あの東日本大震災から、今日で5年が経ちました。
地震が発生した午後2時45分に合わせ、お店でも黙祷がありました。
私は丁度接客中だったのですが、
試着中のお客様と、座って待ってたお連れ様も立ち上がって、一緒に黙祷を捧げました。
この日に合わせて、なにか書こうかとも思ったけど、私ごときが…やっぱりやめておこう。
でも、当時ひとつだけ強く思ったのは、
自分のやっている仕事の社会的使命についてだ。
私が思う洋服屋の社会的使命とは、
洋服の楽しさを伝えることだ。
洋服の持つ潜在的パワーは侮れない。
人の心をウキウキ、ワクワクさせ、
癒してもくれる不思議なモノ。
生活に張りや潤いをもたらしてくれる。
被災地や被災者に、
直接何かすることはできないけど、
日本中が沈み込んでいる時、
お店にわざわざ足を運んで来て下さった
目の前のお客様一人一人に、
そういう思いを伝えていくことが、
巡りめぐっていい方向に繋がっていくんじゃないかと、思ったものだ。
こういう思いは、時々忘れがちだけど、
私にとって 3.11は、自分の仕事を見つめ直す日でもある。
メンズビギ マルイシティ横浜店 GMより