クリスマスの猫達 | 端っこの気持ち

端っこの気持ち

東京の端っこに住む劇団四季と酒をこよなく愛する頑固者が書くいつまで続くかわからん日記…のようなもの

って事で、『サウンド・オブ・ミュージック』を観てきた。演劇


今日の舞台の感想は後程書くとして、昨日の『CATS』の方の感想でも書こうかなと…。クリスマス特別カーテンコールの事について書いたから、本編の感想は別に書かなくても良いんだろうけど一応ね…。昨日はクリスマスという事もあって客席はいっぱいでした。最近は土曜日ソワレでも空席が目立つので、久し振りにいっぱいになっている客席を見てちょっぴり嬉しかったりして。昨日座った席は5列49番と大好きな5列目での観劇でした。先行で予約すると何故だかこの辺りの席が多いんです。たまには違う席で観たいんだけどなぁ…。キャストは礒津ひろみさんのジェニエニドッツや撫佐仁美さんのジェミマ、斎藤洋一郎さんのマンゴジェリー、岩崎晋也さんのミストフェリーズ、原田麦子さんのディミータと久し振りに観る方々が居て誰を中心に観てよいのやらと悩んだりして…(って、ウソです。全然悩んでなんかなかったです)。



では、気になるキャストの感想を。



グリザベラを演じた早水小夜子さん。

早水さんのグリザベラは現グリザベラの中では一番良いですね。安心して観る事ができます。他の方のグリザベラも違う魅力があって素敵なのですが、早水さんはグリザベラという娼婦猫を見事に演じていると思います。昨日は何故だかグリザベラが出てきた途端に感動して涙が出そうになってしまった。グリザベラの持っている哀愁とか人生(猫だから猫生とでも言うのだろうかはてなマーク)の重みとか過去とかが身体全体で表現していたように思いました。「メモリー」も良かったですね。「メモリー」が終って拍手が起こる時があるんだけど、昨日は拍手無しでしたね。個人的に拍手無しの方が好きなので、昨日のような終り方は良かったです。


ジェニエニドッツを演じた礒津ひろみさん。

礒津ジェニは横浜で開幕した頃以来かな。最近は稽古担当とか裏の仕事を多くしているので役者として舞台の上に立っている礒津さんを観る事ができて本当に嬉しかった(『CATS』とは関係ないけど中村匠さんや藤川和彦さんも最近は裏の仕事が多いのでたまには役者として舞台に立ってほしいものです)。そんな礒つジェニですが、鈴木ジェニとは違う元気(って、どんな元気だはてなマーク)のあるおばさん猫ですね。世話好きというか優しい感じで母性を感じられるジェニエニドッツという感じでした。礒津ジェニは滅多にお目に掛かる事がないので昨日は貴重な一時を味わう事ができました。ニコニコ


マンゴジェリーを演じた斎藤洋一郎さん。

斎藤マンゴを観るのは2度目です。前回観た時よりもアホっぽさがアップアップした感じがします。アホなマンゴが好きなのでアホっぽさが増したのはホントに嬉しい。斎藤マンゴは小泥棒というより、ヤンチャ坊主というかイタズラ小僧という感じがしますね。石栗ランペとの相性も良かったと思います。ダンスは素敵でした。ランペを背中に乗せる所はちょっとプルプルしてたけど、そんな所はご愛嬌。


ミストフェリーズを演じた岩崎晋也さん。

岩崎ミストも久し振りな気がする。相変わらず「可愛い黒猫」には見えないけど、五反田で初めて観た時より可愛くなってきたと思います。ブサ可愛いミストと思えば良いかな(もの凄く失礼だぞ、俺パンチ!)。岩崎ミストは松島ミストより小遊びが少ないかなぁと思っていたけど、昨日観た時はチョコチョコと遊んでました。ダンスはやはり流石ですね。軽々と踊っている感じがしました。そうそう、昨日は自ナンバーの所で衣装の右膝辺りに穴が開いてしまって、見つけた時からその穴が広がらないかとヒヤヒヤして気付くとその穴ばかりに目目が行ってしまって…。




他にも麦ディミは前回観た時よりも「男前」なディミータになっていたなぁとか、金森タガーは特別カテコの為に余力を残していたのかなぁとか、撫佐ジェミマもキリリとして格好良かったなぁとか色々書こうと思ったのですがこの辺で…。





昨日も書きましたがクリスマスクリスマスツリーの時期になると『CATS』を観たくなる俺(決して特別カーテンコールを期待しているからではないですよ)。きっと来年もクリスマスの頃に『CATS』を観に行く事になるでしょう。





























但し、それまで『CATS』がロングランしていればの話だけど…。