この言い回し、古過ぎて私は好きだ。
ファッションも言葉も、
時代が一回転すると逆に新鮮なのだ。
゛周回遅れはトップランナー゛
今思い付いた私の名言である…。
さて、私は自他共に認める
スーパー大好き人間である。
同性同世代で、そんな人は見たことも
聞いたこともないから、
たぶん私は相当な変わり者なのだろう。
別に気にしてないが…。
じゃあ、スーパーの一体何が好きなのか?
いや、むしろ私が聞きたい。
スーパーの何が嫌いなのかを!
あ、誰も嫌いなんて言ってないか…。
私は買い物が大好きだ。
そして私にとって買い物とは、
何を買うかという以前に、
買う行為そのものが好きなのだ。
そういう意味でスーパーは、
買う行為に特化した、
とてもシステマティックな場所であり、
私にとっては夢のワンダーランドだ。
頼まれもしないのに一人で行くこともあるが、妻と一緒に行く時でも、
ショッピングカートを曳くのは
私の役目…というよりも私の権利である。

カートを手にした途端、
私のテンションは自然と上がる。
スーパーでは絶対に欠かせない小道具なのだ。
スーパーのいいところは、
私のような庶民でも
中国人富裕層のような爆買い体験が
出来るところだ。
よっぽどの高級食材でない限り、
持ち帰れる量を考えれば
その金額はたかが知れている。
でも、このレベルはまだ初心者である。
さらに、場数を踏んでいくと、
チラシを見なくとも食品の相場が
手に取るように分かってくるのだ。
さしずめ私は、
自称゛歩く消費者物価指数男 ゛である。
青果・精肉・鮮魚・加工品・飲料・惣菜・調味料・冷凍食品・日用品…
近所の各スーパーの特徴も把握すると、
使い分けることもできる。
このレベルまでくると、買い物はさらに楽しいアトラクションと化す。
さらに、条件や制約を加えることにより、
買い物は楽しいゲームと化す。
ところで…
どうして私はこんな男になってしまったのだろうか?
それは恐らく…
小さい頃、テレビに齧りついて見てた、
『がっちり買いまショウ』
が原因ではないだろうか。
知ってます? この番組。
知ってたらヤバいです、歳が…。
各チーム(夫婦)が、会場に置かれた値段の分からない品物の中から、決められた金額(10万・7万・5万)に合うように欲しい品物を取って買い物をするのだ。
制限時間は2分で、4点以上が条件。
合計金額が設定金額を1円でもオーバーするか、マイナス4千円を下回ると失格となり品物を没収されるのである。
司会の漫才師いとし・こいしの名ゼリフ、
「男は度胸、女は勘定、お手手出しても足出すな!」
「10万円、7万円、5万円、運命の分かれ道!」
これらは、今でも私の座右の銘…
というのはもちろんウソだが、
小さい頃から刷り込まれているのは確か。
やっぱりスーパーの買い物は、
楽しいゲームなのである。
この番組、またやればいいのに…。
さて、話は変わるが
買った物をレジ袋に詰める時、
なかなかレジ袋が開かないことって
ないだろうか?
特にこの時季は手が乾燥しているから、
イラッとさせられるはずだ。
そんな時、皆さんはどうしてます?
観察してると大抵の方は、
テーブルの上の濡れ布巾で指を湿らせて
開けているのを見かけるのだが…。

私は、誰が触ったか分からない
この布巾が苦手である。
先日妻が、テレビでいい方法をやっていたと言う。
それは、レジ袋中央の上の出っ張った部分にセロテープを貼るというやり方。

これなら簡単に開き、最後は両口をそのセロテープで留めることができる。

確かにいい方法ではある。
しかし…
私には昔から独自の方法がある。
それは…
今までの人生の中で起こった、
思いっきりイヤな事やアセった事を
思い出すのである。
(良い子はマネをしないでね!)
すると、あら不思議!
私の手は瞬時に汗ばみ、
簡単にレジ袋は開けられるのだ。
最近よくネタに使うのは、
年末に起きたトイレ詰まらせ事件である。
(知らない方はコチラとコチラの記事を)
心理セラピストの妻は、
このやり方に異を唱えるが、
セロテープ術を紹介してた番組の中で、
光浦靖子が私と同じテクニックを使ってたそうで、驚いたという。
スーパーの買い物は、
ただ楽しいだけではなく、
強靭な精神力を身につけることができるのである。
今回もスケールの小さい話で面目ない…。
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「Crosby,Stills,Nash&Young」
゛4 + 20 ゛
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メンズビギ マルイシティ横浜店 GMより
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