昨夜、嫁不在!
よってワシが晩飯の仕度をするコトと相成ったのだが…着手して3分足らずで悲劇がっ
切ってもーた
包丁で指をザックリ
瞬く間にまな板は赤く染まり、ワシはほとばしる鮮血をキッチンペーパーでおさえながら救急箱を求め、皆の集うリビングへ
ペーパーににじんだソノ血を見た娘2なっちゃんが言うた!
『ずっくん(ワシね)!
どした感じ? 血の量ハンパなくね?』
ワシ→『うん、包丁でな
問題あらへん
』
なっちゃん
『マジでっ!?
ヤバくね? ちょっとお姉っ! ソコのうちの携帯取って
ママにママにっ
』
いやんっ
いつもワシを小バカにす…いや、大バカにするなっちゃんがワシを心配してくれてるやん
こないな事態にこそ相手の心に潜む真意を見て取れるちゅーもんや!
コノなっちゃんの優しさに触れた瞬間、ワシの精神は辛うじて肉体的苦痛を上回った
ワシ→『なっちゃんなっちゃん! 電話するほど大袈裟ちゃうねん! カスリ傷やカスリ傷
』
なっちゃん
『はぁーーーーーっ!?
電話? 誰にぃーっ!?
オマエは(ワシね
)バカなのか
ちげぇーし

写メ撮ってママに送る的な
じっとしてろハゲ
』
じっとしてろハゲんぴゃっ
写メーーーっ
この局面でかっ
この
人の業とは思われへんなっちゃんの言動に触れた瞬間…ワシの肉体的苦痛は精神をゆうに8倍上回った
優しさサギや
そして…傷と心の痛みが治まった頃、帰宅した嫁が言うた!
嫁→『なっちゃん! 写メ、ブレてますけど
』
…
いの一番に言うコトがソレなのね
ワシへの心配りは?
なっちゃん→『ごめんごめん
カルく失敗的な!
カルく失敗的な!次はうまく撮るし
』
????
次?
そない何回も切ってたまるかっ
「次」はねぇっ



