2年半振りの湯の花村 | 端っこの気持ち

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東京の端っこに住む劇団四季と酒をこよなく愛する頑固者が書くいつまで続くかわからん日記…のようなもの

って事で、『ユタと不思議な仲間たち』を観てきた。演劇

 

前回の公演が2019年の4月だから約2年半振りの上演ですね。その時は浅利慶太さんの追悼公演でしたね。今日は平日マチネの公演なのに、劇場はお客さんでいっぱい(2階席は解らないけど)。拍手も大きくそれなりに盛り上がっていたと思います。今日座った席は1階4列17番とセンターブロックの席。俳優さん達の表情は良く見えるし、息遣いも聞こえてきそうな良席でした。チョキ

 

今日のキャストです。

 


 

前回の公演でダンジャを演じた坂本里咲さんがユタの母を演じ、前回の公演で新太を演じた横井漱さんがユタを演じていたり、何よりも久し振りに舞台で山崎佳美さんを観る事が出来たのは嬉しかったです。ニコニコ

 

では、気になるキャストの感想を。

 

ペドロを演じた下村青さん。

下村ペドロは前回の観劇時と同じ。劇団四季に在団中にもこの作品に携わっていたので、お手の物という感じですね。そんな下村ペドロですが、良かったです。ニコニコ前回の公演でもペドロを演じているだけあって、ペドロを自分のモノにしているという感じがします。演技は良かったです。コミカルだったり、シリアスだったりとメリハリのある演技を披露してくれました。小夜ちゃんを想う気持ちは切ないですね。歌も良かったです。素敵な歌声を披露してくれました。グッド!

 

ダンジャを演じた山崎佳美さん。

言わずと知れた加藤敬二さんの奥様である佳美さん。四季に在団中は『CATS』のジェリロや『CFYのポリー、『李香蘭』の川島芳子、『コーラスラインのヴァル等、保坂知寿さんと役を分け合う事が多かった佳美さん。ダンジャは在団中にも演じていたので、その時以来になるのかなはてなマークさて、久し振りに観た山崎ダンジャですが、良かったです。ニコニコ山崎ダンジャは在団中も観ているので、当時の記憶が蘇ってきて感慨深い気持ちになったりして…。にひひ

 

ユタを演じた横井漱さん。

前回の公演では新太を演じていた横井さん。今回はユタを演じてます。そんな横井ユタですが、良かったです。ニコニコ冒頭の気弱なユタから後半にかけて逞しくなっていく様を丁寧に演じていて良いと思います。何処となく敬二さんのユタを彷彿とさせるのは気のせいだろうかはてなマーク青空教室でペドロ達のいたずらを微笑みながら見つめているのは印象的。ダンスは申し分ないですね。ミストフェリーズを演じているだけあって見応えのあるダンスで魅了してくれました。もし、またこの作品が再演されるなら再びユタを演じてほしいです。グッド!

 

寅吉を演じた三遊亭究斗さん。

究斗さんも元四季の方ですね。無駄に四季歴が長い自分なので在団中に究斗さんが出演した舞台演劇も勿論観てます。パーそんな究斗さんの寅吉ですが…。う~ん、悪くはなかったんだけどねぇ…。まだ寅吉を演じるには年齢が若いのかなぁはてなマーク演技も教科書通りという感じで無理して「じっちゃん」になっているような気が…。

 

他にも、中村小夜子は可愛らしく綺麗な歌声で魅了してくれたなぁとか、東ゴンゾは前回の観劇時と同様に面白くて格好良かったなぁとか、小野田モンゼは今回も楽しかったなぁとか、近藤ヒノデロは前回の観劇時より妖艶になっていたなぁとか、高橋大作を始めとするいじめっ子達は全然田舎の子に見えなかったなぁとか、色々書こうと思ったのですが、この辺で…。

 

さて、約2年半振りの観劇となった『ユタと不思議な仲間たち』ですが、やはり感動的な作品ですね。今日もしっかりと感動してきました。ただ、時代設定は「令和」ではなく、「昭和」にしていた方が良かったのかなぁと思ったのですが、そんな事を思うのは自分だけだろうかはてなマーク