祇園祭の山鉾巡行は、明日の土曜である。
京都駅の改札口にも長刀鉾などの名前を書いた提灯が飾ってある。
土曜は休みであるが、見物客が多く芋を洗う様な状態になるので、
やはり見物に行くのは躊躇してしまう。
祭りといえばやはり夏祭りが想い出に残っている。
大学1年の時の夏である。
突然高校1年の時に少しの間付き合った女性から電話があり、
「盆踊りに連れて行って欲しい。」と言う。
彼女は、中学の同級生で、卒業と同時に付き合い始め、
3ヶ月程付き合ったが、高校が別だった事もあり疎遠になってしまった。
今は、下宿をして神戸の短大に通っているとの事。
電話があって出会うまで、どこの大学に通っているかも知らなかった。
待ち合わせ時間を決めて家の前まで迎えに行く。
彼女は、紺地に白い模様が入った浴衣に黄色の帯を締め巾着袋を手にしていた。
車で、他の街の地元で少し有名な盆踊りを見に行き、
ぶらぶら歩きながら綿菓子を食べたり、金魚すくいをして楽しい時間を過ごす。
家に送り届ける前に、静かな所に車を止めて、お互いの高校生活の事や、
大学生活について話をする。
昔好きだった事もあり、その頃の感情が蘇ってくる。
「キスしてもいい?」と聞くと、「いい」と言うのでシートを倒し抱きしめる。
着物の上から胸を触っていたが、それでは飽き足らず、
着物の中に手を入れようとすると、
「着物一人で着られへんから、知らんでぇ。」と言うが、拒む訳でもないので
少し強引に手を入れ乳房を触る。やわらかい乳房だった。
その後、着物の裾を開こうとすると、「あかん、軽蔑するでぇ。」と言われてしまう。
「軽蔑する」という言葉に白けてしまい、彼女の家の前まで送り届け別れた。
その後、彼女からの電話はないし、私も電話を掛けなかったのでそれっきりである。
『まつりばやし』
作詞/作曲/唄
中島みゆき
肩にまつわる 夏の終わりの 風の中
まつりばやしが 今年も近づいてくる
丁度 去年の いま頃 二人で 二階の
窓にもたれて まつりばやしを見ていたね
けれど 行列は 通り過ぎていったところで
後ろ姿しか 見えなくて 残念だった
あとで思えば あの時の 赤い山車は
私の すべてのまつりの 後ろ姿だった
もう 紅い花が 揺れても
今年よく似た 声をかき消す まつりの中
信じられない おまえの最後を知る
眠りはじめた おまえの窓の外
まつりばやしは 静かに あでやかに通り過ぎる
もう 紅い花が 揺れても
人は誰でも まつりの終わりを知る
まつりばやしに 入れなくなる時を知る
眠りつづける おまえよ 私のところへは
まつりばやしは 二度とは来ないような気がするよ
もう 紅い花が 揺れても
もう 紅い花が 揺れても
もう 紅い花が 揺れても