何となく気になっていたことがある。
それは、子供の頃から私のアイドルだった
洋楽のアーティスト達が、
そろそろ高齢を迎え、
次々とこの世を去っていくのではないか、
ということである。
そして、それがいよいよ現実になってきてしまった。
そう思ったきっかけは、
エリック・クラプトンがクリームの再結成に動き始めた辺りだ。
あんなに仲が悪かったのに…。
もう人生の時間が、あまり残されていないと悟ったのか、キャリアの総決算をし始めた。
あの時は、ジンジャー・ベイカーがそろそろって感じだったのに、2013年にジャック・ブルースが先に逝ってしまった。

2014年には、ルー・リード。

去年は、レミー・キルミスター、ナタリー・コール。そして私が好きなイエスの
クリス・スクワイアー。

そして今年に入ると、さらに訃報が続く。
デヴィッド・ボウイ、イーグルスのグレン・フライ、EW&Fのモーリス・ホワイト。そして先日は、EL&Pのキース・エマーソン。
また、ミュージシャンではないが、ビートルズの偉大なプロデューサー(まるで寛容な教師と不良生徒との信頼関係みたいな…)ジョージ・マーティンまで。
私の人間形成において、少なからず影響を受けている人達ばかりだけに、淋しい。
訃報ではなく、彼らの新譜情報だったら
どんなに嬉しかっただろう。
人間誰にでも命の限りはあるが、70歳前後というのは、私達日本人にとっては若すぎる死である。(ジョージ・マーティンは例外だけどね)
やはり、若い頃からの無茶な生活が祟ったのだろうか。
そう考えると、つくづくストーンズというのは化け物に見える。
キース・リチャーズなんか70年代にくたばってても、ちっとも不思議ではなかったのに、今でも平気な顔してソロアルバムをリリースしている。
死神でさえ近寄らないのだ。
全く有難い話だ❗

でも、悲しんでばかりいられない。
ポール・マッカートニーやボブ・ディランなどのロックレジェンド達が、
今も現役で私達に生きざまを見せてくれてるではないか❗
ジミー・ペイジよ❗
あなたも過去のリマスターやプロモーションばかりしてないで、元気なうちにギターを弾く姿をもう一度見せてくれ❗
そしていい加減、ニューアルバムを出してくれ❗
万一のことがあっても、新しい作品だけは残していってほしい。
デヴィッド・ボウイのように。
作品だけは永遠なのだ。
メンズビギ マルイシティ横浜店 GMより