大学3年の3月、初めて女房と旅行に行った。
大阪から夜行列車(日本海だったと思う)に乗り、金沢に向かった。
朝早くに金沢に着き、店が開くのを待ち、
朝食に食べたのが、甘エビの天丼。
甘エビは地元ではありふれた食材であったかもしれないが、
当時、姫路の方では流通していなかったエビで、
初めて味わう味覚で物凄く美味しく、
女房と「美味しいね」って言って食べた記憶が残っている。
金沢城の兼六園や香林坊をぶらぶらしたあと、
女房がアンアンかノンノンで調べておいた森八と言う和菓子屋へ。
そこで初めて「長生殿」に出合った。
当時は知らなかったが、日本三大銘菓の一つとの事。
上品で美味しい落雁である。
普段食べている白雪糕(はくせつこう)とは、雲泥の差である。
次に「長生殿」を口にしたのは10年後。
京都の会社へ転職し、社員旅行に行った時にお土産に買い求め、
帰宅して女房と1個づつ頂き、残しておいた。
次の日の夕食後、女房がお茶をいれたので、
「長生殿」を出してくれと頼むと、無いと言うのである。
理由を聞くと、当時2歳であった長女に女房がおやつとして与えたそうだ。
すると、長女のお気に召したのか、残りを全て平らげてしまったとの事。
娘が食べたのでは仕方がないが、もっと食べたかった思いが残った。
その後、北陸方面に旅行に行く度に、捜し求めて買って帰っている。
「長生殿」が食べたい!
<日本三大銘菓の一つ ㈱森八の長生殿>
