昨日より盛り上がった(?)楽のめざめ | 端っこの気持ち

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東京の端っこに住む劇団四季と酒をこよなく愛する頑固者が書くいつまで続くかわからん日記…のようなもの

って事で、『春のめざめ』を観てきた。演劇


昨日は前楽、今日は千秋楽と2日続けての『春のめざめ』観劇。先週、今週と2日続けて熱い舞台を堪能してきました。今週は前楽、千秋楽という事もあってお客さんの反応はとても良かったです。俳優さん達の歌や演技等も昨日、今日とホントに熱かったです。特に今日は千秋楽だからなのか、今まで観た中で一番熱かったのではないかというくらい熱かったと思います。そんな熱い舞台を観て、涙や鼻水や訳の解らないモノ(って、何はてなマーク)まで流してた俺でした。


では、気になるキャストの感想を(簡単にはてなマーク


ベンドラを演じた林香純さん。

林ベンドラは最後の最後まで可愛らしくて哀しかったです。歌も演技もとても良かったです。ベンドラそのものではないかというくらい役にピッタリと嵌っていたと思います。嬉しい時や哀しい時、辛い時等の表情の変化を観るだけでもこの作品を観る価値があると思います。昨日のソワレでもそうだったんだけど、今日も最初にベンドラが出てくる所からウルウルしてました。


メルヒオールを演じた上川一哉さん。

日に日に熱くなってきていた上川メルヒ。昨日の前楽や今日の千秋楽でも熱いメルヒオールを演じてくれていました。上川さん本人が言っていたように真っ直ぐな芯が1本通っていて、心に静かな青くて熱い炎メラメラを宿している感じのメルヒオールで良いですね。千秋楽が近づくにつれて余裕が出てきたのか、「Totally Fucked」で弾けるようになってきたのが嬉しい。今日は歌声がひっくり返っちゃうという所もあったけど、そんな所はご愛嬌。


モリッツを演じた三雲肇さん。

やっぱりモリッツはこの作品の中で一番共感できるというか、大好きなキャラクターです。モリッツが登場している所では自然と目目で追いかけてしまう。昨日も今日も三雲モリッツに完全にやられました。最初の方ではおもいっきり笑わせてもらって、1幕後半から2幕ではおもいっきり泣かされました。今日はメルヒママに向かって「ラテン語の勉強を~」と言うところでおもいっきり巻き舌になったので、大笑いしました。歌の方も良かったです。熱い歌声で感動しました。


マルタを演じた撫佐仁美さん。

撫佐マルタも素敵でした。「My Junk」でのモリッツへのちょっと控えめなアピールは可愛らしい。「The Dark I Know Well」でのマルタとイルゼにはやっぱり泣かされる。2幕での「Left Behind」でのモリッツの墓に花を供えた後の表情は哀しくて…。


ハンシェンを演じた一和洋輔さん。

妖しく、嫌味で、エロくて、色気のある一和ハンシェン。この前のオフステでハンシェンは魔法が使えると言っていたけど、ホントに魔法に掛かったように一和ハンシェンに魅了された感じです。2幕の「The Word of Your Body(Reprise)」でエルンストに向かって「そうだね。」というセリフの言い方が昨日の前楽や今日の千秋楽では、今までと違う感じでしたが、そんな言い方も良いと思います(あ~、上手く表現できない自分がもどかしい)。


エルンストを演じた山下啓太さん。

観る度に乙女度が増していった山下エルンスト。一和ハンシェンとの仲も良い感じですね(一和君とは同期でプライベートでも仲良しだったっけ)。本音を言えば最後にもう一度竹内エルンストを観たかったけど、山下エルンストの成長振りを観る事ができたのが良かった(何様のつもりだ、俺パンチ!)。「My Junk」でのモジモジというかクネクネした動きも面白かったです。2幕でのハンシェンとのキスシーンキスマークはいつ観ても面白い。


テーアを演じた岸本美香さん。

少女達の中で一番元気で笑いを取っていた岸本テーア。昨日も今日も笑いを取っていましたね。初演の時は岸本テーアに出会える事が少なかったので、今回の再演では岸本テーアを存分に堪能する事ができました。「My Junk」でのメルヒへのアピールも面白いですね。っていうか、「My Junk」ではテーアやマルタ、エルンストと見所がありすぎて目がたくさん欲しいくらいなんだよねぇ。


