私が神社の参拝に、はまり込んだ「記念すべき第1回参拝 その4」です。
熊野本宮大社は、現在の三社体制になって、首座にある神社です(総宮とも言います)。
熊野詣は、初日に熊野速玉大社、神倉神社にお参りして、本宮を目指してバスに乗りました。熊野交通のバスが1日往復10本ほど走っています。のどかな風景を走りながら、1時間弱掛かります。この時は、和歌山を前年に襲った台風の被害が多く見られました。
宿泊したホテル(川湯温泉)も、台風の被害で、大浴場が使用不可でした。
翌朝は、ホテルの従業員さんが、熊野古道を1時間ほど歩ける所まで、送迎してもらえたので、本当に助かりました。ありがとうございます。山の中にあるので、車がないとかなりキツいです。
熊野古道は、有名なところで、
田辺から熊野本宮に向かう中辺路(なかへち)、
田辺から海岸線沿いに那智・新宮へ向かう大辺路(おおへち)、
高野山から熊野本宮へ向かう小辺路(こへち)が、あります。
詳しくは、熊野本宮観光協会の熊野古道の解説をご覧下さい。
今回は、ほんのサワリとして、中辺路を歩きました。鬱蒼とした森の中を歩いたり、畑の中を歩いたり、なかなか面白い道です。1時間程度でしたが、気持ちの良い汗をかきました。
友人が、この熊野古道を何十回か歩いていて、「大斎原(おおゆのはら)の鳥居を見るとびっくりするよ!」と事前に言われていましたが、熊野古道の見晴台から実際に見たら、びっくりしました。とにかく、大きいのです。何日も歩いてきて、この大鳥居を見たら、喜びもひとしおでしょうね。
熊野本宮大社は、明治22年までは、現在の場所ではなく、大斎原にありました。本宮大社は熊野川・音無川・岩田川の合流点にある「大斎原(おおゆのはら)」と呼ばれる中洲にありました。そのため、お参りするときは、必ず川の水の中を通って、横切ることになっていました。身を祓い清めて、お参りするようになっていたのです。
明治22年8月に起こった水害が、社殿を飲み込み、社殿の多くが流されてしまいました。
そして残った4社が、現在の位置まで500mほど移動しました。
現在、この大斎原には、流されてしまった中四社・下四社をまつる石造の小祠が建てられています。また大鳥居(高さ約34m、幅約42m)が置かれています。
祭神は、
熊野では、「熊野権現」と呼ばれる「十二柱の神様」が祀られています。その中の特に重要な三柱は、三所権現と呼ばれ、熊野の信仰が始まった時から祀られていました。
家都美御子大神(ケツミミコノオオカミ) 素戔嗚尊 {家都美御子}
速玉之男神 (ハヤタマノオオカミ) 伊邪那岐大神{早玉}
熊野夫須美大神(クマノフスミノオオカミ)伊邪那美大神{結}
* 後の{ }は、昔の呼び方になります。
主祭神は、家都美御子大神(素戔嗚尊)です。
三山のうち、最も古いとされ、神武天皇の東征の時には、すでに鎮座しており、崇神天皇65年に社殿の創建があったと言われています。その当時は、熊野坐神社(くまのにますじんじゃ)と呼ばれていました。
入口から、158段の階段を登ります。
参道の途中に、祓戸大神を祀ってある神社があります。今は、川の中に入れませんので、こちらでお参りして、身を祓い清めましょう。
階段をのぼりきると社殿が見えます。
ここは、移設された上四社があります。
①証誠殿(本宮・第三殿) 家津美御子大神(素戔嗚尊)
②中御前(結宮・第二殿) 速玉大神
③西御前(結宮・第一殿) 夫須美大神
④東御前(若宮・第四殿) 天照大神
⑤満山社 結ひの神(八百萬の神)
本殿の配置は、(左)3、2、1、4(右)となっています。横に5があります。
お参りの順番は、1⇒2⇒3⇒4⇒5です。
(奥) 3、2、1、4 (手前)
境内には、八咫烏の幟が立っていますし、「八咫烏ポスト」があります。
熊野本宮大社から手紙を出すことが出来ます。社務所に声を掛けるとスタンプを押してもらえます。
お参りを済ませたら、今度は大斎原に移動します。
階段を降りて、国道を渡り、工場の横を歩いていくと、右に曲がるところに、産田社があります。ここは、「伊邪那美命」の荒御魂がお祀りされています。上社の夫須美大神の、荒魂です。
畑のなかを歩き、だんだん大鳥居に近づくと、あまりの巨大さに圧倒されます。
大鳥居をくぐってしばらく歩くと、かつて熊野本宮大社があった場所に、二基の石祠が建てられています。
左側に、流されてしまった中四社・下四社があり、御神霊8柱が祀られています。
右側に、境内摂末社の御神霊4柱が、お祀りされています(八咫烏神社、音無天神社、高倉下神社、海神社です)。
とても気持ちの良い場所なので、しばらくのんびりされると良いと思います。
天気が良かったので、気持ちの良い時間を過ごせました。
後ろ髪をひかれる思いでしたが、バスに乗って、新宮に戻ります。バス停の前に、和歌山県世界遺産センター・世界遺産熊野本宮館があります。時間があれば、もうちょっと中を見学したかった・・。
午後は、最後の1社、熊野那智大社を目指します。





