ホントに凄い! | 端っこの気持ち

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東京の端っこに住む劇団四季と酒をこよなく愛する頑固者が書くいつまで続くかわからん日記…のようなもの

って事で、『ウィキッド』観てきました。演劇ホントに凄かった!!

今日は2階席で観たんですが、舞台全体を観ることができました。客席に入るとまず翼をもつドラゴン等の舞台装置に目が行きます。サルに羽が生えて空を飛んだり、ホウキも空を飛んだりとホントに魔法にかかったみたいです。

ストーリーもホントに良く出来ています (ちなみに俺、このミュージカルの原作である『オズの魔女紀』を読んでいません)。『
オズの魔法使い』の前段階とも言えるこの作品、すっかり『オズの魔法使い』に繋がるようになってます。しかも『オズの魔法使い』に出てくるカカシや、ブリキ男、ライオンもしっかり出てきます。それも「えっ、まさか」っていう感じでカカシ達は登場します。後に西の悪い魔女になるエルファバとオズの魔法使いとの関係もビックリしました。

今日、エルファバを演じたのは濱田めぐみさん、まだキャストが決まってない時にキャッツシアターや四季劇場等でこの作品のPVを見た時にエルファバを演じるのは濱田さんや樋口麻美さんかなぁって思ってたら、案の定その通りになりましたね。濱田さんのエルファバは凄く良かったです。『ライオンキング』のナラや『アイーダ』のタイトルロールを演じてるだけあってこういう力強いというか芯の強い女性を演じると見事だなぁと感心してしまいます。実際、今日も濱田さんのエルファバには鳥肌が立つくらい圧倒されました。樋口さんのエルファバも観てみたいです。もう一人のヒロインで後に善い魔女となるグリンダを演じたのは沼尾みゆきさん、チャーミングで脳天気な女の子を楽しそうに演じてました。俺にとって沼尾さんというのは『オペラ座の怪人』のクリスティーヌしか観てないので今回のような脳天気でちょっとおバカな女の子ってどうなんだろうって思ってたんだけど、沼尾さんの性格ってグリンダそのものなんじゃないのかっていう位ピッタリでした。この役も他に西珠美さん佐渡寧子さんがキャスティングされてますが西さんや佐渡さんのグリンダも観てみたいです。エルファバやグリンダの同級生のフィエロを演じたのは李涛さん。ウィンキー国の王子という設定なんで登場した時はホントに王子様みたいでした。ハンサムだけど、軽薄な感じを良く出してました。シンバが登場するような形で舞台に登場するシーンもありましたぞ。これも必見。

この作品は舞台装置などの視覚に訴える所も凄いですが、音楽というか歌も良い曲音譜があります。俺が気に入った曲はエルファバが1幕ラストで歌う『Defing Gravity』という曲と2幕のラスト近くにグリンダとエルファバが別れ際に歌う『For Good』。特にエルファバの歌う『Defing Gravity』という曲はホントに凄い。このナンバーを聴くだけで鳥肌が立つくらい感動しました。『For Good』もジ~ンとくる曲で涙が出そうになるくらい。


この『ウィキッド』、6,7月は全席売り切れで10月までの公演分も残席が少ない状況です。そりゃ、こんなにすごい舞台だもん。誰だって観たくなるよ。ま、俺の場合は毎月観に行くから良いんだけど…。


今日の『ウィキッド』を観て、俺もすっかり魔法にかかってしまいました。

俺にかかったこの魔法が解ける日はきっとないでしょう。