や演出の妙。キャラクターデザインを現代風に変更したのは英断だったと思います。

勿論いい部分も悪い部分もありましたが、アニメ化で新しいものを見せようとする姿勢を買います。

ジョジョ、うしおととら、Fate、すべてがFになる、などは原作通りにやろうとして、逆にアニメでは重い、テンポの悪さが目につきました。

アニメらしさを追及して欲しいなぁというのが正直な気持ち。

ジョジョ4部はどうアニメ化するのか気になります。個人的にOVA版ジョジョ3部の再評価が始まったのは嬉しかった。タンクローリーだっていいじゃない!かっこよければ!


ベストエンディング賞 アルドノア・ゼロ


いや、色々言われたけど大好きですよ?

戦争の激化の原因となった3人がそれぞれ、愛を失い、自由を失い、尊厳を失う三方一両損で収めた苦い終わらせ方は、戦争が綺麗にめでたしめでたしで終わるわけないだろ!

という意思を感じました。


ベストアクション賞 俺物語7話の柔道

努力賞 聖闘士星矢 -黄金魂 soul of gold-

アクションシーンで最も感動したのは俺物語でタケオがライバルと柔道で争った俺の強さです。

何が凄いって少女漫画なのにアニメで見た柔道描写で最も正しいんじゃないかという正統派柔道だったこと。

それがまさか少女漫画原作アニメで見れたことに心底感動しました。

そもそも記憶にある柔道ものは紅三四郎、ドカベン、YAWARA!ぐらい。知名度の割にアニメ化に恵まれていません。

そんな状況の中で、主人公が苦戦しつつも反則をさせる、焦ったライバルが無理に前に出たところで投げる。という柔道の試合でよくある光景を再現したところに大きな意義があるでしょう。

監督には柔道部物語のアニメ化を託したい!と心底思うほど正しい柔道でした。



蟹座と魚座大勝利!脚本ありがとう!

努力賞?うん、そうだよね。オリジナル声優へのこだわりが良かったんですが、やっぱり若々しい声って年を経ると失われてしまうものです。

でもみんな頑張ってたじゃん!だから努力賞。


ベストうまそうだった飯描写 ローリング☆ガールズ1話のラーメン


料理アニメは色々ありましたが、一番凄かったのがこれ!

アツアツのラーメンの湯気が伝わってくる作画、顔を崩しながら夢中で食べる美女2人の吐息を見るとラーメンに手が伸びます。本当に素晴らしい。内容はまあうん…


今年一番衝撃を受けたで賞 JKめし!


一番インパクトあったアニメはこれ。JK主役の飯もの。

たまたま見ていた5分アニメでしたが、まず最初に学校の勉強の豆知識、そして料理のレシピとこれだけで5分のうち4分30秒ほどを使い切り、この手のアニメの肝である食事シーンどうするんだ?

とワクワクして見ていたら「うまーい」の声だけで外のシーンが映って終わり。

もしかしたらたまたまなのか?と次の話も見てしまいましたが、やっぱり一緒でした。

一体どこの層に売るつもりだったのか?とにかくアニメ化の弊害なのか、安く上げればよかったのか?色々と日本アニメの闇を見た気がします。


ベスト人型ヒロイン

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ!のクロエ

冴えない彼女の育てかたの霞ヶ丘詩羽


ベストと言いつつ2人をあげるこの矛盾!!

露骨にエロいの最高やん…クロエは褐色ロリに目覚めた原因。アニメは特に斎藤千和の媚びた小悪魔声がたまらんのです。

詩羽先輩は王道黒髪ロングに黒タイツ。足フェチも胸好きもたまらん。

次点は櫻子さんの足元には死体が埋まってるの櫻子さん。


ベストおっぱい ダンまちのヘスティア


説明不要。アニメ本編もちゃんと完走できるぐらい面白かったです。


ベスト女体 ユリ熊嵐


内容の難解さで話題になりましたが、個人的に一番良かったのは女の子の体つき。

少女らしい丸さを帯びた身体は健康的だけどエロスに満ちたバランスの良さが魅力でした。

男性が望む女体ではなく、女性が魅力に感じる裸の描き方は興味深かったです。

求められる路線もいいのですが、こういったアニメが増えるとまた楽しみが増えますね。



出オチがっかり賞 乱歩奇譚 Game of Laplace


乱歩は小学生の頃から大好きだったので大きな期待をかけてたんですが、色々がっかりでした。

1話のバラバラ死体のインパクトが大きかったので、なんとか最後まで頑張って見てましたが、

天才犯罪者なのに凄みを感じない、あくまでイメージだったんでしょうがドミノを彼か部下がチマチマ立ててるのを想像すると萎えます。

何より許せないのが小林少年。かわいいのは許せます。むしろもっとやって欲しい。女装が得意な小林少年をうまく活かした設定でしたが、

なんで骨格が女の子なのか!男の娘はあくまで性別は男。ただ女の子にしてしまったらその設定の意味が無いじゃないか!

特にあの平凡極まる最終回はただ呆れるばかりでした。


激おこ大賞 DD北斗の拳2 イチゴ味+


乱歩奇譚よりブチ切れたのがこれ。

原作の馬鹿馬鹿しさをオリジナル声優銀河万丈でやる。北斗の拳リアル世代ならそれだけで見ようと思っちゃうじゃないですか、期待しちゃうじゃないですか!

次の日忙しいのに頑張って起きてみたのがDD北斗の拳。

パロディは大好きで、寒いと言われるのでも結構見ちゃう俺でも寒い…辛い…

それに耐えた結果が僅か2分のイチゴ味、しかも1話なのに宣伝だけで終わり。こんな1話許される訳がない。

さすがに2話から見る気失せましたが、ちゃんとターバンのガキや南斗で5MENもやったと思うとますますブチ切れます。

せめて5分番組でも単独で見たかった。ちゃんと再アニメ化して欲しい。


とりあえず来年に繋がる作品、コンクリート・レボルティオは一番期待。

昭和を懐かしむだけでなく、色々なネタを仕込んでるところは語り甲斐のあるアニメ。

うたわれるもの偽りの仮面は本当に丁寧。作画の良さだけでも一見の価値があります。


機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズは、期待値は低かったものの面白い。アクションシーン結構頑張ってるのに少ないのが残念。


今年は庵野秀明監督が日本のアニメはもって5年ぐらいと言った発言が話題になりましたが、去年と比べてもちょっとイマイチだったかもしれません。

やっぱり量が多すぎるのと、1クールが短すぎてサイクルが早すぎるのも問題なのかもしれません。

来年は心に残るアニメがより増えるといいですね。


追記

現状のアニメの問題点は作画よりもシナリオ面のほうが気にかかります。

私が文章に興味を持っている面もありますが、ワンパンマンを筆頭に作画レベルは間違いなく上がっているでしょう。

Twitterなどでファンとの距離が近く、1人1人の声が反映されやすい分、挑戦的なシナリオを通すよりも無難に落ち着けるものが増えている感があります。

性急な展開なども1クールの時間的な、準備の期間の意味でも1クール390分という表現の制限という意味でも足りてない印象を受けるアニメが多いですね。

今のアニメ業界は焼き畑農業的で余裕が無いのが反映されてるんでは?と勘繰ってしまいます。

やはりアニメは好きなので次のクールも色々と追いますが、制作者には申し訳ないと思いつつ、やはり3話切りしてしまうのも増えそう。

現在のアニメ本数を縮小するのは難しい。しかし今の状況は維持拡大し続けるのはいつか破綻が見える。なかなか込み入った問題になっていますね。