今日からGW後半がスタート。
時間もないので、
どうでもいい話を一つ…。
電車の吊革を掴まっていると、
突然クダラナイ事を思い出すことがある。
あの程よい揺れが、
遠い記憶を呼び覚ますのかもしれない。
今朝もそうだった。
最初は漠然とゴールデンウィークのことを考えていたのだ。
他愛もないことである。
「オレ、あと何回仕事に行けばいいんだっけ?」とか、
「オレがもしゴールデンウィークだったら、何をしようかな?」とか、そんな具合だ。
人間の脳内で繰り広げられる思考の連鎖というものは、つくづく不思議でオモシロイ。
そのうち私は、頭に“ゴールデン”が付く言葉を片っ端から並べ始めた。
あ、もちろん口には出してないし、
電車の窓に指でなぞって書いたりもしてない。(当たり前だ)
そしたら急にある言葉が浮かんだのである。
『ゴールデン・ハーフ』…
真面目な顔して吊革に掴まっているいい歳したオッサンの頭の中で、まさか今『ゴールデン・ハーフ』のことを考えているとは誰も知るよしもないだろうが、
私は急に恥ずかしくなった。
っていうか、そもそもこの車両の中に『ゴールデン・ハーフ』を知ってる人なんているのだろうか?
『ゴールデン・ハーフ』とは、
『ゴールデン・カレー 中辛』のことではない。
ゴールデン・ハーフは、1970年代前半に活動したメンバーの全員がハーフの女性アイドルグループである。名門の渡辺プロダクション所属。
1970年9月、スリー・キャッツの“黄色いさくらんぼ”をカバーしてデビュー。

今では当たり前のハーフタレントだが、
50年近く前の話だ。
確か、当時の私は小学校に上がったばかり。
外人を間近で見たこともなかった。
お茶の間で家族と一緒にテレビを視ている時に彼女らが出てくると、どこかよそよそしい空気が流れたような…。
何となく子供心にも、
見てはいけないものを見ているような
記憶がおぼろげにあるのだ。
スラリと伸びた長い手足…
ピタッとした露出度の高い服…
クネクネした踊り…
陽気で屈託のない明るく甘い歌声…
このまま見入ってしまうと、
鼻血を出すか、
立派な大人になれないような気がした。
ところで…
彼女らの曲は、そのほとんどがアメリカのオールディーズのカバーである。
もしや…
私の洋楽の原体験はビートルズではなく、
ゴールデン・ハーフだったのではないだろうか?
これは、日本のファッション&カルチャー史におけるエポックメイキングな話…
いやいや、私的などうでもいい話である。
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メンズビギ マルイシティ横浜店 GMより