ゲオルグを演じた白瀬英典さん。

初演から今日の千秋楽まで完走した白瀬さん。笑いも取れていたし、その美声で最後まで魅了してくれました。前楽の昨日のソワレ公演や今日の千秋楽公演では「Touch Me」のゲオルグが歌うパートの所をアレンジして歌ってましたが、本当に素敵で感動しました。元々の歌い方でも泣いてしまうのに、昨日や今日のアレンジでは更に泣いてしまいました。


オットーを演じた加藤迪さん。

加藤オットーも素敵でした。演技や表情は細かいし、白瀬さん同様、その美声で魅了してくれました。いつものように「Touch Me」では加藤オットーの「きっと~音譜」という歌声で俺の「泣きスイッチ」が入ります。昨日も今日も加藤オットーの歌声で俺の「泣きスイッチ」が入りました。この作品を通して加藤さんのファンになりました。カーテンコールでの笑顔はやっぱり良いですね。前楽の昨日や、千秋楽の今日も三雲モリッツと向かい合ってバイバイしてたけど、そんな2人の姿が面白かった。


イルゼを演じた勝間千明さん。

勝間イルゼも素敵でした。ホントに観る度に成長していったような感じです(再び何様だ、俺パンチ!)。初演の金平さんや石塚さんよりも背が低いから、イルゼがより少女らしくなった感じですね。2幕のモリッツとの遣り取りは何度観ても哀しい気持ちになりますね。「Blue Wind」でも泣かされました。


アンナを演じた山中由貴さん。

アンナという役は少女達の中でも目立つ方ではありませんが、山中さんは最後まで丁寧に演じていたと思います。山中アンナは心優しい少女という感じで良いですね。マルタが父親から虐待されている事を知った時に本当に心配している様子が伝わってきますね。


大人の男性を演じた田代隆秀さん。

教師や校長、父親、牧師、医者等と様々な役を一人で担っていた田代さん。ホントに大変だったと思いますが、最後まで演じ分けていましたね。22日のソワレの時はセリフを忘れてしまった事があったけど、昨日のソワレや今日の公演ではそんな事もなく無事に演じてました。イルゼ父の時のニタニタと笑う姿は最後まで怖かった。


大人の女性を演じた都築香弥子さん。

田代さん同様、様々な女性の役を一人で担っていた都築さん。役によって表情や演技が変わるのに本当に感動しました(役者としては当たり前な事なんだろうけど…)。ピアノの先生での弾けっぷりはいつ観ても面白いですね。女教師の時の意地悪度というか嫌な奴度も観る度に増していったような感じで面白かったです。



他にもアンサンブルの橋本藍さんは最初からず~っと同じ衣装だったなぁ(なんでも変えるのが面倒くさいから同じ衣装を着ていたらしいです)とか、伊藤綾祐さんは今日の公演で咳をしてたけど大丈夫かなぁとか、権頭くんはこの作品で役が付いたら何の役を演じるのかなぁとか、石井亜早実さんも元気だったなぁとか色々書こうかと思ったのですが、この辺で…。



さて、昨日も盛り上がったカーテンコールですが、今日も盛り上がってました。特別カーテンコールが終っても拍手が鳴り止まず、昨日と同じように最後の方では俳優さん達が通路を走っていきました。今日も通路側の席(昨日は1階5列19番で、今日は1階13列19番)だったので、今日も俳優さん達とタッチできました。昨日は一和君だけだったのですが、今日は権頭君、石井さん、勝間さん、一和君、撫佐さん、白瀬君、林さん、上川君とたくさんの方々とタッチできました。チョキ良かった、通路側の席で。ニコニコ



今日で東京公演は千秋楽を向かえた『春のめざめ』ですが、やっぱり俺はこの作品が大好きです。『クレイジー・フォー・ユー』も大好きな作品で東京公演が終ったら暫くの間は腑抜け状態になってましたが、『春のめざめ』が終ったので、また暫く腑抜け状態になると思います。せめて『春のめざめ』の四季版のCDCDがあれば気も収まるんだろうけど…(本当に収まるのか、俺はてなマーク)。名古屋公演のチケットチケットはまだ買っていないんだけど、名古屋まで行っちゃいそうな俺がいます(「行っちゃいそう」じゃなくて「行く」んだろうなぁ…)。名古屋の後は京都で上演するという話もあるし…。東京でもまた近いうちに再演してほしいなぁ…。




昨日も、今日もたくさんのブロガーさん達とお会いできました。お会いできた皆様、ホントにありがとうございました。ご挨拶できなかったけど、以前にお会いした方も何人かお見かけしました。お見かけした方々、ご挨拶できなくてスミマセン。