定位置(?)での『CATS』 | 端っこの気持ち

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東京の端っこに住む劇団四季と酒をこよなく愛する頑固者が書くいつまで続くかわからん日記…のようなもの

では、週末に観に行った『CATS』と『サウンド・オブ・ミュージック』の感想でも書くとしますかね。演劇



まずは『CATS』の感想から…




土曜日は仕事がバタバタしていて、職場を出るのがいつもより遅くなってしまいました。開演までに間に合うかなぁと心配してたんだけど、運良く電車電車の乗り継ぎ等が上手くいって余裕で劇場に着く事ができました。この日の席は先行でチケットチケットを取ると必ずと言って良い程座る事になる5列46番(何故か手持ちのチケットはこの辺りが多いんです)。定位置(はてなマーク)で今年初めての『CATS』を楽しむ事ができました。ニコニコキャストの方は木村グリザに李マンゴ、大口ランペ、飯田ガスに龍澤ギルと久し振りに観る猫達やお馴染みの猫達と結構面白いキャスト陣だったと思います(ま、殆ど久し振りな猫達を中心に観てたけど…)。



では、気になるキャストの感想を…



グリザベラを演じた木村智秋さん。

木村グリザを観たのは2009年の12月以来。以前は木村グリザが苦手というかあまり好きではなかったのですが、今回観た時は以前のような感情はありませんでした。演技等を変えたのか以前よりは良くなっていたと思います。以前はグリザベラの持つ哀しみや人生(猫生はてなマーク)の重みというのが感じられなかったのですが、今回は以前よりもグリザベラの持つ哀しみ等が出ていたと思います。もう少し哀しみ等を深く表現したら更に良くなると思うので、今後を期待したいですね。


マンゴジェリーを演じた李涛さん。

李マンゴは五反田で観て以来。昨年末の『ライオンキング』のシンバや、今回のマンゴジェリーとこちらの方に居るよりはオズの国に行った方が良いのではないかと思う李涛さん。『CATS』に出たとしてもマンゴジェリーよりスキンブルシャンクスを演じた方が良いのではないかと思う李涛さん。李涛さんを観る事が出来たのは嬉しかったんだけど、ちょっと複雑な気持ちでもありました。とは言え、李マンゴをしっかりと楽しんだ俺だけど…。にひひそんな李マンゴですが、五反田の時よりも大人しくなった感じがしました。アホっぽさも五反田の時より少なかった気もするし…。とは言え、チョコチョコと遊んでいたり表情もクルクルと変わったりしていて面白かったです。ダンスも軽やかで素敵でした。自ナンバーでの側宙(と言うのか、アレははてなマーク)は横浜でも健在。そう言えば、側宙をするマンゴジェリーって武藤さん、李さん、龍澤さんくらいかなはてなマーク李さんはスキンブルシャンクスも演じているので今度は李スキンブルを観たいなぁ。


ランペルティーザを演じた大口朋子さん。

大口ランペも久し振りな気がする。横浜で大口ランペを観たのはこれで2度目だったかなはてなマーク滅多にお目に掛かる事のない大口ランペなので、土曜日に観る事ができたのはホントに嬉しかった。久し振りに観た大口ランペでしたが、結構面白いランペでした。李マンゴとの相性も良かったのではないでしょうか。マンゴジェリーを尻に敷いている感じがして良かったと思います。ダンスの方も良かったです。李さん同様軽やかなダンスで魅了してくれました。大口さんはカッサンドラも演じているので、今度はカッサンドラを観てみたい。


アスパラガス=グロールタイガー、バストファージョーンズを演じた飯田達郎さん。

飯田さんのガス=グロタイ、バストファーも久し振り。『美女と野獣』のビーストを抜けての『CATS』。飯田さんも大変ですねぇ(大変なのは飯田さんだけじゃないけど…)。そんな飯田さんですが、3役を見事に演じ分けていて素敵でした。バストファージョーンズはコミカルに演じていて面白かったし、アスパラガスでは枯れた演技で魅了してくれたし、グロールタイガーは豪快で迫力があったし、メリハリがあって良かったです。歌も良いですね。素敵な歌声を披露してくれました。


ギルバートを演じた龍澤虎太郎さん。

龍澤ギルも久し振り。やはり格好良いですね。他の方のギルバートも素敵なのですが、龍澤ギルが一番格好良いと思うのは俺だけだろうかはてなマークキリリとしたメイクが似合っているからなのか、凄く男前に見えますね。龍澤ギルの海賊船からのクルッと一回転で降りる側宙降り(はてなマーク)を観るのが好きなので、土曜日に観る事ができてホントに嬉しかった。他の方のギルバートはそのままストンと降りるのでチョッピリ残念に思ってしまう(ま、それが普通なんだろうけど…)。そうそう、グロタイに向かって言うセリフを聞いて「日本語、上手くなりましたはてなマーク」と思ったのは俺だけだろうかはてなマーク龍澤マンゴも好きなので今度はマンゴジェリーを観てみたい。



他にも金森タガーはちょっとエロで遊びが多くて面白かったなぁとか、劉スキンブルシャンクスは連投続きで可哀想だなぁとか、鈴木ジェニエニを観ると元気が貰えるなぁとか米田デュトは歌い方を変えたのか、ほんの少しだけ良くなっていたなぁとか色々書こうかと思ったのですが、この辺で…。




そうそう、キャスト表が変わりましたね。今までは開場時に入口で不要な(はてなマーク)チラシと共に大きめのキャスト表が配られていましたが、入場時に配られず他の劇場と同じサイズのキャスト表になってました。今年になってからですかはてなマークもっと早く他の劇場と同じようにしてくれたらよかったのに…。