ビリー・ミリガン | 日々の戯言

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何となく続けている親父のブログ

先日TVでビリー・ミリガンのその後を放映していた。ビリー・ミリガンと言ってもご存知でない方もおられると思う。

1977年アメリカ、オハイオ州立大学校内での、3人の女性に対する連続強姦・強盗の容疑で逮捕・起訴されたが、
精神科医の調査で解離性同一性障害者(多重人格障害者)として有名になった人物である。


ビリーは、幼児期に義父による身体的虐待や性的虐待を受けたことが原因で、24人もの人格を持つようなった。

ビリーの中の24人の人格の内、比較的安全である場所ではイギリス上流階級の訛りのあるアーサーが、ビリーにとって危険である場所では、憎悪の管理者であるレイゲンが、残りのどの人格(女性の人格もいる)を表に出すかを決めるという。基本的人格のビリーは、起こすと自殺をする恐れがあるため眠ったままである。


ビリーの多重人格が意味するところは何なのであろうか?

義父による身体的・性的虐待から逃れるために、ビリーの中で一人づつ別の人格が形成されていった訳であるが、無から有は生まれない訳で、イギリス上流j階級の訛りなどは、ビリーが22歳(事件当時)の人生の中で、見聞きした経験が元になってビリーの脳の中で形作られたことになる。

ビリーの多重人格は特別としても、私を含め普通の人も外的ストレス或いは内的ストレスから逃避するために、自分の性格(人格)を少なからず変えているのではないかと思う。


自分に当てはめて考えると、記憶力が良かったので、幼児期に両親と一緒に寝ることが出来ないことが記憶として脳にインプットされ、そのことから母親に構って貰いたいとの思いが、反抗的な態度・行動に繋がったのかも知れない。

また、気の小ささを隠すためにゴルゴ13の様な人格にないたいと思い、ニヒルな自分を演じることで、自分自身意識せずとも、人前で喜怒哀楽を見せることが極端に少なくなったのではないかと思う。

仮定の話だが、反抗的な態度の件などは、もっと強い外的ストレスが私に付加されていたら、別の凶悪な人格が形成されていたのではと思う。

尚、別の人格とまでは言わないが、自分の中に凶悪で残忍な心があることは自覚している。



【書籍】

・ダニエル・キイス著 『24人のビリー・ミリガン』

・ダニエル・キイス著 『ビリー・ミリガンと23の棺』