って事で『ウィキッド』を観てきた。
東京公演千秋楽までもう２ヶ月を切ったんですねぇ。今日は日曜日という事もあり、お客さんも多くてこの前に観た『ライオンキング』とはうって変わって劇場全体が熱気で包まれてた感じでした。キャストにはグリンダに沼尾みゆきさん、エルファバには濱田めぐみさんとオリジナルキャストが２人揃ってました。この２人のコンビを観たのは４月以来。お客さん同様、沼尾、濱田コンビの演技も熱かったです。今日は久し振りに２階席での観劇。いつもは１階席の前の方に座ってるのですが、今回は敢えて２階席にしてみました。舞台全体が観る事ができるので２階席も良いものですね。
では気になるキャストの感想を。
グリンダを演じた沼尾みゆきさん。
もう「流石」の一言に尽きます。グリンダという役を楽しんで演じている感じがします。表情も豊かだし、演技にも余裕が感じられます。今日はエルファバが濱田さんという事もありアドリブや小芝居などが多かったような気がしました。そのアドリブや小芝居も二人の息がピッタリだからできるのかな。このまま千秋楽までグリンダでいてほしいものですね。
エルファバを演じた濱田めぐみさん。
４月に観て以来の濱田さんのエルフィー。今日は１幕の登場した所で拍手が（ちなみに俺は拍手してません）。演技や歌は何も言う事はないですね。素晴らしいの一言です。１幕では学生らしく元気な（というか少々荒っぽい
）エルフィーでした。２幕では大人の雰囲気を醸し出していて演技にメリハリがあって良いですね。沼尾さんとのコンビネーションも抜群ですね。この２人のコンビは鉄壁という感じ。千秋楽までこの２人でいてほしいものですが…。
フィエロを演じた北澤裕輔さん。
連投続きの北澤フィエロ。ちょっと髪を切ったのかな前髪を切りすぎた感じでちょっと気になりましたが、相変わらずの良い所の坊ちゃんみたいなフィエロでした。北澤フィエロは何と言うか草食系男子っぽいですね。いや、それが悪いというわけではないんですよ。そんなフィエロも面白いと思ってますから。でも、もう少しがっついて肉食系っぽくなっても良いんじゃないかなぁとも思います。千秋楽まで北澤フィエロで行くのかなぁ楽までにもう一度、李フィエロが観たいんだけど、ムリなのかなぁ…。そういえば、結局東京公演では新フィエロも誕生しなかったなぁ…（って、まだ終ってないけど多分新フィエロは出てこないだろう）。
ネッサローズを演じた山本貴永さん。
久し振りに観た感じのする山本ネッサ。山本さんのネッサって、こんな感じだったっけ凄く良かったです。別に今まで悪かったというわけではないんですよ。今まで以上に良かったんです。１幕と２幕での演技にメリハリがあって素敵でした。ボックへの想いも伝わってきました。それだけにネッサとボックの２人は観ているだけで切なくなってくる。
ボックを演じた伊藤綾祐さん。
伊藤ボックを観たのも久し振り。金田ボックを観続けていたので、伊藤ボックになんとなく新鮮さを感じてしまった。金田ボックのようなストーカーっぽさがあまり感じられない伊藤ボック。そこら辺にちょっと違和感と言うか物足りなさを感じましたが、伊藤さんなりのボックを作り上げていて良いと思います。
他にも八重沢モリブルは悪役度が増した感じがするなぁとか、前田ディラモンドがメガネを落としたりして珍しい事もあるもんだなぁとか、シェンシェンを演じた小野さや香さんはディズニー映画の『白雪姫』に出てくる白雪姫に毒リンゴ
を渡すお婆さんみたいだなぁとか色々書こうかと思ったんですがここいら辺で…。
さて、最初にも書いたんだけど、今日は客席も満席状態だったのでホントに反応が熱かったです。カーテンコールも何度もありました。『ライオンキング』の平日ソワレもこんな感じだったら良いのになぁ…。
って、無理か…。