
お盆前だからしょうがないが、
あまりにも量が多く、
作業が追いつかないのである。

もちろん、うれしい悲鳴だけど…。
新しい商品を手にしたり、
目にする悦びは、お客様と同様
我々スタッフも一緒なのである。
ただし…
忙しいあまり、
個々の商品を紹介する余裕がない。
セール品もまだまだあるので、
この新作をより綺麗に魅力的に
店頭に陳列するには、
バランスも考えなければならず、
少々時間がかかるのだ。
もう少し、
゛Matte Kudasai゛
(待って下さい)
何でアルファベットなの?
と思われる方もいるだろう。
ふと、思い出したのである。
それは…
英国が誇る革新的ロックバンド!
「キング・クリムゾン」を!
(ちょっと強引だが…)
74年にリリースした『レッド』を残して解散したキング・クリムゾンが、
80年代に新たな布陣で復活を果たした。
そして81年にリリースされた、
その第一弾が『ディシプリン』だ。

゛Matte Kudasai゛という曲は、
このアルバムに収録されているのである。
作者でもある、
新たに加入した、
アメリカ人の変態ギタリスト、
エイドリアン・ブリュー。
タイトル名だけでなく、
サビの部分でも日本情緒たっぷりに
゛待って下さい~♪゛と、
しっとり日本語で歌い上げるのだ。
あのシリアスでスリリング、
緊張感の塊のような、
以前のクリムゾンでは考えられない曲だ。
賛否は別れるが、この人のおかげで、
ポップさとユーモアが加わったのは事実。
偏屈なロバート・フリップが、
よく認めたものだ。
当時私は、このアルバムが結構好きだった。ポリリズム(反復リズム)が、
意外とクセになるのだ。
一足先に出てた、トーキング・ヘッズの
『リメイン・イン・ライト』の、
アフリカンビートよりも、
こっちの方がひねくれている。
さすが、気難しい英国人のロバート・フリップとビル・ブルーフォードがいるだけのことはある。
陽気で変態のアメリカ人がいても、
やはりクリムゾンはクリムゾンなのである。
ところで、海外アーティストが日本語の
詞を歌ったケースで思い出すのは、
クイーンの『手をとりあって』や、
スティクスの『ミスターロボット』
などがあるが、
私が今まで一番グッときたのは、
スコーピオンズの『荒城の月』である。
日本の曲は逆輸入で聴くと、
なぜかカッコいい。
こんなこと、ドイツ人のロックバンドに教えられるなんて…
フルコーラスで聴くと、
感動的ですらあった。
興味のある方は、勝手に聴いて欲しい。
そう言えば…
今日の本題は一体何だったっけ?
あ、そうそう、
秋物の新作の話だった…。
「こじつけ話なんかする暇あったら、
きちんと紹介しろ!」
という声が聞こえてきそうである。
ごもっとも。
でも、やっぱりもう少し
゛ Matte Kudasai゛
メンズビギ マルイシティ横浜店 GMより
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